ボーカロイドと始める生活   作:Sora00

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今回も思い付きで前回の続きを書きました。

温かい目で読んでくださると嬉しいです。


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「おはようございます!マスター」

朝早くから元気な声と共に目を覚ました。

昨日は路地で紲星あかりを拾って来たんだったなぁなんて回らない頭で考えながら伸びをする。

「おはよう。朝から元気だね」

「マスター!朝ご飯にしましょう!」

ニコニコしてるあかりには申し訳なくて言えないが、我が家には食べ物は無い。

買いに行かなきゃ米をおかずに米を食べることになる。

「米しかないからおかずになるもの一緒に買いに行こうか」

「あっ!それならマスターおにぎりにしましょう!」

「そうしようか。じゃぁまず先にごはん炊かなきゃね…」

重たいからだを起き上がらせながらあかりと台所に行く。

見ていて楽しいのだろうかニコニコ顔のあかりに見られながら米を研ぐ。

「ごはん炊けたらあかりがおにぎりにしてみる?」

正直な話おにぎりにするのがめんどくさいから、あかりに任せようかなって魂胆なのだが

「私に任せてください!美味しいおにぎりにしますね!」

「うん…楽しみにしてるね」

すこしだけ罪悪感が沸いた。米を研ぐだけならすぐだからあっという間に終り炊飯器にセットして

「あとはスイッチを押して待つだけだね」

後は30分くらい待つだけだけどどうやって過ごそうかな。

あかりはというと炊飯器を見つめながら、まだですかぁ~とか言っている。いくら炊飯器に話しかけても返事は返って来ないし、早くなるわけでもないのに…

ゲームでもして待とうかなって思いバトロワのFPSゲーム、AQEXを始めた。ゲームは良い感じに進み残り3部隊というときに不意をつかれて負けてしまった。

「痛っ!どっから出てきた!?」

「マスター!?どうしましたか!?おにぎりの襲撃ですか?」

急に不意をつかれて声にでたせいで、あかりが台所からばたばたと走って来た。

それにしてもまだ炊飯器に話しかけてたのか…てかおにぎりの襲撃ってなに?

「いや、ゲームしてて驚いて声が出ただけだよ」

「マスター私もゲームしたいです!」

「それじゃ、AQEXやってみる?」

「これってマスターと2人でできますか?2人でできるゲームがいいです!」

あかりともできる2人用ゲームはなんかあっただろうか…

考えた結果簡単なルールでできるレースゲームに決まり、あかりと2人でやることになった。

「マスター!くらえっ!緑甲羅アタック!」

「やったな!お返しの赤甲羅!」

「こ、こないでぇ赤甲羅さ~ん!」

なんだかんだで、2時間近くあかりと遊んだ。もうすでにご飯は炊けてるだろう。

 

「マスター、ゴール間近での赤甲羅はずるですよ…」

「ごめんて、ごはんは炊けてるからおにぎりはあかりに任せてもいい?俺は片付けとかしとくから」

ゴール間近で投げた赤甲羅について顔を膨らませながら文句を言っていた、あかりもおにぎりの話題にしたとたん顔を輝かせながら、おにぎり覚悟ぉ!なんて言いながら台所へ向かっていった。

 

片付けと言っても時間もかからないしすぐに終わりスマホでネットニュースを見ながら待っていた。

「マスター!できましたよ!」

持っていたスマホから目を離してあかりの方を見るとリンゴよりでかいおにぎりを持って来ていた。いやおにぎりってそんなに大きかった?俺の想像するおにぎりはみかんサイズだったのだが…

家庭によっておにぎりの大きさは違うだろうけど、リンゴよりでかいおにぎりの家庭は珍しいのではないだろうか?

「あ、あかり?一応聞くけど、おにぎりだよね?でかくない?」

「大きければその分沢山食べれますよ!マスター!」

夜の分もごはん炊いたつもりなのだが、この感じならもう炊飯器の中は綺麗に米一粒もないだろう。

沢山たべる君が好きって言葉もあるくらいだし悪い事ではないのだがこれから先食費が凄いことになることが覚悟を決めなければいけないなぁ

「よく噛んで食べるんだよ…」

「はーい!ママスター!」

「だれがママじゃい!」

 

ご飯を食べた後ネットでボーカロイド販売サイトを見ていると、ふと目に留まった。

「結月ゆかりかぁ」

昨日見ていた時より少しだけ安くなっているので、口にでてしまった。

贅沢な暮らしをしなければ手に届く値段ではあるけど、昨日あかりを拾ってきた俺には新しいボーカロイドを買うのはどうなのだろうかと心配になってしまうが、別にあかりが手がかかるわけでもないし、あかりにきいて大丈夫そうなら購入を考えてもいいのではないだろうか。

「新しく結月ゆかりが我が家にきたら楽しそうだなぁ」

「ゆかりさんがくるんですか!?」

独り言にあかりが反応して、あかりがテンション高らかに聞いてきた。

結月ゆかりを購入することについてどう思うかきいてみようかなぁ

「あかりは結月ゆかりを購入することは賛成なの?反対なら反対だって言ってくれてもいいんだよ?」

「賛成です!マスター歓迎会をしましょう!」

あかりはもうすでに結月ゆかりが来るって思っているなぁ…あかりも賛成なら購入しようかな。

歓迎会か、楽しそうだしよろこんでもらえるかな…

「わかった、購入しよう!歓迎会もやろうか」

ところで歓迎会ってなにをするんだ?ご馳走を用意すればいいのか?

「あかり、歓迎会ってなにする?」

「お肉食べましょう!あとお部屋の飾り付けしましょう!」

飾り付けするための材料は我が家には段ボールしかないが……段ボールは流石にダメだろうから買いに行くしかないだろう。

結月ゆかりの購入も今してしまおう。今購入していつ届くのか…

「あかり、ゆかりさん明日届くらしい…」

何も歓迎会の準備ができてないよ…

「マスターはやく準備に取り掛かりましょう!」

「まず、買い物行かなきゃね…」

 

歓迎会の準備のため飾り付けなど買いに家の近くのお店へ向かい店内で、あかりと話し合いながら時間をかけ無事に買うことができ我が家に帰り着いた。

「さて、帰ってきてすぐだけど今からできる準備はしちゃおうか」

「はい!私は飾り付けするのでマスターはご馳走をお願いします!」

ご馳走といっても料理は得意じゃないし凝ったものはつくれないし、明日から準備すれば間に合うから冷蔵庫にしまう作業だけしよう。あ、プリンでもつくろうかな…

「えっと、まずグラニュー糖を水に入れて中火で茶色になるまで煮詰めるんだったよな…」

昔作ったプリンを思い出しながらできたカラメルを耐熱容器に均等に入れながら、飾り付けをしてるあかりを見てみると頑張って作業していて少しだけ多めに作ろうかなって思いながら卵を手に取った。

「次はボウルに卵割って混ぜてグラニュー糖を加えて、鍋に牛乳入れて沸騰しないように温めたらこれをボウルのほうに少しずつ加えてその都度よく混ぜるんだったよなぁ」

あとは確かこしながら最初のカラメルを入れた耐熱容器に入れて鍋に布巾を敷いてそこに並べて容器の半分くらいまで水を入れて。

「それでふたをして中火で熱して湯気がでたら弱火にして20分くらい蒸して粗熱とって冷蔵庫に入れて冷やして完成だったよな…」

昔テレビでやってた簡単プリンの料理レシピはこんな感じだった気がするし

大丈夫だろう。

 

「マスター!何作ってたんですか?いい匂いですね!」

「プリンだよ。あとは冷やすだけだからひと段落着いたとこだよ」

「それならマスターも飾り付けしましょう!」

あかりが飾りつけしていた部屋もかなり進んでいてもう手を付けるようなところはないだろう。

「壁に飾る輪っかの作ればいいかな?」

「はい!お願いしますマスター」

あかりと折り紙を手に数時間飾り付けをした。

「良い感じなんじゃないかな?」

「そうですね!ゆかりさんが来るの楽しみですね!」

ふと窓の外時間を確認すると日が暮れてきていた。どうやらかなりの時間集中して作業していたらしい。今からご飯作るのもめんどくさいし外食にしようかな。

「あかり、夜ごはん外で食べない?」

「ハンバーグが食べたいです!」

うん。秒で食べたいもの出てきたよ。俺もハンバーグ食べたくなってきたなぁ…

「じゃ、ハンバーグ食べに行こうか」

 

「マスターハンバーグ屋さんここですか?」

我が家はオンボロだけど周りにお店があるのが便利なところだなぁなんて考えながらあかりと歩いてたらいつの間にか着いたらしい。

「お、着いたね」

「よ~し!沢山食べますよ~」

「ほどほどにお願いします…」

夕飯時だからだろうか、見た感じ家族での入店が多い気がする。その中で幸せそうな家族が目に映り。

「家族か…」

「マスター?なんか言いましたか?」

「ん?いやなんでもないよ。席は空いてるところに座っていいらしいから、あそこ座ろうか」

「…はい!ハンバーグ楽しみですね!」

メニュー表とにらめっこしながら何を食べるか迷ってるあかりを微笑ましく見ながら、俺はチーズインハンバーグにしようと決めて。

「マスター!私、デミグラスハンバーグにします!」

どうやらあかりも決まったらしいが、あのあかりが1つだけらしい。

珍しいこともあるんだなぁなんて思っていたら

「マスター!マスターのチーズインハンバーグ少しでいいので、一口ください!」

「うん。いいよ」

どうやら俺のチーズインハンバーグが食べたいらしい。その後注文した料理もきて俺のハンバーグも半分あげた。

「わーい!マスター半分もくれるんですか!?」

明日が楽しみだなんてことをあかりと話しながら、料理を完食し会計した。

あとは家に帰って明日に備えて寝るだけだ。

 

「マスター!明日が楽しみですね!おやすみなさい!!」

「そうだね楽しみだね。おやすみ」

むにゃむにゃともう食べれませんよぉだなんて寝言を言っているあかりの声をBGMに、明日我が家に結月ゆかりがくるのかぁと考えながら意識が薄れていくなかスマホに結月ゆかりに関するお知らせというメールが届くのを最後に俺は眠りについた。




読んでいただきありがとうございました。

毎回思い付きで書いてるので話の書き溜めがないので毎日投稿できるか不安ですが頑張りますので応援などよろしくお願いします。
感想、誤字報告あると嬉しいです。
モチベーションへつながります。

余談ですが、なにがとは言いませんが紲星あかりのでかいと思うのは俺だけではないと思いながらこの話は書きました。
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