ダンガンロンパ F Helcome to Deathpair 作:GMの神埼さん
ある建物の一室にて…それは教室だろうか。そこに生徒の姿はなく、部屋の中央には一人の男性が目隠しをされた状態で椅子に縛られ
「!!!」
そのぬいぐるみは中央を境に色が別れており、白と黒のツートーンカラーをしていた。黒なのか白なのかはわからないその中間のようなそのクマのぬいぐるみは、白い右半身には黒い目がありいかにも愛らしい無垢な笑顔を、そして黒い左半身には…湾曲している赤い目がギョロリと邪悪な笑みを浮かべていた…
「!!!」
ぬいぐるみが大きく手を振り上げ、自身の目の前のスイッチのようなものを押す。そうすると、叫ぶ男をよそに機械の駆動音とともに謎の機械が男を閉じ込めたのである。次の瞬間、機械の左右からブースターのようなものが生える。それはさながらロケットのようだった。
突如ブースターから激しく炎が上がりロケットのようなものはカタカタと音を鳴らしながら勢い良く上昇する。それは回転しながら天井を何枚も何枚も突き破る。そして天井を越え、雲を越え、大気圏すら越え、宇宙空間にまでそれは到達する…しかし異変が起こる。突然とそこでブースターは停止してしまったのである。こうなってしまえばあとは落ちるだけである。地球の引力に従いロケットは来た道を戻るかのように落下する。だが
ただ男と思われる人骨だけが残されていた
ぬいぐるみはニヤニヤと怪しく笑う…
「私立 希望ヶ峰学園」それは、あらゆる分野の超一流の高校生を集め、育て上げることを目標として設立された政府公認の超特権的な学園…この学園を卒業すれば人生において成功したも同然…とまで言われている。何百年という歴史を持ち、各界に優秀な人材を送り続けている伝統の学園でもある。国の将来を担う“希望”に相応しいまさに希望の学園…と言えるだろう。
そしてこれから始まるのは、その生徒達の希望…そして絶望の物語である