仮面ライダーワイズマンへと変身したハンドレッドの一員であるフミヅキ。
その仮面の下で、何を企んでいるのか分からずにいた。
だが、奴は既にその手にある指輪を、腰にあるドライバーに翳した。
『エクスプロージョン!ナウ!』
ワイズマンのドライバーから鳴り響いた音声と共に、その魔法の内容を知っている俺は、瞬時にライドブッカーから別のカードを取り出した。
それと共に、ネオディケイドライバーに装填する。
『ATTACKRIDE GUARD VENT!』
鳴り響いた音声と共に、俺の手元には、竜の腹部を模した盾であるドラグシールドが、二つ現れる。
俺は悪魔憑きのガキを抱えると共に、そのまま構える。
「ぐっ」
同時に部屋を満たしたのは光。
周囲を全てを巻き込む程の爆音が、襲い掛かる。
ワイズマンの放つエクスプロージョンの魔法による爆発の威力は凄まじい。
「あはははぁ!やっぱり、爆発はこう派手じゃないと!!」
狂ったような笑い声。
それが、ワイズマンから聞こえる。
この廃墟が壊れても構わないと言わんばかりに。
ワイズマンは次々とエクスプロージョンを放っていく。
この場において、龍騎だからこそ出来る脱出方法である、ミラーワールドへと逃げ込む事は出来ない。
俺だけならば出来るが、この悪魔憑きのガキを置いていく事になる。
それは。
「やらせないよなぁ!!」
『ATTACKRIDE SWORD VENT』
その音声と共に、俺は龍騎の剣であるドラグセイバーを召喚して、そのまま投げる。
「なっ!」
爆煙の中で、突然迫るドラグセイバー。
それには、さすがにワイズマンは驚きを隠せなかった。
だが、奴は武器を召喚せず、わざわざエクスプロージョンでドラグセイバーを消した。
「なるほど、ガキ、少しだけ待っていろ」
俺はそのままドラグシールドを、悪魔憑きのガキに被せると共に走り出す。
走り出し真っ直ぐと、そのままワイズマンに迫る。
「くっ、そこかっ」
俺の存在に気づいたワイズマンは、すぐさまにエクスプロージョンを放つ。
しかし、俺は即座にカードを引き抜き、発動させる。
そうして現れたのは一枚のカード。
そのカードを、そのままネオディケイドライバーに装填した。
『KAMEN RIDE』
鳴り響いた音声。
そのまま、俺は両手で頭を防御しながら、ワイズマンに迫る。
龍騎の高い防御力により、エクスプロージョンの攻撃を正面から受け止める事が出来る。
それでも、いずれ限界を迎える。
だが。
「そんなので、何が出来るんだ!」「ガキを気にせずに戦える場所へ蹴り飛ばすんだよ!!」
『WIZARD!ヒー!ヒー!ヒーヒーヒィー!!』
それと共に、俺の前に赤い魔方陣が現れる。
魔方陣は、ワイズマンが放ったエクスプロージョンの爆発を吸収する。
そして、俺はそのまま魔方陣を潜ると共に、ウィザードへと変身する。
ウィザードへと変身したその瞬間だけ、ワイズマンのエクスプロージョンを無効化出来る。故に。
「はぁぁ!」「ぐっ」
俺はワイズマンを蹴り飛ばす。
既に廃墟の壁はなく、外へと蹴り飛ばされるワイズマン。
俺もまた外へと飛び出すと共に、そのままワイズマンに構える。
「ぐっ、ウィザードか!」
「あぁ、その通りだ。だから、ここからがショータイムだ」
その一言と共に、俺は真っ直ぐとワイズマンに宣言する。