リバイとバイスへと変身すると共に、眼前にいる二人のライダーに対して、俺は冷や汗を出す。
デュランダルとサーベラ。
その二人のライダーの能力は、はっきりと言えば厄介だ。
「破壊者ディケイド、まさかこうして出会えるとはな」「それよりも、変身しないのか、セイバーに!」
そう、二人は同時に喋りながら、俺達に向けて、攻撃を仕掛ける。
瞬時に手に持った各々の武器で、それに対抗しながらも。
「変身したら、二人で一気に襲い掛かるだろ」「お前らの能力を相手に、一人は面倒なんだよ!」
そうしながらも、俺達は二人の手元を見る。
サーベラの能力は、その身体を煙に変える事。
サーベラ自身も煙と化すことで高速移動やすり抜けが出来る
デュランダルの能力。
それは一言で言えば、時間を削る。
その削られた時間の中を、デュランダルは自由に動く事が出来る。
削られた時間は、時国剣界時を持つ者以外は認識する事が出来ない。
それは、かなり厄介な能力である。
それらは、攻撃は勿論、防御に使われれば、その能力はかなり厄介になるのが分かる。
「そんなに能力に警戒していては」「俺達には勝てないぞ」
そう、奴らは、その能力をまさしく使おうとした。
だが。
「能力は厄介だけど、対策は出来るんだよ!」『FOAMRIDE VolcanoREX!バーストアップ!オニアツーイ!バリヤバーイ!ゴンスゴーイ!パネェツヨイ!リバイス!We are!リバイス!』
それに合わせて、俺もまた変身する。
俺の身体は、炎を、氷を纏う。
リバイ・ボルケーノレックスゲノムとバイス・バリッドレックスゲノムへと変身を完了する。
それと同時だった。
バイスの方に変身している俺は、瞬時に周囲を凍らせる。
それは、アレクシアとナツメ先生を守るような、巨大な氷の壁に。
「それは一体何っ」「きゃぁぁ!」
その瞬間。
眼前では、吹き飛ばされたデュランダルとサーベラ。
後ろには、砕け散った氷の壁を見る限り。
「一体っ何がっ」「お前達っ」
何が起きたのか分からない様子のサーベラ。
しかし、デュランダルは何が行われたのか分かった様子だった。
「時を削り取ったせいで、そっちのサーベラは分からなかったようだな。けれど」
「俺達が行ったのは簡単な事、互いの力をぶつけ、熱風を起こした」
炎と氷。
二つの力が合わさった事によって出来た爆発。
それは、俺達自身にはダメージはなく、後ろにいた二人の元には、氷の壁で防いでいる。
そして、それらのダメージは、例え煙になっていたとしても、熱風によってサーベラは吹き飛ばされる。
そして、時を削る能力と言っても、その能力は何時までも保てる訳ではなく、時を削っている間は、攻撃を行えない。
故に、解除すれば、同時にデュランダルもまた吹き飛ばされる。
「だが、まだ負けていません!」「あぁ、私達はっ」
サーベラは、そう言い立ち上がる。
それは、デュランダルも同じだった。
しかし、そこで予想外の変化が起きていたことに気付く。
それは、デュランダルの手には、聖剣がない事に。
「どこだっ、どこにっ!」
そう、探す最中、俺はそれを見つけた。
同時に。
「へぇ、面白い事になっているじゃないか」
そうしながらも、弾け飛んだ時国剣界時。
まるで、奴の事を拒絶するように。
そのワンダーライドブックごと向かった先。
そんな時国剣界時が突き刺さったのは。
「えっ」
アレクシアの前。
それはまるで、エクスカリバーが突き刺さり、王を待つように。