「なっ、バカな!あれはあくまでも複製のはずっ」
「さぁな、けど、仮面ライダーの力を真似た結果、その変身アイテムにも意思があるだろうな。特に聖剣はその持ち主を選ぶ」
今、この場において、それが証明された。
「・・シャドウもまた、仮面ライダーになっているのね」
「あぁ、だが、同じ様になれるとは限らないぞ」
「なら、やってやろうじゃないの」
その言葉と共に、アレクシアは、その手に時国剣界時を掴む。
その瞬間、まるで、これまでが偽りだったのを、吹き飛ばすように。
刀身の輝きは強くなる。
そして。
『オーシャンヒストリー』
そう、まるで、彼女自身も、その変身方法を知るように。
その手にあるオーシャンヒストリーを、そのまま時国剣界時に装填する。
それは、時国剣界時の刀身が別れる。
『界時逆回!』
「変身」『時は、時は、時は時は時は時は!我なり! オーシャンヒストリー!』
それと共に、本来とは違う変身方法をあえて、行った。
本来ならば、槍にする事が正しい変身方法だった。
しかし、彼女は。
それを剣にして、構える。
それと共に、アレクシアの、その身体は海を纏う。
それにより、彼女は変身した。
「貴様っ」
「そうね、ディケイドが言っていたこの名を名乗らせて貰うわ。仮面ライダーデュランダル。あなたは、私を怒らせたわね」
そう、デュランダルに変身すると共に。
「お兄様のっ剣を返せ!!」『狼煙霧虫!』
鳴り響く音声。
それと共に、サーベラは、再び煙へと変わる。
だが、デュランダルは、その場で動かない。
それは、まさしく基本の構え。
真っ直ぐと、サーベラを見ながら、決して、狙いを外さないように。
「・・・」
迫るサーベラからの攻撃に対して、その手を、突きの構えを取る。
そして、その刀身に手を取る。
『界時抹消!』
鳴り響く音声。
そして、その後の出来事は、俺には見えなかった。
しかし。
『再界時!』「なっ!」
正面から、サーベラの攻撃を受け止めているデュランダルの姿が見える。
本来ならば、避けての不意打ちで最もデュランダルの力が発揮される。
だが、彼女は、それをあえて、防御する形で使った。
時を削り取る事で、敵の動きを正確に読み取り、迫る攻撃に最適な防御の構え。
そして、時を動き出した瞬間。
「はぁ!」『必殺時刻!オーシャン一刻斬り!』
真っ直ぐと、その手に持った時国剣界時で、斬り裂く。
その一撃は、そのまま、眼前にいるサーベラの胴体を斬り。
「そんなぁ」
それと共に爆散する。
「貴様ぁ!よくもぉ!」
それと共に、先程までデュランダルに変身していた奴は、その手には別のワンダーライドブックを持っていた。
だが、それは。
『天邪鬼』
それを使い、その姿は、天邪鬼メギドへと変わった。
「そいつは」
「これが俺達の本来の姿だ!だが、関係ない!これで、仇を取る!」
「全く、こっちはさっきのでかなり疲れたのにっ」
そうしながらも、アレクシアはすぐに戦おうとした。
けれど。
「無理するな、時を削る能力は相当な負荷がある」
「だけど」
「後は俺が」
そう言おうとした時。
「これも、運命でしょうか」『昆虫大百科』
「っ」
聞こえた音声。
それは、暗闇の奥から。
現れたのは、探していたローズ。
そして、その手には、おそらくは先程、サーベラが使っていた聖剣である煙叡剣狼煙。
「ローズ先輩っ」
「・・・変身」『狼煙開戦!FLYING! SMOG! STING! STEAM! 昆虫CHU大百科!』
そう、彼女の姿が変わる。
新たな、サーベラへと。