俺が合流する少し前の事。
目的の場所に向かう途中だった。
「よっツカサ」「うわっと、ゼータか」
その道中で、待ち伏せしていたようにゼータがいた。
俺の前に現れた事をまるで予想していたようで、その手には何かを持っており、それを投げた。
「うわっと、これは」
「スライムスーツ。私達が使っているのと同じような物だよ。ツカサは仮面ライダーの正体がばれたくないと思ってね」
「おっと」
それと共に、スライムスーツが身体に引っ付く。
スライムスーツは、俺の魔力を使って、その身体を形成する。
それと共に、近くの鏡を見ると。
「・・・マジか」「んっ」
そこに映っていたのは、門矢士そのもの。
子供のような俺が成長した姿が、そこにいた。
「ある意味正しいからな、ありがとうゼータ」
「別に良いよ」
そうして、俺は奴らの元へと向かう。
そこでは、既にローズがドエムと対峙していた。
ドエムはポセイドンに変身しており、近くにいるのは王だろう。
だが、見る限りでは、ヤミーの包帯に時折見えるノイズ。
それを見て理解したが、まさか。
「本当に面倒な事をするな」
そうして、俺は眼前の状況を確認した。
「ディケイド、確かにお前は厄介だ!だが、この王の前では無意味だ!」
「それは、人質としての意味か、けどな」
俺は、そう言いながら、ケータッチ21を取り出す。
そして、複数あるカードから一枚、そのまま装填し、ボタンを押す。
「何を」
『W OOO FOURZE WIZARD GAIM DRIVE GHOST EX-AID BUILD FINAL KAMENRIDE DECADE!』
疑問に思う奴らを余所に、俺はそのまま操作を行い、ケータッチ21の起動を確認すると、ネオディケイドライバーに装填した。
それによって、俺は新たな姿へと変わる。
これまでのコンプリートフォームとは異なり、肩にヒストリーオーメントが装着される。
「その姿はっ、だが、関係ない!やれっウシミツ!」
それと共に一斉に襲い掛かってきたのは、風魔。
そして、風魔に連れられるように次々と忍者プレイヤーが現れる。
「バグスターウイルスはその根源となるバグスターを倒す事によって、治療する事が出来る。この場合だと、風魔。お前を倒せば治療は出来る」『DRIVE!KAMENRIDE TYPE TRIDORON!』
鳴り響く音声。
それと共に、俺の横に現れたドライブの最強の姿であるタイプトライドロン。
俺は、ドライブを動かすように動作する。
『ドリームベガス・ディメンションキャブ・アメイジングサーカス!タイヤ!カキマゼール!アメリカンドリーム』
鳴り響く音声と共に、ドライブの頭上から出てきたのは、溢れ出る程のコイン。
それが迫り来る忍者プレイヤー達を吹き飛ばす。
「なっ!」『FINAL ATTACK RIDE D D D DRIVE』『ヒッサーツ!フルスロットル!』
それと共にドライブは、手に持ったトレーラー砲を。
俺はライドブッカーを構えて、そのまま引き金を引く。
俺達から放たれたレーザーは、そのまま忍者プレイヤーと風魔を瞬く間に消し去る。
「一瞬でっ、はっ!」
同時に、感染源がなくなった事で、ノイズが僅かに消えたのが見えた。
それを見ると共に、俺はドライブを解除させ、別のマークを押す。
『W!KAMENRIDE EXTREME!』
同時に、Wの最終形態であるエクストリームを召喚する。
『FINAL ATTACK RIDE W W W W』『サイクロン!ジョーカー!メタル!トリガー!』
それと共に、納刀状態のプリズムビッカーに4つのガイアメモリを挿入し、同時発動したマキシマムドライブのエネルギーを引き抜いたプリズムソードに纏わせる。
俺もまた、それと共にライドブッカーを手に取り、そのまま王の下へと向かう。
「なっ何を!」「はぁ!」
そのまま、俺は王を真っ直ぐに斬る。
その胴体は、奴によって形成されたメダルの怪物であるヤミーによって支配されていた。
だが、ヤミーが斬り裂かれた事によって、中にいた王の姿が見えた。
「早くしろ!」「はいっ!」
それが一体何なのか気づいたローズは、そのまま中にいた王の手を取る。
すぐにその場から離脱した後、残ったヤミーに対して、俺とWはトドメの一撃を放ち、爆発させる。
「お前は、一体」
「最初に言ったはずだ、俺は通りすがりの仮面ライダーだと」
今回登場したオリジナルのコンプリートフォームに関して、簡単なイメージとしては、コンプリートフォーム21の肩パーツであり、胴体はディケイド素体、頭はディケイドコンプリートフォームとなっていまう。
コンプリートフォーム21の進化途中のような形態を意識し、書かせて貰いました。