「ディケイドっ、貴様のせいでっ私の計画は全て無茶苦茶だ!」
「どうせ下らない計画だったんだろう。何よりも俺は破壊者だから、お前のような下らない計画は破壊するだけだ」
眼前にいる怒りに震える奴の言葉に俺は呆れながらも応える。
すると、その言葉に対して。
「だが、既に目撃者がいない以上!お前達をここで殺せば残るは私の証言!それで王国を支配するには十分だぁ!!」
その叫びと共にドエムは、その手にはポセイドンの武器であるディーペストハープーンを構え、襲い掛かる。
それを見たローズは、すぐに構えたが、俺は前に手を伸ばし、止める。
「えっ」
「ここは俺がやる」
「ですが、相手は仮面ライダーである以上」
「お前には、お前の父親を守る使命があるだろ」
その一言と共に、俺は手に持ったライドブッカーで、そのままゆっくりとドエムに歩いて行く。
ドエムは、俺の態度が気に入らない様子なのか、大振りにディーペストハープーンを振るう。
ディーペストハープーンの刃先は青く光ると共に、周囲を巻き込みながら攻撃を行う。
しかし。
「そんな攻撃で倒せるかよ」『ATTACKRIDESLASH』
瞬時に発動させた力と共に、ライドブッカーの刃がマゼンダ色に輝く。
その刃を振るえば、分身し、ドエムの青い斬撃を軽々と斬り裂く。
「なっ」「よっと」
それに動揺しているドエムに向けて、俺はライドブッカーで次々と斬撃を放つ。
ドエム自身もある程度の武術の心得がある様子で、すぐに構えた。
だが。
「この攻撃が理解出来るか」
「なっがぁぁ!?」
分身する刀身による攻撃。
それは普通の武人でも対応が難しい攻撃を、前線で戦う事がなかったドエムが受けきる事は出来ない。
「ぐっ、私は負けない!負けてたまるかぁぁぁ!!」
だが、ドエムの。
その欲望が、ポセイドンの力を暴走を始める。
欲望を力の源にするコアメダル。
それを使って、変身するポセイドンだからこその暴走。
このまま止めない訳にはいかない。
「さっさと決めるか」『BUILD!KAMENRIDE GENIUS!』
鳴り響く音声と共に、俺の横に現れたのはその身体にはまるで虹を思わせる60色のボトルを装着した子供の想像する科学。
それを象徴した戦士、仮面ライダービルドジーニアスフォームが現れる。
ビルドが横に現れると共に、瞬時にカードを装填する。
『FINAL ATTACK RIDE BUI BUI BUI BUILD』『ワンサイド!逆サイド!オールサイド!』
鳴り響く音声で、眼前にいるポセイドンは既に暴走するように身体が膨れ上がっていた。
しかし、その膨れ上がったポセイドンに虹色のグラフが挟み込む。
挟み込んだグラフは、ポセイドンの身体を無理矢理押さえ込んだ。
そんなポセイドンに向かって、俺とビルドが跳び上がると共にグラフに乗り。
『ジーニアスフィニッシュ!』
それと共に、真っ直ぐと俺とビルドが放ったライダーキック。
それが、ポセイドンの身体を貫く。
「そっそれはぁぁ!?」
その言葉と共に、ポセイドンが蹴り飛ばされ、そのまま爆発する。
それは戦いの決着となった。