悪魔と呼ばれ慣れて   作:ボルメテウスさん

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天才の救済

ポセイドンに変身したドエムをを倒したが、

その膨大な数のセルメダルによる身体によって、奴は死を免れたようだ。

 

「ぐっ、おのれディケイド!」

 

そのまま地面に倒れているドエムは、俺を睨む。

戦いの決着がついた事もあり、俺は奴には用はない。

そのまま向かうべきは。

 

「さて、こちらの仕事はここからだからな」

「何を言うかと思えば、仕事だと」

 

俺の言葉が理解出来ていない様子でドエムは呟く。

しかし、俺はゆっくりと歩く。

向かった先は、ローズの隣にいるオリアナ国王。

 

「ディケイド、一体」

「言っただろ、ここからが俺の仕事だって」

 

そう呟きながら、俺はそのままオリアナ国王に触れる。

その動作を、隣に立つビルドジーニアスもまた行う。

意識を集中させると共にビルドジーニアスの身体は七色に光る。

その光景に、周囲の人々は驚きを隠せない様子で見つめており。

 

「これは一体」

 

何が起きているのか分からずに困惑する彼らを他所に、ビルドジーニアスの力は確かにあった。

 

「んっ」

「おっお父様!」

 

ビルドは、その役目を果たしたように消えると同時に、オリアナ国王はゆっくりと起き上がる。

 

「私は一体」

 

それは、彼自身が驚いている様子だった。

 

「意識がはっきりとする。それに記憶も」

 

その出来事に対して。

 

「馬鹿な、一体っ何が起きているんだ」

「ビルドの力だ」

「なに」

 

その言葉に疑問に思ったドエムに、そのまま答える。

 

「仮面ライダービルドのジーニアスフォームは、まさしく無尽蔵と言える力を持つ。その力の一つには、人体に悪影響を及ぼす存在の力を中和する事が出来る。

今、その力でオリアナ国王の中にあった毒を中和させた」

 

その言葉を聞いたドエムは、信じられないような物を見たように眼を見開く。

 

「そんな、あり得ない。そんな事が」

「あり得るさ、仮面ライダーにはな」

 

そう呟きながらも、俺は仕事を終えて、立ち上がる。

 

「それじゃ、俺はここで失礼する。悪いなブジン祭を無茶苦茶にして」

「…いえ、あなたのおかげで救われました。この礼は」

 

そう呟くが。

 

「ビルドが言っていた」

「えっ?」

 

同時に俺は、未だに自分の中にある教えを言う。

 

「見返りを期待したら、それは正義とは言えない。正義の味方だと俺自身は思わないが、彼の力を借りている以上はこれを守るつもりだ」

 

それと共に、俺は眼前にオーロラカーテンを出す。

そのままオーロラカーテンの中へとゆっくりと入っていく。

 

「さて、帰ったら、どう言い訳しようか」

 

しかし、その中で俺はブジン祭を途中で抜け出した事を上司にどう伝えるのか、頭を抱える事になった。

頭を抱える事になった。

 

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