紅の塔の内部で、変身を果たしたデルタとゼータ。
その戦いの始まりを告げたのは、オルトロスバルカンに変身したデルタからだった。
その両腕には四枚刃の爪を装着しており、加速と共に、真っ直ぐとディエンドに向かって振り下ろす。
「おっと」
デルタによる一撃をディエンドはその場で避ける事には成功した。
しかし、彼女はそれだけで攻撃を止めなかった。
まるで止まる事を知らないように。
次々とディエンドに向けて、斬撃を放っていく。
その斬撃は、周囲にあった机や椅子、壁などを破壊していく。
まるで、周りにあった物など関係ないと言わんばかりに。
その攻撃は、まさに彼女が言っていた通りの意味合いだ。
「へぇー……なかなかやるじゃないか」
「……っ」
「でも、まだ甘いよ」
デルタの猛攻を避け続けたディエンドは、そう言って彼女の攻撃を回避し続ける。
ディエンドライバーの銃口を真っ直ぐとデルタに向けた。
「喰らえ!」
デルタの攻撃を回避しながら、ディエンドライバーで銃撃を行う。
その銃撃を受けたデルタに直撃する。
しかし、それでもデルタは怯む様子もなく特攻してくる。
その様子にディエンドは厄介だと感じた。
「君……なかなかしつこいね」
「……っ」
デルタの猛攻に辟易しながらも、ディエンドは相手の攻撃を躱す。
その間に距離を取ると、再びディエンドライバーを構えて銃撃する。
その攻撃はデルタの左肩に命中し、彼女は動きを止めた。
だが、すぐに彼女は攻撃を再開する。
ディエンドは銃撃を続けていたが、全く効果は見られない。
それどころか、デルタの攻撃はさらに勢いを増しているようだ。
「そっちばかりに集中していて、良いのかな?」
「っ」
「何っ!?」
ディエンドがデルタと戦っている最中、ゼータは別の手段で彼を攻撃しようと画策していた。
それは音によるエレメント攻撃だ。
フィーバービートフォームに変身しているゼータは、ビートアックスで演奏する。
それによって、ディエンドに襲い掛かるのは、炎、氷、雷。
まるで魔法を操るように次々と攻撃を放つ。
変幻自在の攻撃は、ディエンドの行動を封じ込める為の攻撃だ。
デルタとゼータの両方からの攻撃に翻弄されるディエンド。
しかし、その攻撃はディエンドにとって予想外のものだった。
「へぇ……なかなか面白い事をしてくれるじゃないか」
ディエンドはゼータの攻撃を回避しつつ、彼女を狙ってディエンドライバーを撃つ。
だが、フィーバービートの防御力を考慮していなかったためか、その銃撃は全て防がれてしまう。
ディエンドは舌打ちをしながら、さらにディエンドライバーで撃つ。
しかし、それでもゼータは平然としている。
「「ここで殺す!」」
そう、2人の言葉が揃う。
だが。
「そうは言うけどね。僕はまだお宝探しを続けなきゃいけないからね」『KAMENRIDE!METEOR!KAMENRIDE!BEAST!』
同時に、既にその引き金を引いていた。
それに合わせて、2人の前に立ちはだかったのは、仮面ライダーはメテオとビースト。
「なっ」「こいつっ邪魔です!」
「それじゃ、ごゆっくり」『ATTACKRIDE!invisible』
それと共にディエンドは、その場からすぐに消えた。