悪魔と呼ばれ慣れて   作:ボルメテウスさん

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首謀者の最期

「ついにこの瞬間が来たか……」

 

その言葉と共に、今回の事件の首謀者であるクリムゾンは笑みを浮かべていた。

 

ツカサと海東が戦っていた事に関しても知っていたが、クリムゾンからしたら、その騒ぎもまたこれから復活する存在を前にすぐにいなくなる下等な生命体。

 

そう考えていた。

 

それと共に、部屋の中央に鎮座する大きな棺に手をかけ、ゆっくりとその蓋を開ける。

 

そして、棺の中身が現れた。

 

そこにいたのは、既に骨しか残っていない死体。

 

そこに残されていた死体の名は、エリザベート。

 

「血の女王」の異名を持つ吸血鬼の始祖であり、クリムゾンの謀略で暴走を起こし3日間で3つの国が壊滅的な被害を出した存在。

 

だが、彼女自身は共存を望んでおり、自らを止める為自分の心臓を刺したが失敗して仮死状態になった。

 

だが、そんなエリザベートを、クリムゾンは再び復活させようとしていた。

 

そう、手に持つエリザベートの心臓を、眼前にある死体に埋め込む。

 

その心臓こそが、今回の、海東が狙っていたお宝でもあった。

 

「さぁ、復活をっ」

 

そう呟いた時、クリムゾンの横から現れたのは巨大な穴。

 

その穴が一体何なのか、分からなかった。

 

だが、次の瞬間、その穴から現れたのは、ツカサとフォーゼ。

 

二人は現れた瞬間。

 

「なんだ、貴様らは!」

 

クリムゾンは叫びながら、既に攻撃を行おうとした。

 

だが。

 

「なるほど、お前が今回の事件の首謀者か、だったら」『FINAL ATTACK RIDE FO FO FO FOURZE』『LIMIT BREAK!』

 

ツカサの行動を行っていた。

 

ツカサの動きに合わせるように、フォーゼはその手に持つ剣、バリズンソード。

 

それをクリムゾンにバリズンソードを突き立てて、クリムゾンもろとも宇宙空間にワープドライブする。

 

「なぁ!?」

 

突然の出来事。

 

それに動揺していると共に、クリムゾンが最初に襲い掛かったのは、呼吸が出来ない事。

 

周囲に見える輝きが何なのか。

 

そこがどこか分からないクリムゾン。

 

だが、次に襲い掛かったのは、身体が凍りながら、燃えるような熱さ。

 

その二つが同時に襲った。

 

そして、それが一体何なのか、理解した。

 

「たぁいようだとぉ」

 

そこには、彼の天敵であるはずの太陽があった。

 

困惑の最中、クリムゾンの身体を燃やすのは太陽の光。

 

それと共にクリムゾン自身は知らないが、その場所が彼を凍らせている原因でもあった。

 

クリムゾンがいる場所、そこは宇宙。

 

宇宙を知らない彼にとって、その場所は地獄と勘違いしても可笑しくない場所だった。

 

そして。

 

「ライダー超銀河フィニッシュ」

 

冷淡な声。

 

そして、クリムゾンが最期に見たのは、皮肉にも。

 

「ぅっくしぃ」

 

クリムゾンが、これまで見た事のない地球の姿。

 

その青い姿を見ながら、彼の人生は終わりを告げた。

 

それを見届けた後、ツカサはすぐに戻る事にした。

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