月旦の動きを知る為にまず俺は少しでも手掛かりを探す事。
そこで、ユキメに渡された月旦の手掛かりとなる物。
それを元に探す事になったのだが。
「デルタ、本当に手伝ってくれるのか?」
「うん!ボスと一緒に狩りが出来るのは嬉しいから!」
俺が月旦を探しているのを聞いたのか、それともただの偶然か、デルタも来ていた。
ただ、デルタの言う通り狩りという事もあり、彼女の嗅覚はかなり頼りになった。
月旦の僅かな残り香で、この深夜の森に手掛かりがあるのを見つける事が出来た。
そして。
「ガルルルゥ!」
森の中にいた盗賊達を文字通り狩っていた。
人を殺す事をあまりさせたくないので、俺の前ではしないように言った。
最もこれまでの悪事を考えれば奴らの身体の傷は仕方ない事だろう。
そして俺はデルタから、自分の強さを見て欲しいという事で見学している。
戦闘の能力は高いが、力でごり押しな面がある。
けれど、周囲の物を利用している点は確かに強いだろう。
彼女が見せた技術は、素早い身のこなしと確かな一撃。一瞬で周囲を見回し、最適な攻撃方法を選択する冷静さも兼ね備えている。
「ボス!ボス!!どうだった!!デルタ、強いでしょ!!」
そう、俺に褒めて貰う為に尻尾を振りながら近づく。
その表情には誇らしさと期待が満ち溢れている。俺は彼女の努力と成長を認める必要があった。
「あぁ、強くなったよ」
それと共に俺はデルタの頭を撫でる。
その瞬間、彼女の瞳は嬉しさで輝き、満足げな笑顔を浮かべた。
「ん?」
すると、デルタが止まった。
それは、先程までの奴らからの匂いを確認するように。
デルタはクンクンと鼻を鳴らし盗賊の臭いをかいでいる。
「や、やはりお前だったかサラ。オレだよ、オレ」
「親父の臭いがする……けど、覚えてない」
「間違いない、サラじゃねぇか。悪魔憑きになって親父に狩られたって聞いたが……よく親父から生き延びたな」
「かくれんぼはデルタが一番うまい」
「デルタ? 今はそう名乗ってんのか。なぁ、助けてくれよ、お前の兄貴だぜ」
「そうなのか、デルタ?」
俺がデルタに訪ねる。
すると、デルタは首を傾げると。
「けど、デルタ、お母さん以外には意地悪されたし、殺されかけたです」
「ほぅ」
デルタの呟き。
それを聞くと共に、俺は真っ直ぐとそいつに殺気を向ける。
「っ」
同時に、そいつは。
「くっ、ここで死ぬ訳にはいかない!」『ロックオン!ソーダ!チェリーエナジーアームズ!』
そいつはまるで本性を発揮したように、その腰にはゲネシスドライバーを巻いて、チェリーエナジーロックシードを装填して、変身した。
なるほど、こいつはどうやらハンドレッドまたはディアボロス教団と関係しているだろう。
そして、月旦と関係している可能性はある。
「まぁ、どちらにしても容赦するつもりはない。デルタを無碍にした奴にはな」