偽札の一件がシドに関わっていることが分かった後。
俺は慎重に調査を開始した。
情報を集めるために、まず大商会連合に関する詳細なデータを集めた。
その中で、特に注目すべきは彼らの動向とシドとの関連性だった。
そして、俺は奴らの本部に潜入することを決意した。
潜入の準備は万全を期す必要があった。
そのため、俺はこれまでに培ってきたスキルと知識を総動員し、計画を練った。
セキュリティシステムの解析や建物の構造把握など、細部にまで注意を払った。
「それにしても、これを使うのも久し振りだな」
手に持ったカードを見つめながら呟きながら、ネオディケイドライバーに装填する。
『KAMEN RIDE SHINOBI!誰じゃ?俺じゃ?忍者!シノービ!見参!』
紫を基調とした忍装束の衣装が特徴。
仮面には手裏剣を模したアンテナ。
首元には敵の認識を阻害する効果を持つマフラーを巻いている。
本来ならば、存在しない仮面ライダーシノビへと変身する。
今回のような潜入には、龍騎とは別に便利な能力を数々と持っている。
忍者としての素早い身のこなしや隠密行動は、敵を翻弄しやすい。
「行くか」
そう、俺はシノビへと変身した後、そのまま大商会連合の本部へと潜入する。
シノビの紫色のマフラーが風になびき、その存在感を一層引き立てる。
本部の敷地内には厳重な警備が施されていた。見張りが定期的に巡回している
しかし、シノビの技術により、それらの警備を軽々と抜ける事が出来た。
屋根から屋根へと飛び移りながら、俺は敵の視線を巧妙に避けた。
巡回する警備員が目の前を通る時も、身を隠すために周囲の影に溶け込み、静かに進む。まるで闇の中を滑る忍者のように。
やがて、俺は目的の部屋まで辿り着く事が出来た。
俺は部屋の中に音もなく侵入する。
ドアを開ける事なく。
まるで影のように滑り込むようにして、周囲の警戒を無視したかのようだ。
そうして、部屋の中には一人の大男がいた。
その姿は堂々としており、狼のような耳が特徴的だった。
そいつには見覚えがあった。その鋭い眼光と、まるで野生の獣のような気迫を放っている。
「・・・来るとは思っていたが、まさかここまで速いとはな、ディケイド!」
月旦は、その叫びと共に、俺に刀を振る。
刃の輝きが一瞬で空間を裂くかのような速さだ。
俺は瞬時にその場を避け、その鋭い斬撃をかわした。しかし、その余波が周囲の空気を震わせている。
その冷たく鋭い刀が俺の鼻先をかすめ、俺は一瞬息を止める。
「そうだな、久し振りだな。あの時よりも馬鹿になったようだが」
俺は月旦を睨みつけながら、静かに呟いた。
彼の挑発的な態度と、その力の増大を改めて実感する。
「しかしただの狂犬だったお前が、今はこの国を揺るがす大物になったとは」
「黙れ」
それと共に、月旦は。
その腰にはドライバーがあった。
それは、アマゾンズドライバー。
「アマゾン…」『-ALPHA-Blood&Wild!W-W-W-Wild!』
そう、月旦は、白い目のアマゾンアルファへと変身した。
「お前の力、今度こそ手に入れる!」
「・・・やれるもんだったら、やってみろ」『KAMEN RIDE AMAZON OMEGA O・ME・GA EVOLU - E - EVOLUTION!』
それと共に、俺はアマゾンオメガとなり、眼前にいる月旦へと飛び掛かる。