「・・・さすがに、狭い」
そうしながら、俺は新たに加わったマッドサイエンティストのガキを含めて、トライドロンを運転しながら、走っている。
例の施設の爆発もあり、周囲にいた住民達が群がるように来ていた。
だからこそ、俺達は、そこから逃げるように去った。
「また、見た事のない。それも、馬でもないのに?解体したい」
「・・・ディケイド、その、助けたのは良いけど、大丈夫なの?」
「俺に聞くな」
そう、果たして助けたのが正解だったのか、少し悩みながら、ため息を吐く。
そうしながら、俺達が向かった先。
そこには、何やら村があった。
ただし。
「燃えている?」
「・・・またかよ」
それが、また何かの戦いが行われているのを察した。
さすがに、介入するのは、どうかと思った。
しかし、放っておく訳にはいかなかった。
そう考えた俺は、トライドロンからガキ共を降ろす。
「少し待っていろ、すぐに片付けてくる」
そうしながらも、手慣れた動作で、そのままネオディケイドライバーをそのまま腰に回す。
同時に、俺は、そのまま何時もの構えを行う。
「変身」『KAMENRIDE DECADE!』
そう、ディケイドに変身するのに合わせるように、ここから離れている。
だからこそ、すぐに向かう為に、その手に新たなカードを取り出す。
「さっさと、向かうとするか」『KAMEN RIDE KABUTO』
それに合わせるように、俺もまたカブトへ変身する。
カブトへと、変身しながら、そのまま走り出す。
「そして、片付ける!」『ATTACKRIDE CLOCK UP』
そうして、走り出しながら、向かった先。
そこでは、おそらくは盗賊団と思われる奴らが、村を襲撃していた。
この世界故に、平気で人を殺している。
おそらくは、盗賊団だろう。
だけど。
「だからこそ、やらせるかよ」
そうして、俺は村人を襲い掛かっている奴らに向かって、蹴り飛ばす。
あの時、姉弟のガキ共を助ける時には血が昇っていたが、今は、それよりも村人を助ける事が先決。
そうして、俺は、盗賊団を吹き飛ばしながら、村の住人を一箇所に集めていく。
クロックアップは、自分達以外の時間がほぼ止まっているに等しい。
故に、村人の救出と、盗賊団の捕縛。
それらを、全て、同時に行う事が出来る。
「さて、あとは消火まではさすがには無理だな。それにクロックアップはあまり長時間使いすぎると、何が起きるか分からない。ガキ共も心配だし」
周囲には、既に盗賊団がいない事を確認すると共に、俺はすぐにガキ共の所へと戻る。
幸い、死に至る怪我をしている者達はいない為、その心配はないと考えたい。
俺は、そのままガキ共の元へと向かう。
だが、クロックアップを終わり、ガキ共の所へと戻った時に、その存在を見逃していた。
「・・・これは、一体何が、我らの団員が、一瞬で」
「ふむ、どうやら噂は本当のようだな。まさかディケイドが、この世界に来ていたとは」
「ディケイド、まさかお前達の戯れ言では」
「戯れ言?何を言っているのか、奴は、我らハンドレッドよりも恐ろしいよ、なんだって、世界の破壊者だからね」