「バクバク、ガツガツっ!」「むしゃむしゃっ!」
あれから、俺はガキ共を連れて、すぐに村の所へと向かった。
幸い、俺が盗賊団を捕らえた事もあって、村人の被害はほとんどなかった。
あったとしても、民家が幾つか燃えているだけで、生活する分には問題なかった。
そして、村人は、どうやらあの出来事もあってか、助けてくれた俺にお礼をしたいという事で、食事を用意してくれたが。
「・・・ディケイドに馬鹿犬、食い過ぎだ」
「あのなぁ、食える時に食っておかないと、やっていけないんだよ!」「ボスの言う通り!何よりも、足りなかったらすぐに狩りに行けば良いから!」
そうしながら、俺は次々と食事を食べていく。
それらを、周りの奴らは何やらぼーっと見ているが。
とにかく、腹が減っていたから仕方がない。
それからしばらくして、食事を堪能した後。
俺たちはこれからどうするか。
「今回は、本当に、助かりました。俺は、この村の代表である月丹と申します」
そう、月丹という奴が挨拶してきた。
「それで聞きたいけど、今回襲撃してきた奴らは、まだ生きているか?」
「・・・本当ならば、すぐにでも始末したい所でしたが、族長からの言葉もあり」
「それが正しいだろうな」
そう、俺はあの戦いの最中で、少し気になる事もあった。
「とりあえず、そいつらの元に案内してくれるか?」
「はっはぁ」
そうして俺は月丹の案内と共に、村を襲撃してきた奴らの所へと向かう。
襲撃してきた奴らは、まともな会話は出来ない。
だが俺は、そいつらの特徴を知っている。
「あの、何か覚えは」
「・・・あぁ、覚えがある。そうだろ」
そう、俺はガキ共に話しかける。
すると、姉の方のガキとマッドサイエンティストのガキが頷く。
「こいつら、私達を襲っていた奴らと、話し方が似ている」
「・・・たぶん、私を攫った奴と同じ」
「なっ」
月丹は、それに驚いている声を出しているが、俺はそれと共に、この対策を考える。
おそらくこの村は、ガキ共を誘拐した組織が狙っている。
組織に関しては、俺も詳しくは分からない。
そして、こういう組織は幾度となく、何度も襲い掛かるだろう。
それこそ、自分達が満足する結果が出るまで。
「ならば、どうすれば」
「・・・方法としては、捨てるしかないでしょう、この村を」
「なっ」
月丹はそれに対して、驚きの表情をしていた。
それは、おそらくはこの村の部族長が、宣言する。
「そんなっ事をっ」
そう言っていると、ガキの一人がうなり声を出していた。
「・・・どうやら、思った以上に早かったようだな」
俺は、そのままネオディケイドライバーを取り出しながら、そのまま外に出る。