悪魔と呼ばれ慣れて   作:ボルメテウスさん

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伯爵の罠

眼前にいるラギッタ伯爵が変身したデューク。

 

デューク自体が既に高い性能を持つライダーであり、手に持つソニックアローの威力の高さもよく知っている。

 

それと共にラギッタ伯爵は、その手に持つソニックアローを真っ直ぐとこちらに向けて放った。

 

確かに威力が高いが。

 

「簡単に避ける事は出来るな」

 

デュークが放つ矢を簡単に躱せた。

 

伯爵は弓の腕はあまり上手くなく、避ける事自体は容易だった。

 

デューク自身の性能が高いが……それを扱う人間の腕前が伴っていない。ならば……。

 

躱すと同時にライドブッカーの銃口を真っ直ぐとラギッタ伯爵へと向けると、引き金を引く。

 

引き金を引くと共に銃口から弾丸が発射される。

 

狙う場所は伯爵の腹部、変身が解除される場所を狙う。

 

けれど。

 

「その程度の攻撃など、当たりはしない」

 

伯爵の身体は霧のように消えていた。

 

「ちっ、この能力を忘れていた」

 

ドラゴンエナジーアームズの能力は赤いエネルギーを纏った状態での高速移動を可能としており、その姿を捉える事は簡単ではない。

 

それを可能としており、その姿を捉える事は簡単ではない。

 

ただ、それでも……。

 

「ならば、俺もその速度まで引き上げるだけだ」

 

そう呟くと共にネオディケイドライバーにカードを装填する。

 

『KAMEN RIDE KABUTO Change Beetle!』

 

その音声と共に、俺は瞬時にカブトへと変身する。

 

そして。

 

ライダーフォームの姿のまま、ライドブッカーを構えているとベルトに一枚のカードを装填する。

 

『ATTACKRIDE CLOCK UP』

 

クロックアップを発動させた後、そのままライドブッカーを構えたまま走り出す。

 

眼前には、同じく高速移動している伯爵がいた。

 

「なっ」

 

「悪いが、高速移動は俺の方が慣れているんだよ」

 

「私の領域に入ってくるなぁ!」

 

荒れた声と共にソニックアローを俺に向けて放ってきた。

 

「その攻撃はもう見切っている」

 

そう呟くと共に俺はソニックアローの刃を手で掴む。

 

そしてそのまま伯爵の腹部に拳を叩き込んだ。

 

「がぁぁ!」

 

「まだだ」

 

そのまま、拳にエネルギーを込めて伯爵の腹部を何度も殴りつける。

 

「がぁ、がぁ、がぁぁ!」

 

「どうした? その程度か?」

 

「ぐっ、だがっ!」

 

そう呟いた時、奴の目が光る。

 

疑問は一瞬。

 

同時に地面から生えてきたそれに俺の脚は掴まれた。

 

「これはっ」

 

「まさか、果実だけだと思ったか!元より!バレたとしても人間狩りを楽しむ為にな!!」

 

それは、間違いなくヘルヘイムの森の蔦だった。

 

蔦はそのまま俺の脚を掴んだまま、伯爵による攻撃が俺に襲い掛かる。

 

それにより、カブトから元のディケイドへと戻ってしまう。

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