悪魔と呼ばれ慣れて   作:ボルメテウスさん

172 / 209
拷問の鏡

ラギッタ伯爵の家は、炎で燃えていた。

 

それは、この家にあると思われるヘルヘイムの森の植物を全て燃やし尽くす為。

 

あれの再生能力は凄まじく、僅かでも残っていればすぐに再生する。

 

そこから起きる悲劇に関しては、鎧武の世界で既に嫌という程知っている。

 

「それで、火事ですか」

 

「あぁ、何よりも、こいつには狩られる恐怖は存分に味わって貰わないといけなかったからな」

 

それと共に、俺達は目の前にいる奴を見つめる。

 

奴の両腕は既に砕かれている。

 

それは、あの時俺と龍騎のタイヤによって、完全にズタズタな状態にしたからだ。

 

「あの瞬間は殺してしまったのかと不安になりましたが、まさか両腕を狙って牽くとは」

 

「バイクの運転には自信があるからな。というよりも、仮面ライダーでバイクに乗らないのが可笑しいぐらいだからな」

 

「そうなんですか?」

 

そうガンマは疑問に思い、首を傾げる。

 

確かに、最近のライダーはあまりバイクには乗らないのも多いが、今は関係ない。

 

「さて、話して貰おうか、オリアナ王国に関して」

 

「ひっ、そっそんなの、話せる訳ないだろっ、私が殺されてしまうっ」

 

伯爵は、そう言いながらも必死に抵抗しようよした。

 

拷問に関しては、俺はこれまであまりした事がない。

 

なので、苦手分野ではある。

 

だが、ガンマは。

 

「そうですか。そういえば、実は私、このような物を持ち帰ったんですよ」

 

その言葉と共に取り出したのは、腕。

 

それは、引き千切れた伯爵の腕だった。

 

それを、ガンマは笑顔で振り回しながら口にする。

 

「実は、私と共に戦っているモンスター達はかなり食欲旺盛でとても困っているのです」

 

そのまま、ガンマは鏡の中へ腕を投げる。

 

その鏡には、ミラーモンスターと呼ばれる化け物がいる。

 

そして、それらは共通して肉を喰らうという習性が存在していた。

 

そんな中、ミラーモンスターの一種であるゼール系のモンスターが現れると共に、そのまま伯爵の腕を喰らっていく。

 

「ひっひぃぃぃいいいっっ」

 

その光景に、伯爵は叫び声を上げる。

 

だが、それは当然だろう。

 

自分の腕を喰らう様子など見たいと思う者などいない。

 

「うんうん、これはいいですね。でも、これじゃあ満足出来ないでしょうし、次は足でも如何ですか? それとも首は?」

 

ガンマはそう言いながら、伯爵に近づいていく。

 

その行動に対して、伯爵は叫び声をあげた。

 

「やっやめてっ、やめてくれっ、頼むっ、何でも話すからっ」

 

その言葉に俺は答える。

 

「そうか。なら、話せ」

 

その言葉に伯爵は話し出す。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。