別の場所へと移動すると共に、俺はそのままライドブッカーを取り出す。
それと同時に、確実に勝てる手の為の準備を行う。
ライドブッカーとは反対側の右腰にある物に、カードをセットし、ボタンを押す。
「何を行うか分からないが、無駄な事を」
「無駄か、どうかやってみるか?」
ブラッドからの挑発。
それに対して、あえて答えて、俺はその手にあるライドブッカーをソードモードにして、走り出す。
それに合わせてか、ブラッドもまた、背中にあるマントを翻すと共に空を飛び、こちらに迫り、拳を向ける。
その拳から放たれる衝撃波は凄まじいが、俺はそれを、そのまま地面を滑るように避ける。
だが、そのまま追撃をするように、ブラッドはこちらに向けて、拳を放つ。
しかし。
「よっと」『ATTACKRIDE!ILLUSION』
鳴り響く音声と共に、俺は分身する。
瞬時に分身した一人目の俺は、その手にあるライドブッカーをガンモードにして、ブラッドに向けて、エネルギー弾を放つ。
ブラッドは、それに対して、すぐにマントを使い、防御を行う。
だが、二人目の分身した俺が、そのまま後ろからブラッドの側面から攻撃を行う。
しかし、その攻撃もまた、ブラッドは、片手で受け止める。
「だけど、正面はどうだ!」
そして、本体である俺が、正面から、ライドブッカーの刃で切り裂こうとした。
だが。
「無駄だぁ!!」
ブラッドは、その身体から放つ衝撃波で、俺達を吹き飛ばした。
それだけで、分身体である俺は、そのままいなくなってしまった。
「ディケイド、その力は確かに脅威ではある。だが、その力自体、お前は未だに使いこなせていない」
そう、ゆっくりと近づく。
「ディケイドの半身と言える力を持ちながらも、それを未だに使いこなせていないのは、それを持つお前自身が未だに未熟故。ならばこそ、破壊者の力は、ブラッド族である私にこそ相応しい」
ブラッドは、そう宣言する。
「確かに、俺はまだこのディケイドの力を使いこなせていない。もしかしたら、これからも使いこなせるかどうか分からない。そんな事は百も承知だ。けれどな、お前じゃ、このディケイドの力を俺以上に引き出せない」
「なぜだ?貴様のように世界を破壊を躊躇している貴様に、それが言える?」
「ディケイドは、確かに破壊者だ。けれどな、それ以上に、多くを繋ぐ事が出来る力でもある。その力があったからこそ、俺はここまで戦う事が出来た」
「だが、所詮、お前一人ではその程度だ」
「あぁ、かもな、だから」
すると、俺は右腰を見る。
「俺は、仲間の力を頼る」『KAMEN RIDE BUILD』
それと同時だった。
俺の後ろに、オーロラカーテンが現れる。
それと同時に、ブラッドに向かって、その存在は、手にした武器を向ける。
『ボルテックブレイク』
「なっ」
それと共に、ブラッドは、後ろに下がる。
同時に、俺の横に並び立つ心強い助っ人に目を向ける。
「呼んだのに、随分と遅かったじゃないか、戦兎」
「そういうお前は、相変わらず生意気だなぁ」
そう、オーロラカーテンの向こう側から来た、仮面ライダービルドこと、桐生戦兎が、その姿を露わにする。
「ビルドだと、なぜ、貴様が」
「ブラッド、確かにお前の言う通り、俺はまだディケイドの力は使いこなせていない。だから、これの本来の使い方も出来ない」
そう、俺は右腰にあるアイテムであるケータッチを見せる。
ケータッチ、それは、本来ならば、ディケイドの力を解放する為のアイテム。
だけど、俺にはそれが出来ない。
だからこそ、ケータッチに、ここに来て欲しいライダーのカードを入れて、通信する事しか出来ない。
「だから、もしかしたら来ないかもしれない。だけど」
「事情はあんまり分からない。けどな、こいつがピンチで、誰かを守ろうとしているんだったら、駆けつける。仲間で、仮面ライダーだったら、当たり前だろ」
そう、戦兎は変わらない言葉を言った。
「貴様っ!」
「さて、実験を始めようじゃないか」
という事で、今回、オリジナル要素の一つとして、ケータッチによる機能です。
劇中では、主にコンプリートフォームとしての使い方しかしていなかったので、電話の要素がありませんでした。
なので、オリジナル要素として、装填した仮面ライダーと繋がる事が出来る。そして、繋がった仮面ライダーが答えてくれたら、オーロラカーテンを通して、助けに来てくれる。
そういう設定煮させて貰いました。
そして、この設定にしたのには、ディケイドでお馴染みのあれをやる為に、追加させて貰いました。