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新たな姿であるレジェンダリーコンプリートとなった俺はライドブッカーを持ちながら、ゆっくりとゼータへ歩いて行く。
「・・・確かに姿が変わって、驚いたよ。けれど、ツカサ、その力を発動させる前に!」
一言、呟くと共に、ゼータの周囲には植物のマルガムが次々と現れて、その蔦で俺を拘束する為に放ってきた。
それに対して、俺は既にライドブッカーから取り出した2枚のカードを、コンプリートカメンライザーに装填する。
『KUGA』
鳴り響く音声と共に、俺の眼前に現れたのは半透明なクウガ。
その姿は、クウガの最強の姿であるアルティメットフォーム。
これもまた、コンプリートフォームの特徴であるライダーの最強の姿を召喚する力。
「クウガのアルティメットフォーム!だったら」
それと共に、ゼータは既に別のマルガムを召喚した。
おそらくはアルティメットフォームの自然発火に対応出来るマルガムを召喚するつもりだろう。
けれど。
だが、今。
「その先へと向かう」
『KAMEN RIDE SHINING』
鳴り響いた音声。
それと共に、クウガの姿は実体化する。
アルティメットフォームの特徴的な黒は、輝くような白へ。
身体の黄金のラインは、紫のラインへ。
瞳は、黄金へと変わる。
「えっ」
それには驚きを隠せないゼータ。
対して、俺とクウガの動きはシンクロするように拳を振るう。
そのパンチは、ゼータやマルガム達には、たった1度の攻撃に見えただろう。
だが、実際には。
「っ!」
ゼータが召喚したマルガム達を全てを吹き飛ばし、燃やした。
「何がっ起きたの」
「スピードが自慢だろ、ゼータ。100発、俺達はたった今、殴った」
「殴ったって、クウガにはそれ程の早さで動けるはずがない!」
そう、ゼータは思わず叫んでしまう。
確かに、アルティメットフォームは、本来、これだけの速さでの攻撃は行えない。
だが。
「アギトのシャイニングフォームの速さならば、可能だ」
「それって、まさか」
その言葉に対して、ゼータは目を見開く。
「レジェンダリーコンプリートフォームの力は、ライダーとライダーの力を合わせる事が出来る。その組み合わせは、ライダーの数だけ存在する」
そうしながら、俺は宣言する。
「だとしても、ただ組み合わせただけならば」
「本当にそれだけだと思うか」『FAIZ KAMEN RIDE INFINITY 』
その音声と共に、次に現れたのは、ファイズのブラスターフォーム。
だが、その全身は、ダイヤモンドの輝きを放っていた。
「ファイズとウィザードの組み合わせって、一体」
そうしていると、ブラスターフォームは、ブラッディ・キャノンを撃ち出す。
撃ち出された弾丸は、そのまま空中に放たれる。
空中には小さなダイヤが幾つも浮かんでいた。
同時に、俺とファイズは、その手に持つ各々の銃を構え、撃つ。
「なっ!?」
その攻撃の意味を理解したゼータは、すぐにその場を避ける。
だが、既に遅かった。
銃から放たれたビームは、そのまま空に浮かぶダイヤを反射。
反射すると共に、ゼータを閉じ込めるフォトンブラッドの檻を作り出す事が出来た。
「嘘でしょ、なんで、この組み合わせで」
「こういう使い方も出来る。そういう意味でも、ライダーの力は無限大だ」『GOTCHAAD!KAMEN RIDE GENIUS』
鳴り響く音声と共に、現れたのはガッチャード。
その最強の姿であるレインボーガッチャードだった。
しかし、そのレインボーガッチャードの身体を白く。
そして、より虹色を思わせる姿へと変わる。
「さぁ、これが勝利の組み合わせだ」『FINAL ATTACK RIDE GO GO GO GOTCHAAD!』
鳴り響く音声と共に、俺達の周囲には101体のケミーが現れる。
それは、あくまでも幻影。
だが、そんなケミー達と共に真っ直ぐと、ゼータへ、アナザーガッチャードへと向かって行く。
「・・・」
その際に、ゼータは、焦ったようにしていた。
けれど。
「・・・本当は、分かっていたつもりなのにね」
その一言と共に、アナザーガッチャードに、確かな一撃を与えた。
同時に、彼女の中にあるアナザーライドウォッチを破壊した。