それは、ツカサ達が活動している場所から少し離れた研究所。
「・・・それにしても、本当にこのような物が必要になるのか」
その研究所の奥。
一人の騎士が、研究所によって形成されている物を見ながら、呟く。
それはディアボロス教団が管理する研究所の中でも特に重要度が高い施設とされている。
現在、この研究所の管理を行っているモードレッドは、隣でそれを生成している人物に問いかける。
「本来ならば、この世界では必要ない物だろうな」
そんなモードレッドに対して、苦笑をしながらも答える。
彼は、この世界に、ディアボロス教団にライダーの力を提供したハンドレッドの一員であるオウマガトキ。
「けれど、ディケイドがこの世界にいる以上。ディケイドに対抗する為にはこの力が必要だろう」
「・・・その為に、この世界にライダーの力をディアボロス教団に提供したのか」
オウマガトキの言葉に対して、モードレッドは心底不愉快そうに呟く。
だが、そんなモードレッドの態度に対してオウマガトキは巫山戯た態度で。
「正直に言えば、これの生成を行うには、私達の世界の設備だけでも足りなかったからね。なんだって、このシステムを作った天才の才能を再現するには、これぐらいは必要だからね」
そうしながら、オウマガトキは、とうとう、それを完成させたそれを、取る。
「・・・それがディケイドに対抗する事が出来る力か」
モードレッドは、そうして完成させた物を見つめる。
それは白銀のドライバーと黄金のプログライズキー
それこそが。
「あぁ、ゼインの力だ。最も、まだあと一つ、足りないがね」
仮面ライダーゼインに変身する為に必要なゼインドライバーと仮面ライダーゼインプログライズキー。
「足りない物とは」
「エネルギーだよ。なんだって、このライダーに変身する為には膨大なエネルギーがいるからね」
「・・・それを手に入れる手段はあるのか?」
「ふふっ、勿論、今回の1件で手に入れられるあれにね」
オウマガトキが呟いた言葉に対して、モードレッドは察する事が出来た。
「なるほど、黒キ薔薇から得られるエネルギーを利用する訳か」
「あぁ、あれ程のエネルギーがあればゼインを完全に再現出来るからな。最も、それを再現させるには私の力が必要だからね」
「・・・そうか」
その言葉を聞くと共にモードレッドはこの場でゼインの力を手に入れる為に殺すつもりだった。
しかし、それも事前に止められてしまった。
「では、仕方ないな」
「では、良き協力関係に」
計画が終わるその時まで
協力関係は続く。