その結婚式が行われようとしていた。
式場では、新たな王の誕生を祝い、多くの貴族が参列していた。
そして、挙式は。
「はっ」
ローズが、その指に填めた指輪から放たれた光によって、証明された。
指輪から放たれた映像。
その映像から出されたのは、先代オリアナ王の告白。
「・・・聞くが、オリアナ王は、今は」
「亡くなったよ、薬の影響があまりにも多かったから」
それらを見つめながら、俺はゼータに確認する。
それだけ聞き、俺は理解した。
「後遺症か、ならば、せめて叶えないとな」
そうして、俺もまた、歩き出す。
「既に鍵は起動した以上、このような茶番は無駄だな」
「あぁ、茶番だな、お前がやろうとしている事もな」
「何?」
それと共に、俺の方に奴は睨み付ける。
そして、俺はその言葉に返す。
「お前がやろうとしている事がだよ」
「この結婚が茶番だと?」
「あぁ、それとお前の野望がな」
「ふん、随分と大きな事を言うな」
「当然だ、お前らのやっている事は下らないからな」
「何っ」
それと共に、ゆっくりと歩き出す。
「国の何かを手に入れる為に、父と娘の絆を裂き、母を奪う行為。それらを行って得た力で愉悦を味わおうとする」
それと共に俺は口にする。
「下らないな」
そう俺は口にした。
「下らないとはどういう意味だ!!」
「お前の言葉そのまま返すよ、茶番はここまでだ」
そう言って俺は手を伸ばす。
「貴様は一体、何者だ」
そうして、問いかけてくるが。
「とっくにご存知だろ、通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけ!」『KAMENRIDE_DECADE!』
鳴り響いた音声と共に、俺はそのままディケイドへと変身する。
同時に奴は、顔を歪ませる。
「なるほど、ディケイド、貴様だったか、ならば」『かつてから伝わる不死鳥の伝説が今、現実となる…』
それと共に、奴はその手にワンダーライドブックを起動させると共に、腰にあるドライバーにセットする。
『エターナルフェニックス!抜刀…!』
そのまま、腰に刺された剣を引き抜くと共に、構える。
「変身!!」『エターナルフェニックス!虚無!漆黒の剣が、無に帰す!』
鳴り響く音声と共に、奴の姿は変わる。
奴の、その姿は不死鳥の力をその身に宿した剣士、仮面ライダーファルシオンへと姿を変える。
「ディケイド!ここで、貴様を殺す」
「悪いが、こっちはこれから色々と用事があるんだ。速攻で終わらせる」『 DECADE! FINAL KAMENRIDELE-LE-LE LEGENDARY COMPLETE』
それと共に、俺は、自身の最強の姿であるレジェンダリーコンプリートフォームへと姿を変える。