悪魔と呼ばれ慣れて   作:ボルメテウスさん

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王と将軍

眼前でファルシオンへと変身した奴は、その手には無銘剣虚無を構える。

 

その構えだけでも、ファルシオンに変身している彼が歴戦の剣士である事は理解出来、真っ直ぐと俺の命を奪う為に穿つ。

 

それに対して、既にライドブッカーを腰から取り出しながら、瞬時にソードモードにすると共に迫る刃を受け止める。

 

レジェンダリーコンプリートフォームになった事により、その能力は大幅に上がり、通常のファルシオンと同等以上になれる。

 

「ほう、流石はディケイドと言ったところか」

 

「褒めるなら、もう少し優雅にかっこよく殺し合いしたいんだがな」

 

「貴様相手に加減などしていれば負ける事はわかっているのでな」

 

それだけ言いながらも、奴は更に刃を振り続ける。

 

「だが、この攻撃はっどうだ!」

 

その呟きで、ファルシオンは無銘剣虚無を持っていない方の手には別の剣を持っていた。

 

その剣を、距離がある状態で振るうと、そこから放たれたのは見えない斬撃。

 

斬撃を飛ばす類の技。

 

それを見て、俺はそれを避ける。

 

「ふん」

 

それに対して、奴はそのまま無銘剣虚無と手に持つ剣で攻撃を仕掛ける。

 

「なるほど」

 

それを見ながらも、俺はそのままソードモードのライドブッカーで受け止めつつ呟く。

 

「見えない斬撃は確かに見えない。けれど、お前の持つ武器は、たったそれだけか」

 

「何を」

 

ファルシオンの疑問に答えるよりも前に俺はその答えを見せるように、既に二枚のカードをコンプリートカメンライザーに装填する。

 

『GAIM KAMENRID KING FORM』

 

鳴り響いた音声と共に、現れたのは、仮面ライダー鎧武。

 

その最強の姿である極アームズではあるが、それだけではない。

 

銀色に輝きから、金色へと変わり。

 

胸には、コーカサスカブトの紋章が刻み込まれる。

 

それを皮切りに、身体の各部に12の紋章が刻み込まれる事によって、将軍と皇。

 

二つの力が合わさった新たな鎧武 スペードキングとなる。

 

それを見て、ファルシオンは警戒するが、それよりも早く。

 

ファルシオンに襲い掛かるのは、武器。

 

「なっ」

 

それらは、彼が見た事のない武器。

 

それらの武器は意思を持ったように飛びながら、俺と鎧武の手に収まる。

 

手に収まると共に電撃が走り、真っ直ぐと俺達はファルシオンに向け突っ込む。

 

「ぐっ」

 

ファルシオンはその一撃に反応し、咄嗟に防ぐ。

 

だが、防いだ後、それよりも早く俺は奴の懐に潜り込み、そのまま奴の腹を蹴り込む。

 

「っ」

 

蹴り込まれた事でファルシオンは倒れそうになるが。

 

何とか堪えながらも、そのまま立ち上がる。

 

けれど。

 

『FINAL ATTACK RIDE GA GA GA GAIM』

 

鳴り響く音声と共に、ファルシオンに向かって、次々と降り注ぐ武器の雨。

 

それを見て、ファルシオンはその剣技で迎撃していくが。

 

「「はぁぁぁぁぁ!!」」

 

その武器の雨の中に紛れた俺と鎧武が同時に放ったライダーキック。

 

それに対応する事が出来ず、ファルシオンはそのまま蹴り飛ばされた。

 

「ぐっ」

 

蹴り飛ばされながらも何とか空中で体制を整え着地したファルシオンは睨み付ける。

 

「どうした?もう終わりなのか?」

 

「まだだ!」

 

そう、叫ぶ。

 

けれど。

 

「いやぁ、ここまで良く保ってくれたよ。おかげで十分にエネルギーが溜まったよ」

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