ブラッドとの戦いを終えた後、その証拠と言わんばかりに、俺の手元にはブラッドのカードがあった。
そのカードを見つめながら、俺はライドブッカーにそのまま納めた。
「お前な、毎回あれをやる時はちゃんと言ってからやれよな」
そうしながらも、すぐにFFRを解除した戦兎がこちらに近づく。
「そう言われてもな、あの時にブラッドに対抗するには、あれが一番だと考えたから」
「考えたとしても、あれ、やられる方は結構痛いんだぞ、マジで」
ため息を吐きながらも、戦兎はこちらを見つめる。
「・・・お前、あれから何があった」
「何があったって、いきなり「顔、前よりも悪くなっているぞ」・・・」
それと共に、戦兎にはお見通しの様子だった。
「・・・まぁ、色々とあったからな。それに、なんというか、成り行きだけどガキ共と一緒に旅をしている」
「へぇ、お前がか、なんか、色々と悪影響が出て怖いな」
「うるせぇ」
「全く」
そうしながら、戦兎は巫山戯ながらも、俺の方を見る。
その目は、かなり真剣な表情へと変わっていた。
「だけど、その子達をこれからどうするんだ」
「・・・せめて、安全に暮らせる所に連れて行く事だけを」
それだけ言うと戦兎は頭を掻き始める。
そして、何か言いたい事があるのか、こちらを見る。
「その子達と、旅は続けないのか」
その問いかけに、俺は首を横に振る。
「そんな危険な事、ガキ共にはさせられない」
俺の言葉を聞いた戦兎は呆れた様子を見せる。
しかし、それでも、どこか納得したような表情を見せていた。
・・・ただ、それは少しだけ悲しそうな表情にも見えた。
そんな顔をされながらも、俺はその場から離れる。
もしかしたら、あいつらとは距離を置く必要があると考えていたからだ。
俺自身、ガキ共と一緒にいる時間が楽しい。
だからこそ、また世界を旅する時に。
「おい」
「・・・なんだ」
「どんなに離れたとしても、お前の事は忘れないぞ」
「あーはいはい、そういうの良いから」
そうして、戦兎との会話を終えながら、俺はその場を離れた。
それと共に、そのまま俺達は互いにオーロラカーテンが出てくる。
オーロラカーテンの方には、互いに俺達が向かうべき世界がある。
だからこそ、俺達はその脚を進む。
「何時でも呼べ。お前が誰かの為に戦うんだったら、俺は何時でも来るから」
「・・・俺が生きていたら。そして、戦兎も、俺が必要な時は、呼んでくれ」
「あぁ」
そう言って、戦兎はそのまま消えていった。
それから俺はゆっくりと歩き出す。