デルタは、これまでとは違う姿を身に纏った際。
一番に感じたのは、これまで以上の力と共に高揚感があった。
「ボス!これ!なんだかデルタと相性が良い!!!」
仮面の中から溢れ出る笑みと共にデルタが目を向けたのは、ゼインによる集団。
ゼイン達は、既に各々の武器を手に、デルタに構えていた。
だが、そんなゼインは今のデルタにとってはただの獲物でしかない。
「ガァァゥ!!」
ただの咆哮。
それと共に背中から生えたプテラの翼と共に、眼前にいるゼインに接近すると共に消し飛ぶ。
「あれぇ、何時もよりも力があって、すぐに消えちゃったです」
そうして、デルタはその手を疑問に思いながら呟く。
デルタが行ったのは、これまでと同じように爪での切り裂き。
だが、それはプトティラの圧倒的な力によって、極限まで強化された。
結果、そこにいたゼインは、存在ごと消え去った。
『オーズ、プトティラコンボ!執行!ジャスティスオーダー!』
鳴り響く音声と共に、周囲にいたゼイン達は、その手にはメダガブリューを持ち、構えていた。
『プ、ト、ティラ〜ノヒッサ〜ツ!』
それと共に、真っ直ぐとデルタに放たれそうになる。
それを見ていたデルタは。
「ボスの恩人の力を、獲物如きが使うな」
それが気に入らなかったデルタは、一言呟くと共に、手を上に構える。
そうして、生み出されたのは、メダガブリュー。
ただし、その大きさは。
「っ!?」
その場にいた誰よりも巨大なメダガブリュー。
上を見上げないといけない程の大きさのメダガブリューを構えていた。
本来ならば、ここまでの大きさのメダガブリューは存在しない。
だが、ゼロツーの能力である演算能力により、プトティラコンボの膨大なエネルギーを効率的に再構築。
結果、生み出されたのは、最強のメダガブリュー。
『プ・ト・ティラーノ!インパクト!!』
鳴り響く音声と共に、メダガブリューの刀身に紫色の雷が集まり出す。
それはまるで、メダガブリュー自身が意思を持つように。
「ガァァァァ!!」
真っ直ぐと巨大なメダガブリューを振り下ろした。
すぐにゼイン達は、そのメダガブリューに向かって、光線を放った。
しかし、それらは無意味に終わる。
むしろ、それらの光線を喰らいながら振り落とされた一撃は。
そこにいた全てのゼイン達を飲み込み、消失させた。
「アオォォォォォンン!!」
それと共に、勝利の雄叫びと共にデルタは叫ぶ。
「全く、あの馬鹿犬は」
そうしながら、それらの一撃を避けていたゼータは呆れていた。
「周りの事を考えずに暴れる癖、本当にどうにかして欲しいよ。あんたらもそう思うだろ」
ゼータは、そう言いながら、目前にいるゼイン達に向けて問う。
「ツカサから聞いていたからね。時間を止める事が出来るライダーがいる事を。だからこそ、そいつらは私が担当するよ」