「ふぅ、二人共、どっか行っていろ」
そうしながら、イータは、別の場所で暴れているデルタとゼータに対して少しだけため息を吐きながらも。
そのままゆっくりと構える。
ゼイン達も、既に構えており。
『フォーゼ、コズミックステイツ!執行!ジャスティスオーダー!』
その手に持つバリズンソードをイータに襲い掛かる。
対して、イータは特に気にせずにその場で座っていた。
「面倒だから、実験だけさせて貰う」
その呟きと同時だった。
イータの周囲には、穴が開いた。
その穴は空中に浮かんでおり、ゼイン達が使用しているフォーゼの能力であるワープゲートだった。
しかし、今、彼らはその能力を使っていなかった。
同時に、ワープゲートから飛び出たのは、小さな車。
「っ!」
小さな車は、そのままゼインへと襲い掛かる。
その小さな車の名はシフトカー。
仮面ライダードライブの戦いを最後まで支えてきた小さな精鋭達であり、その戦闘能力は高い。
そして、今は、それだけではない。
「へぇ、やっぱり、この能力、面白い」
その光景を見ながら、イータは笑みを浮かべながらも観察する。
それは、ドライブのシフトカー達に、フォーゼのアストロスイッチの能力を付与している事。
単体でも高い戦闘能力を持つシフトカーだが、アストロスイッチの武装能力が加わった事により、その戦闘能力はより高まった。
そして、イータが、エボルに変身していた事の影響でコズミックステイツのワープゲートを自在に操る事が出来る。
それが意味するのは。
「どこにっ」
数による圧倒的な力。
小柄故に攻撃が当たりにくい。
多彩な能力により、対応が難しくもある。
ただ、その能力を十全に操る為には、十分に理解するだけの知能がいる。
つまりは。
「私にはぴったり」
イータとは、相性が抜群に良かった。
それと共に、イータは、その手にはトレーラー砲を構えていた。
シフトカー達による攻撃によって、ゼイン達は一箇所に集まっていた。
同時にイータは、そのままトレーラー砲を構えていると。
『フルスロットル!ヒッサーツ!フルフルフォーミュラー砲!』
そうして、イータは構えていた。
「実験終了」
眼前には、巨大な青い光が集まりながら、その引き金を引いた。
それによって、トレーラー砲から放たれた一撃がゼイン達を纏めて吹き飛ばした。
そうしている間に、イータは。
「・・・やっぱり実際にやってみると色々と面白いね、これからは色々と出来て良いね」
イータは、未だに戦うツカサの姿を見つめる。