デルタ、ゼータ、イータ、シャドウ。
そして、それ以外にもシャドウガーデンの面々がゼインを相手に戦っている。
だが、それも本体であるゼインを倒さなければ、永遠に終わらない。
「ディケイド、やはりお前が一番の不確定要素のようだな」
それと共に、ゼインは、その手にあるカードを自身のゼインドライバーに装填する。
『ディケイド!コンプリートフォーム!執行!ジャスティスオーダー!』
鳴り響く音声と共に、ゼインの手には俺が使っている武器と同じライドブッカーが召喚される。
対して、俺もまた既にライドブッカーを構えていた。
「そうか、こっちもてめぇを遠慮無く倒させて貰う」
その言葉と共に、俺とゼインは互いに距離を詰めながら、ライドブッカー同士が激突する。
まず、始めに接近すると共に、互いのライドブッカーの刃がぶつかり合う。俺達の動きは一瞬たりとも止まらず、火花を散らしながら幾度も交錯し続けた。
刀身同士がぶつかる音が響き渡る中でも、互いの攻防は一切緩むことなく続き、その激しさから周囲への影響すら感じるほどだった。
ゼインは、瞬時にライドブッカーの能力を発動させる為に、刀身にエネルギーを籠める。
籠められたエネルギーは白く発光しながら、斬りに来る。
刀身は、ゼインのエネルギーに反応するように複数の刃となって分身し、それを俺目掛けて放ってくる。
「くっ!」
反射的に避けるも完全には避け切れず、頬を掠めて傷口が開く。
しかしそれを気にすることなくすぐに反撃に転じる。
俺もまたライドブッカーの刃にエネルギーを籠める。
籠めたエネルギーはマゼンダに発光し始める。
そのまま、ゼインが複数の刃となって、相討ちする。
そして次の瞬間には俺とゼインの距離は完全に詰まっており、そのまま再び斬り合いへと発展した。
斬り合いでは一瞬でも隙を見せれば即座に敗北へ繋がるため神経を研ぎ澄ませつつ全力で剣戟に専念した。
「けれど、こっちもな!」
俺は、そのまま腰にあるコンプリートカメンライザーを銃モードにする。
コンプリートカメンライザーでの牽制。
それを行いながら、ライドブッカーを銃モードに変形させ、そのまま二丁拳銃でゼインに追撃を行う。
ゼインはライドブッカーで、それらの攻撃を受け止めながらも、そのまま眼前にライドブッカーを突く。
『RYUKI!KAMENRIDE SURVIVE』
「っ」
それと共にゼインの横に現れたのは龍騎サバイブの幻影。
ゼインが、俺と同じコンプリートフォームの力を持っていると考えれば、それを瞬時に行えるのは理解出来る。
そうしている間にも、ゼインと龍騎サバイブがX字の炎の斬撃を飛ばす。
それによって、その場で、爆発する。
「・・・ここで終わったか」
そう、奴は呟いたが。
『ZERO-TWO!KAMENRIDE HYPER MUTEKI』
「その結論は、既に予測済だ」
そう、俺と、新たに召喚したゼロツーと共に構えていた。