オーロラカーテンを抜けた先。
そこから見えたのは、学園だった。
「学校?まさか、学生をやれというのか?」
そうしながらも、俺は自分自身の身体を見る。
身に纏っているのは、周囲を見る限りだと、この学園の制服であるのは、一目で分かる。
だが、問題は俺自身の身体だ。
「やっぱり、小さいままか」
そう、俺自身の身体を見て、ため息を吐く。
俺の身体は、ディケイドの力の影響なのか、身体の成長が止まっている。
長い旅を行っている内に自分の歳が分からなくなり、俺自身が本当は幾つなのか。
それすら分からないぐらいに。
「けれど、あいつらと別れて、2年ぐらいだったか」
あの時のあいつらの年齢は、高校生にもなっていないだろう。
それを考えても、あまり大きく成長はしていないだろうか。
いや、子供の成長は早いから、もしかしたら、大人顔負けの成長を。
「いや、考えすぎか」
とにかく、この世界からの役割をこなしながら、あいつらを探そう。
おそらくは、隠れて暮らしているから、その辺を考慮しながら。
「会ってくれると良いけどな」
それと共に不安になるのは、ガキ共と再会した時。
あいつらとは突然別れたから。
「まぁ、何よりもガキ共を探さないといけないが、そもそも、ここがあの世界だったのかどうかも分からないけど」
「あぁ、転校生というのは君かい?」
「んっ?」
聞こえて来た声と共に俺は聞き返す。
そこには、俺と同じような制服を着ていたが。
「それにしても、まさかこの時期で転校生とはね」
「・・・まぁ、俺も色々とありましたから」
「けれど、まさかこんな子供だとは」
「誰が子供だ、この野郎」
この背の事で、馬鹿にされる事もあり、思わず反論してしまった。
「とにかく、教室に案内するよ、とりあえず、ようこそ、ミドガル魔剣士学園」
「・・・はぁ」
そう、俺は、案内してくれる生徒と共に、そのまま学園の中に入っていく。
学園の中の雰囲気は、俺の知っている学校よりも貴族が通っているイメージがする場所であった。
周囲の雰囲気も、なぜかこちらをひそひそと話している様子が見られる。
「まぁ今更、慣れたけどな」
そうしながら、俺はそのまま歩き続けた。
だが、この際、俺は気づかなかった。
(この時期に転校生?既に入学してから二ヶ月経過して、いきなり登場する新キャラ?いや、違う!これはきっと転校する所から始まる主人公のパターン!つまり彼は、主人公的な立ち位置のキャラという訳か!なるほど、まさかこのようなパターンがあるとは、僕もまだまだだな)
この時、俺は厄介な奴に目をつけられた事に。
(けど、彼の教室って、どこなんだろうか?同じクラスならば見張ってられるけどね)