放課後。
その間、俺は授業の間、他の生徒達から次々と決闘を行う事になった。
彼らからしたら、俺というどこの馬の骨か知らないような奴が気に入らない。
ただそれだけの理由で戦ったのだろう。
だが、生憎、命懸けの戦いを行った事のない奴らには、本気を出す必要もなく、簡単に気絶させた。
そうして、授業が終わり、放課後。
俺はとりあえず、地図を買う事にする。
「そもそも、あの時は宛もなく彷徨っていたからな。あいつらがどこにいるのか、手掛かりの為にも」
分かっているのは、シャドウという奴がリーダーの組織。
そして、その組織と敵対しているのが、ディアボロス教団という事。
それぐらいしか、今は分からない。
あまりにも、情報は少ない。
けれど。
「こういう探し物をするのは、まだ慣れた物だ」
そうしながら、俺が街を歩いていた時だった。
その際に見かけたのは、噴水にいる二人だった。
その内の一人は、女性が持っている金貨を、まるで犬がフリスピーを追うように走っていた。
「・・・」「あら、見られてしまったわね」「はっ」
それに対して、俺の方を見る最中、片方は少し焦ったように、もう一人は、かなり焦ったように見ていた。
「まぁ、別に俺には関係ないから、良いけど」
「まぁ、待ちなさい、丁度、あなたにも興味があったから」
「俺に?」
その言葉に対して、俺はため息を吐きながら、むき直す。
「何の用だ?悪いが、俺はお前らの特殊プレイには興味はないぞ」
「あら、そうなの?というよりも私を知らない様子ね?」
「別に、何者でも良いよ。どうせ、俺には関係ない事だから」
「へぇ、結構面白いわね、この時期に転校してきたから、変わり者だと思ったけど、それ以上ね」
「それはどうも」
そうしながら、俺はため息を吐く。
そう、会話をしていると、そのまま女性はこちらの方を見る。
「あなた、あの時の剣術は一体何なのかしら?」
「剣術?別にあんなの剣術でもなんでもない。ただ慣れた動きを剣だけにしただけだ」
「剣だけに?」
そうしながら、俺はそのまま手をひらひらとさせる。
「そう、剣術は基本的に武器である剣を中心に戦っているけど、俺は旅をしている時に色々と面倒な奴らと会ったからな。剣だけじゃ無理な時には殴りも蹴りもしたからな」
実際の所、ディケイドで戦う際に、そんな事を気にしている場合はなかった。
ディケイドで戦う際には、基本的にライドブッカーで戦うが、他の仮面ライダーに変身した際には武器や戦い方も変わる。
それもあって、
「・・・なるほど、自然に蹴ろうとしたのはそういう訳ね。けれど、なんであなたみたいなのが、よく学園に入れたね」
「俺も知りたい所だよ、いつの間にか入るようにされたからな」
実際に、この世界は俺に何をさせようか。
それがまるで分からなかった。
「それじゃ、僕からついでに質問だけど良い?」
「なんだ?」
「そんな大量の地図を買って、何をするの?」
「まぁ、捜している奴らがいる。それを探す為に色々とな」
「探している奴って?」
「ガキだよ、2年前、俺が一方的に捨てるように別れたな」
「・・・あなた、何をしたの?」
そう、こちらを睨んだ。
それに対して。
「色々とあったとしか言えないな。だからこそ、また会わないといけない。その時に、殺されるとしてもな」
「・・・そう」
それと共に彼女はこちらに対してため息を吐きながら。
「アレクシア・ミドガルよ、そっちのポチの名前は知っているわね」
「あぁ、確かシド・カゲノーだったな」
「そうだね、そういう君は、ツカサ・カドヤだね」
「あぁ、だいたいはそんな感じだ」
それだけ言い、俺はその場を去って行く。