悪魔と呼ばれ慣れて   作:ボルメテウスさん

40 / 209
その男の名は

ルシファーを、そのまま上空に打ち上げるように蹴り上げた後、俺はそのまま地上へと降り立つ。

降り立つのに合わせるように、上空にいたルシファーは、そのまま爆散。

それと共に、俺の姿もゼロワンの姿からディケイドの姿へと戻った。

 

「あなたは一体」

「言っただろ、通りすがりの仮面ライダーだって」

 

俺は、そう名乗ると共に周囲を見渡す。

先程までの騎士団が、俺に対して警戒をしている。

向こうからしたら突然現れた謎の存在だ。

 

「あなたには聞きたい事がある。先程の存在は一体なんですか、何よりも仮面ライダーとは一体」

「そうだなぁ、説明すると複雑だが、あえて言えば、仮面を被った異形の存在とでも言おう」

「それは」

「悪いがこれ以上は言うつもりはない。こっちも少し忙しいんだ。あんたらの相手をするつもりはない」『ATTACKRIDE INVISIBLE』

 

それだけ言い、俺はこの場から去って行った。

一瞬で姿を消した事に対して、奴らは驚きを隠せない様子ではあった。

だが、俺はすぐにその場を去った。

先程まで、あそこにいたルシファーは、おそらくは実行犯ではなく、裏で動いていただけのハンドレッドの構成員だろう。

だからこそ、まだアレクシアを攫った張本人はどこかにいる。

そいつを探す為に、俺はその場から消える。

 

「さて、さっきの奴は地下にいた。奴がなぜ地下にいたのか分からなかったが確かに地下を探せば、何か手掛かりがあるかもしれないな」

 

そうして、俺は既に地下で、鎧武へと変身をしていた。

その姿はジンバーピーチであり、目的としては探索。

これまでの捜索では、ジンバーピーチだけでは手掛かりが少なかったが、現状、敵は謎の集団との戦いで混乱している。

つまりは、そこから逃げ出そうと動く足音が聞こえる。

だからこそ、俺は周囲を、ジンバーピーチの聴力で探る。

その最中。

 

「っ」

 

その耳に届いた音。

それは何かの戦う音だった。

そして、聞こえて来たのは。

 

『DARKNESS BOOST X GEATS READY FIGHT』

「・・・ちっ、またかよ」

 

それと共に聞こえてきたのは、変身音。

それと共に、その変身したライダーの正体もすぐに分かった。

 

「クロスギーツ」

 

まさか、ハンドレッド側のライダーで、面倒な奴が現れるとはな。

そう考えながらも、俺はディケイドの姿へと戻り、そのまま向かった。

そこにいたのは、まるで怪物みたいな姿となっているゼノン。

そんなゼノンに対峙しているのはクロスギーツであり、その後ろにいるのはアレクシア。

一見、アレクシアを攫ったクロスギーツに戦っているゼノンの構図に見える。

だが、アレクシアは、クロスギーツではなく、ゼノンの方を敵視しているように見ている。

 

「さて、これは一体、どういう状況なんだ」

「またっ新手っ」

 

俺の声に反応するように、アレクシアはこちらを見る。

それと共に、その場にいた全員で膠着状態が生まれた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。