アーティファクトに関して、なぜか悪寒を感じていた。
それが一体何なのか、分からなかった。
だが、ディケイドとして、多くの世界を旅をしていた。
それが、一つの要因である事は理解している。
「まぁ、どちらにしても、このアーティファクトを狙って、襲撃する事は間違いないと思うが」
未だに姿を見せないだろうディアボロス教団とハンドレッド。
何時、襲い掛かってくるのか分からない最中。
俺は、シェリー先輩がいる校舎の屋上にいた。
任務ではあるが、ずっと同じ場所にいるのは苦手で、時折、気分転換ではあるが。
そう。
「あぁ?」
だが、屋上にいる際に、感じたのは違和感。
これまでの身体の中にある何かが吸い取られる。
そのような感覚。
屋上から、すぐに地面を見る。
そこにいた奴らは、突然現れたように黒い服の奴らがいた。
だが、それよりも。
「お前には少し聞きたい事があるからなぁっと!」
「っ!」
俺の後ろから、斬りかかろうとした目つきの悪い、バンダナを付けた男。
そいつは、俺を始末する為に、その手にある剣を使い、こちらに攻撃を仕掛けてきた。
それだけで、今回の1件は、こいつが絡んでいる事は一目で分かる。
「まさかこっちにすぐに気づく奴がいるなんてなぁ、けどさぁ」『SET ARMED CLAW READY FIGHT』
奴は、その腰には、既にデザイアドライバーを巻いていた。
それと共に、既に装填されていたクローレイズバックルで、変身を終えていた。
「こうして、仮面ライダーの力を試せるのは、本当に良いよなぁ!!」
それと共に、奴は、両手にあるレイズクローを構え、襲い掛かる。
俺は、そんな奴に対して、呆れてしまう。
「小型バックル程度で、そんなに粋がるなよ」
俺は、奴に聞こえるように呟くと共に、そのまま回し蹴りを行う。
それと共に、奴の腰にあるデザイアドライバーを、そのまま奪う。
「なっ」
変身に必要なデザイアドライバーが奪われた事によって、奴の変身は強制的に解除される。
ついでに、奴のIDコアを見たが、量産型の警備ライダーのようだ。
「貴様!それを返せ!」
それと共に、奴は叫ぶが、俺は無視して、IDコアを破壊する。
「なっ貴様ぁ!」
「見れば、他にも仮面ライダーがいるそうだからな、さすがに生身のままじゃ、全員を相手にするのは難しいか」
「俺を無視しているじゃねぇぞ!!」
俺に向かって、襲い掛かる。
だが、俺はそのまま奴の攻撃を避けると共に、既にネオディケイドライバーを腰に回していた。
「変身」『KAMENRIDE DECADE!』
それと共に、俺は変身と同時に奴の両腕を蹴り、砕けさせた。
「なっがぁぁぁぁぁ!!!」
奴の絶叫が、校内に響き渡る。
それに合わせるように、どうやら他の校内にいた奴らが、迫っていた。
見れば、校舎の屋上から迫る音が聞こえる。
「さて、面倒な奴らが来る前に」『KAMEN RIDE GHOSTレッツゴー!覚悟! ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!』
鳴り響く音声。
それと同時に、俺は瞬時にゴーストへと変わる。
「なっなんだ、その姿はっ」
「お前はそのまま気絶していろ」
そのまま、校舎の入り口に向かって、蹴り上げる。
この校舎での出入り口であろう場所に、襲い掛かってきた奴を押しつける事によって、完全に防ぐ。
それと共に、俺は、そのまま、地面へと通過する。
ゴーストの能力はかなり便利であり、全身を透明化し反実体化させる機能を備えている為、物体のすり抜けや空中浮遊など、物質・質量の法則を無視した行動が行える。
戦闘能力は、他のライダーと比べたら弱い部分があるかもしれないが、こうした時にゴーストよりも適した姿はないだろう。
そのまま、地面を通り抜けて、シェリー達がいるだろう部屋の近くに降り立つ。
そこには、既に戦っているグレン達がいた。
見れば、なんとか黒影トルーパーと対峙していて、善戦している。
最も、黒影トルーパーは性能自体は低く、変身していない状態でも倒される事は多くある。
最も、それは身体能力がかなり高い者達だけだが。
「よっと」「なっ!!」
そんな黒影トルーパー達の前に、俺はその姿を現し、そのまま全てを吹き飛ばした。
突然、姿を現した俺に対して、その場にいる全員が驚く。
「貴様っ何者だ!」
「何者か、そうだな、あえてディケイドと名乗らせて貰おうか」
「ディケイド!まさか、お前が」
そうして警戒する奴らを無視して、そのまま眼前に迫る奴を見る。
「さて、悪いが、さっさとここから離れて貰おうか」
「お前は、なぜここに」
「面倒な奴らが来たからと言っておこう」
そうしていると、そいつもまた、姿を現した。
「へぇ、レックスの叫び声が聞こえたと思ったら、まさかディケイドがここにいたとはな」
「・・・シーカーか」
そこに立っていたのは、仮面ライダーシーカーがいた。
「こいつも仮面ライダーか」
「良いから、さっさと逃げろ」
そうしながらも、俺は既に別のカードを取り出していた。
「ははぁ!ディケイドが直接相手をしてくれるのかよぉ!」
「あぁ、そうだよ、だから感謝しておけよなぁ!」『KAMENRIDE REVISE!バディアップ!オーイング!ショーニング!ローリング!ゴーイング!仮面ライダー!リバイ!バイス!リバイス!』
鳴り響いた音声と共に、俺は、2人となった俺達は、真っ直ぐとシーカーを蹴り飛ばして、窓から校庭へと飛び出す。