雪山をそろそろ、越えそうであった。
そうしている間、道中で拾ったガキ共は言うと。
「「・・・」」「あうぅ」「たく」
犬ガキと姉猫ガキの2人は、何やら仲が悪かった。
世に言う犬猿の仲とは言われているが、まさかここまで面倒だとはな。
「ディケイドが、どういう意図で、こいつを連れてきたのか分からないけど、私は気に入らないね」
「こっちだって同じ意見だ!ボスはなんで一緒に連れてきているんだ!」
「俺からしたら、どっちも大して変わらないガキだからだ」
そうして、俺は、安全な場所へと辿り着けると感じた。
先程と比べれば、幾分かマシとなっており、人里も見えるだろう。
「ほら、さっさと降りろ。こっからは歩きだ」
「えぇ、もっと乗りたかったのに」
「この時代では、これを見られたら厄介なんだよ」
そうしながらも、俺はすぐに降りようとした。
そう、ここまでの道中、特に脅威などない。
だが、それは甘かった。
「っお前ら、まだ降りるな」「えっ、ボス?」「どうしたんだい」
そう、ガキ共は首を傾げているが、俺はそのまま奴らに告げながら、そのままトライドロンを降りる。
降りた先、既に見えたのは、銀色のオーロラ。
「おぉ、綺麗!けど、何あれ?」「あんなの、見た事ないけど」「けど、なんだか、怖い」
各々の反応は違うが、今は、怖いと感じているのは当たり前だ。
俺は、そうしながら、ネオディケイドライバーを腰に巻きながら、そこから現れる奴らを見つめる。
その場に立っていたのは、俺にとっては馴染みのある奴らと、見慣れない奴が一人。
「やはり、お前がいたか、ディケイド」
そう、俺の存在に気づいてか、奴は忌々しいように、こちらを睨む。
「そう言うお前らもなんでここにいるんだ、ハンドレッド」
ハンドレッド。
それは、俺が、様々な世界を巡る際に戦う組織。
未だに謎の多い組織ではあるが、一つ、分かっている事があるとしたら、こいつらを放っておけば、この世界もまた消滅する。
「本当に忌々しいな、あのレジェンドもそうだが、貴様もまた邪魔だ、ディケイド」
「そうかよ、俺としては、さっさと終わらせたいんだけどな」
そうしながらも、俺は既に変身する為に、構えていた。
それは、向こうのハンドレッドも同じだ。
ハンドレッドの特徴、それはかつてクォーツァーに使役されるロボット兵であり、それをハンドレッドが再利用をしている。
だが、ハンドレッドの特徴は、それ以外にもう一つある。
それは。
『Standing by』
仮面ライダーの力を、ハンドレッドの技術力により模造する事が出来る。
「変身!」『Complete』
鳴り響く音声と共に、その姿が変わる。
その姿は、見覚えはあった。
「カイザに似ているが、少し違うな」
「ネクストカイザだ」
「そうかよ」
それだけ言い、俺は、既に変身するように構えていた。
「変身」『KAMEN RIDE DECADE』
同時に、その音声と共に、俺は、そのままディケイドへと変身する。