悪魔と呼ばれ慣れて   作:ボルメテウスさん

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大講堂の対峙

大講堂にて、生徒達は集められていた。

 

それは、学園を占拠したディアボロス教団による手によって行われていた。

 

大講堂の中央にいるディアボロス教団の幹部だと思われる全身を鎧で包まれている男は、その手にある強欲の瞳を起動させながら、警戒を続けていた。

 

ディケイドの出現。

 

噂程度であり、少し前の戦いで、その姿を現した存在。

 

未だに、その存在が謎に包まれており、どのような力を持っているのかを、把握出来ていない。

 

故に、協力している組織から提供されているデザイアドライバーを始めとしたライダーの力を教団の面々に渡していた。

 

何時、襲撃があっても、対応出来るように。

 

「果たして」

 

その疑問の時だった。

 

『KAMEN RIDE』

 

「っ」

 

鳴り響いた音声。

 

それと共に、周囲にいたディアボロス教団が、警戒する。

 

大講堂の外からでも聞こえる音声は、この学園占拠の際に聞こえた音でもあった。

 

その際に、確認した状況は、今回の作戦において活動していた団員の多くが既にやられており、ハンドレッドからの協力者が倒されていた。

 

だからこそ、彼は警戒していた。

 

その最中。

 

『KABUTO!Change Beetle』

 

鳴り響いた音声と共に、大講堂のドアが吹き飛ばされる。

 

ドアの向こう側には、夕日に照らされながら、現れたディケイドがいた。

 

だが、その姿は、事前に聞いていたディケイドの姿とは大きく異なっていた。

 

その姿は、赤いカブト虫。

 

それと共に、騎士は。

 

「人質に」

 

ディケイドが何かを行動する前に。

 

ディケイドに対して、人質が最も有効だと。

 

ディケイドは、その手にあるカードをネオディケイドライバーに装填する。

 

『ATTACKRIDE CLOCK UP』

 

その瞬間、既にディケイドは、そこにはなかった。

 

「なに?」

 

疑問は一瞬。

 

同時に。

 

「がぁ!」「なっ」「がぁl!」

 

周囲の団員達が、悲鳴を上げていく。

 

それも当然だろう。

 

何せ、いつの間にか移動し、団員達を次々と殴り飛ばしていたからだ。

 

ディケイドの攻撃速度は異常であった。

 

しかも、その一撃一撃が、確実に相手を戦闘不能にするだけの威力を持っており、その拳を振るう度に団員達の鎧が砕け散り、意識を奪っていく。

 

それに警戒すると共に、鎧の男がそのまま立ち去ろうとした時だった。

 

「それが強欲の瞳か」「っ」

 

その最中で、現れたディケイドによって、強欲の瞳が奪われる。

 

「これでさっさと片付けて「いやあ、それは奪われたら、困るね」っ」

 

だが、ディケイドに向けて、放たれた青いエネルギー弾。

 

それが、ディケイドの持っていた強欲の瞳を離してしまう。

 

それと共に、強欲の瞳が、転がりながら、見つめた先には。

 

「ディエンド」「あえて、ディケイドと言おうか。悪いけど、その強欲の瞳、僕が貰うよ」

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