悪魔と呼ばれ慣れて   作:ボルメテウスさん

59 / 209
勝利は空しく

迫る巨大な剣。

 

それに対して、俺は既に対策を取る為に、カチドキアームズへと変身していた。

 

カチドキアームズ。

 

仮面ライダー鎧武が変身する姿の一つであり、その最も特徴的なのは。

 

「ふんっ!」「なっ!」

 

鎧武の姿の中で、シンプルな攻撃力と防御力の強さ。

 

それは、鎧武の最強の姿である極アームズよりも上である。

 

そのカチドキアームズへと変身を完了すると共に、迫る剣に対して、俺は背中にあるカチドキ旗を使い、受け止める。

 

「なっ!」

 

「はぁ!!」

 

叫びと共に、俺はカチドキ旗を振り上げる。

 

それによって、ルスランは、そのまま吹き飛ばされ、校庭へと。

 

それを追うように、俺も走り出す。

 

辿り着くと共に、ルスランは、その手に持つ巨大な剣を構えている。

 

「まだ、終わりじゃない!私は、ようやく取り戻したんだ!この最強の力を!」

 

力に飲まれた様子のルスランに対し、俺は。

 

「・・・力は、所詮、壊す事しかできない。それが最弱だろうと、最強だろうと変わらない」

 

そんなルスランに対して、俺は既に無双セイバーを、もう片方の手には火縄大橙DJ銃を。

 

両手に武器を持ちながら、真っ直ぐと歩く。

 

「けれどな、その壊す力は諦めを、絶望を壊す事も出来る。お前は、それを自分の為にしか使わなかった。そんな奴は、頂点に立つ事は出来ない!」

 

そうして、俺は火縄大橙DJ銃で、その剣を受け止める。

 

そのまま、火縄大橙DJ銃に無双セイバーを連結させながら、ネオディケイドライバーにカードを装填する。

 

『FINAL ATTACK RIDE GA GA GA GAIM』

 

鳴り響く音声と共に、火縄大橙DJ銃と合体した事によって、誕生した火縄大橙DJ銃大剣モードに刀身にオレンジ色のエネルギーが溜まる。

 

『一、十、百、千、万、億、兆!無量大数!カチドキチャージ!』

 

それと共に、俺はそのまま、火縄大橙DJ銃を振るい、巨大化した刀身は砕け散る。

 

そのまま、真っ直ぐとルフランに向けて。

 

「セイヤー!」「っ!」

 

一閃。

 

奴の腰にある戦極ドライバーごと、金のリンゴロックシードとアーティファクトを斬る。

 

「あっあぁぁ」

 

その一撃は、完全にルスランの変身を解除させ、倒れさせる。

 

そのまま、炎で燃え上がる学園に、雨が降る。

 

雨が降る校庭に、彼女が、シェリーがルスランの元へと向かう。

 

既に、この場で、俺が出来る事はない。

 

そう感じると共に、俺は、目の前にオーロラカーテンを作り出すと共に、その中に入る。

 

この場で、変身を解除する訳にはいかない。

 

けれど、それ以上に。

 

彼女達の最期の別れを邪魔しない為に。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。