迫る巨大な剣。
それに対して、俺は既に対策を取る為に、カチドキアームズへと変身していた。
カチドキアームズ。
仮面ライダー鎧武が変身する姿の一つであり、その最も特徴的なのは。
「ふんっ!」「なっ!」
鎧武の姿の中で、シンプルな攻撃力と防御力の強さ。
それは、鎧武の最強の姿である極アームズよりも上である。
そのカチドキアームズへと変身を完了すると共に、迫る剣に対して、俺は背中にあるカチドキ旗を使い、受け止める。
「なっ!」
「はぁ!!」
叫びと共に、俺はカチドキ旗を振り上げる。
それによって、ルスランは、そのまま吹き飛ばされ、校庭へと。
それを追うように、俺も走り出す。
辿り着くと共に、ルスランは、その手に持つ巨大な剣を構えている。
「まだ、終わりじゃない!私は、ようやく取り戻したんだ!この最強の力を!」
力に飲まれた様子のルスランに対し、俺は。
「・・・力は、所詮、壊す事しかできない。それが最弱だろうと、最強だろうと変わらない」
そんなルスランに対して、俺は既に無双セイバーを、もう片方の手には火縄大橙DJ銃を。
両手に武器を持ちながら、真っ直ぐと歩く。
「けれどな、その壊す力は諦めを、絶望を壊す事も出来る。お前は、それを自分の為にしか使わなかった。そんな奴は、頂点に立つ事は出来ない!」
そうして、俺は火縄大橙DJ銃で、その剣を受け止める。
そのまま、火縄大橙DJ銃に無双セイバーを連結させながら、ネオディケイドライバーにカードを装填する。
『FINAL ATTACK RIDE GA GA GA GAIM』
鳴り響く音声と共に、火縄大橙DJ銃と合体した事によって、誕生した火縄大橙DJ銃大剣モードに刀身にオレンジ色のエネルギーが溜まる。
『一、十、百、千、万、億、兆!無量大数!カチドキチャージ!』
それと共に、俺はそのまま、火縄大橙DJ銃を振るい、巨大化した刀身は砕け散る。
そのまま、真っ直ぐとルフランに向けて。
「セイヤー!」「っ!」
一閃。
奴の腰にある戦極ドライバーごと、金のリンゴロックシードとアーティファクトを斬る。
「あっあぁぁ」
その一撃は、完全にルスランの変身を解除させ、倒れさせる。
そのまま、炎で燃え上がる学園に、雨が降る。
雨が降る校庭に、彼女が、シェリーがルスランの元へと向かう。
既に、この場で、俺が出来る事はない。
そう感じると共に、俺は、目の前にオーロラカーテンを作り出すと共に、その中に入る。
この場で、変身を解除する訳にはいかない。
けれど、それ以上に。
彼女達の最期の別れを邪魔しない為に。