ネクストカイザは、その両手にあるカイザクロスラッシャーを手に取り、そのまま俺の方を睨む。
「さぁ、ディケイド!ここがお前の墓場だ!」
それが、始まりの合図となり、そのままネクストカイザの周囲にいるカッシーン達は、その手に持つ槍をこちらに向けて、走り出す。
その数は、見渡すだけでも、十人程度。
「来るなら来い!全てを破壊してやる!!」
それと同時に、腰にあるライドブッカーを手に取ると共に、そのままソードモードにして、刃先を真っ直ぐとカッシーン達に向ける。
カッシーンの一体の槍は、そのまま真っ直ぐと穿つ。
だが、その一撃はあまりにも簡単に見え、俺はライドブッカーの刃で受け流す。
そのまま接近すると同時に、一閃。
それだけで、そのカッシーンは後ろに吹き飛ばされる。
だが、カッシーンは、次々と襲い掛かる。
こちらに隙を与えないように、次々と襲い掛かる突き。
それに対して、俺はライドブッカーで受け流しながら、時には蹴り、時には殴りながら反撃する。
そうして、カッシーン達の相手を行っていると、僅かな隙。
それを狙うように、ネクストカイザが、背後に回っていた。
「喰らえ!」「そんなのが不意打ちになると思っているのか」
その一言と共に、瞬時にライドブッカーをソードモードからガンモードへと変え、そのまま引き金を引く。
引き金を引くと共に、放たれる弾丸は、そのままネクストカイザを後ろへと吹き飛ばす。
同時に、ライドブッカーから飛びだしてきたカードを、そのままネオディケイドライバーに装填する。
『ATTACKRIDE BLAST』
同時に、ライドブッカーの銃口を再びカッシーン達に向けると共に、その引き金を引けば、銃口が一時的に分身する。
それと共に、放たれる弾丸の数は増え、さらにはカッシーンを自動的に追尾し、攻撃を行っていく。
それによって、カッシーンの何名は、そのまま爆散する。
「ぐっ」
「たくっ、ハンドレッドの造るライダーは、どいつもこいつもオリジナルよりも弱いな。性能もそうだが、何よりも変身者が弱すぎるな」
俺は、そう、その手に持つライドブッカーをソードモードに変え、その刃先をネクストカイザに向ける。
「さて、さっき、宣言した通り、てめぇらを破壊する」
そう、言った時だった。
「本当に良いのか」
まるで、自信が満ち溢れたように、奴は言う。
「何?」
その言葉の意味に疑問に思う。
だが。
「あれを見ろ!」「なにをっ!?」
そう、ネクストカイザが指した方向。
そこにはガキ共がいた。
「お前っ」「世界の破壊者と呼ばれながらも、子供を人質に取れば、これ程呆気ないとはな」
その言葉と共にネクストカイザは、両手に保つカイザクロスラッシャーで斬りかかってくる。
すぐに防御しようとしたが。
「防御すれば、どうなるのか分かるよな」「ちっ」
その言葉に、俺は逆らう事が出来なかった。
そして、俺はそのままカイザクロスラッシャーの斬撃を、正面から受けてしまう。
火花が散り、後ろへと吹き飛ぶ。
そのままカイザクロスラッシャーを二丁拳銃のように構え、引き金を引く。
「ぐっ」
次々と放たれるビームの弾丸。
それが、俺の身体を襲う。
「っ」
そうして、身体に痛みが走りながらも、ガキ共はこちらを見る。
「ガキが、そんな顔をするんじゃねぇよ」
俺はそうしながらも、立ち上がる。
眼前にいるネクストカイザの攻撃が続きながらも。
「なんだぁ、強がりかぁ!」
ネクストカイザは仮面の下では嫌な笑みを浮かべる。
だけどな。
「あぁ、そうだな、ガキの前で、格好悪い真似、この姿では出来るかよ」
例え、俺が死にたがっていても。
ガキの前で、無様な姿を見せられるか。
「ディケイドっ!」「ボス!」
それと同時だった。
ガキの叫び。
それと共に、ガキ達を拘束していたカッシーンを、吹き飛ばした。
「なっ」
驚きは一瞬。
それは、この場にいたほとんど全員だった。
だけど。
「十分だ、ガキ共!」
既に俺は、その手にあるカードをディケイドライバーに装填していた。
『FORMRIDE FAIZ ACCEL』
それと共に、俺は既に動いていた。
『Start up』
同時に、腕にあるファイズアクセルのスイッチを押し、そのまま高速で走り出す。
再び手に持ったライドブッカーを、ソードモードに変え、ガキ共の近くまで移動し、そのままカッシーン共を斬り裂く。
次々と、カッシーン共を切り裂いていく。
10秒。
その僅かな時間ではあるが、この速さに追いつく存在は、この場にはいない。
そして。
『Reformation』
それと共に、アクセルフォームは解除される。
「えっ、ディケイド?」「何時の間に」「ボス、また姿が変わった!」
俺が目の前にいて、ガキ共は相変わらずの様子だった。
けど。
「本当、よくやったな」
本音を言えば、こいつらを守るつもりだった。
だが、こいつらは、こいつら自身の力で、乗り越えた。
「ぐっ、役立たずが」
そう、ネクストカイザは叫ぶ。
だが。
「そうかよ、だったらこっちは運が良かったぜ、こんなに良いガキ共がいるからな」『ATTACKRIDE AUTO VAJIN』
そうして、俺は、マシンディケイダーをオートバジンに変化させる。
オートバジンのハンドル部からファイズエッジを引き抜く。
「さっさと終わらせるぞ、偽物カイザが」
そう、俺は、ファイズエッジとライドブッカー。
二つの剣を構え、宣言する。