悪魔と呼ばれ慣れて   作:ボルメテウスさん

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その英雄の名は

女神の試練というイベントを観戦する事になった俺は、その会場を見つめている。

 

「なんというか、イベントと言う割にはあんまり盛り上がりそうにないな」

「それは、その、女神の試練での英雄はあまりそう簡単には出ませんので」

「・・・見てみたかった、ツカサ、出たら」

「えぇ、面倒だけどなぁ。とりあえず、少しだけ小便に行ってくる」

 

俺はそうして、彼女達から離れる。

そのまま、俺は周囲に人がいない事を確認する。

この女神の試練においての俺の役割を果たす為に。

 

「さて、やるしかないか」

 

そのまま、俺はネオディケイドライバーを既に懐から取り出して、腰に回す。

 

「変身」『KAMENRIDE DECADE!』

 

鳴り響いた音声。

そのまま、俺は、眼前にオーロラカーテンを召喚し、通る。

その先は、女神の試練の会場の真ん中。

 

「なっ、なんだあれは」

「見た事のないが、あれは」

「なっ、あれはディケイド!?」

 

俺の登場によって、会場は凄まじく盛り上がった。

 

俺は、頼まれた通り、女神の試練において会場から人をすぐに避難させる為の混乱。

その為に、俺はディケイドへと変身して、そのまま会場の真ん中へと立つ。

それだけで、世間で、俺の事を知っている人々は、すぐに警戒し、その場から逃げだそうとする。

それで、人がいなくなるのを待つ。

それだけのつもりだった。

しかし。

 

「っ」

 

会場から溢れる光。

それと共に、見つめた先にいたのは、亡霊は、確かにいた。

けれど、俺はその存在に驚きを隠せなかった。

 

「お前」

 

見つめた先。

そこに立っていたのは、俺にとって、忘れられない人物。

なぜ、彼がここに。

そんな疑問を余所に。

 

「変身」『タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ!タトバ タ・ト・バ!』

 

それと共に、彼は、変身した。

赤い鷹、黄の虎、緑の飛蝗。

3つの力を宿したその姿は。

数多くのライダーの中でも、最も多くの姿を変える事が出来る仮面ライダー。

その名は、オーズ。

そして、その変身者である、彼、火野英司が目の前で現れた。

 

「・・・確かに英雄で、そして亡霊だ。けれど」

 

俺は手を強く握り締めながら、オーズを見る。

その目は、俺の知る彼よりも、どこか死んだ目をしていた。

それは、この女神の試練というのが。

どれ程、死者を冒涜しているのかが理解出来る。

 

「破壊してやるよ、こんな巫山戯た場所は」

 

その言葉と共に、既に俺はライドブッカーを取り出した。

目の前にいるオーズもまた同じで、その手にはメダジャリバーを手に構えていた。

それと共に、俺達は互いに走る。

そのまま、互いの武器が激突すると同時に、会場を、この地を響かせる。

 

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