「調子に乗るなぁ!そのような性能で劣る奴に!俺が負けるかぁ!!」
その叫びと共に、ネクストカイザがこちらに向かって来る。
それに合わせて、俺もまた走り出す。そして、お互いの刃が届く距離まで近づいた時。
俺達は同時に動いた。
まずは、ファイズエッジを振るう。
しかし、それは簡単に受け止められてしまう。
だが、そこで止まらない。
すぐに次なる一撃を放つ。
次に振るったのはライドブッカーだ。
それもまた受け止められるが、今度はそのまま、力任せに押し込む。
「ぐぅ!」
すると、押し負けたのだろう、ネクストカイザが大きく後ろに下がる。
その隙を逃す訳もなく、追撃を仕掛けようとしたその時。
「舐めるなぁ!!」
そう、カイザクロスラッシャーでの銃弾を放っていく。
だが、それらは、ライドブッカーとファイズエッジで弾いていく。
さらに、銃撃が終わった瞬間を狙って、接近していく。
「っ!!」
それと共に、両手のライドブッカーとファイズエッジを真っ直ぐと振り下ろす。
それを、カイザクロスラッシャーで、受け止める。
だが、じりじりと、押されていき……。
そして、一気に力を込めて、カイザクロスラッシャーを叩き斬った。
「なっ」「はあぁぁ!!」
そのまま、俺は、ネクストカイザを蹴り飛ばす。
蹴り飛ばすと共に、俺のファイズとしての変身は解除される。
そして。
『FINAL ATTACK RIDE DE DE DE DECADE』
鳴り響く音声と共に、俺とネクストカイザの間に、黄金のカードが10枚現れる。
そのまま、俺は真上に飛ぶ。
「っ」『Exceed charge』
それに対抗するように、ネクストカイザもまた、すぐに必殺技を放とうとした。
俺に対抗してか、フォトンブラッドを纏いながら、対抗するように蹴りを放つ。
「「はああぁぁぁ!!!」」
互いに、必殺の蹴り。
だが、その結果は。
「ばっ馬鹿なっ」
俺の勝利で、幕を下ろした。
ネクストカイザを、倒すと同時だった。
俺の手には、ネクストカイザのカードがあった。
「・・・たく」
これで、何度目になるだろうか。
そうしながらも、俺はネクストカイザのカードをそのまま、ライドブッカーに仕舞う。
「おい、ガキ共、無事か」
「うっうん」
俺は問いかけると、どうやら無事のようだ。
それと共に、俺はガキ共を見る。
「・・・怪我はしていないようだな」
「そこまで心配するの?」
「当たり前だ、ガキを守るのが、大人の勤めだ。とりわけ、仮面ライダーならばな」
「仮面ライダー?」
そう、疑問に思ったように、首を傾げる。
「・・・いや、なんでもない、忘れてくれ」
俺に、仮面ライダーを名乗る資格があるのかどうか分からない。
「とりあえず、さっさと休める場所に行くぞ」
そう言って、俺は歩き出す。