コンプリートフォーム。
それは、ディケイドの持つ最強の姿の一つとされている。
本来ならば、その先に存在する姿にも変身する事は出来る。
だが、それを未だに完全にコントロールする事は、俺には出来ない。
それでも、このコンプリートフォームの力は弱くない。
むしろ、強すぎるぐらいだ。
そう、考えている間にも、空を見る。
そこには、空を飛ぶミラーモンスターを始めとした巨大なモンスター達が迫る。
この場所が、一体、どんな場所なのか、未だに分からないが。
俺の記憶を元にして作られているとしても。
「関係ないのだがな」『FAIZ!KAMENRIDE BLASTER FORM!』
それと共に、俺もまた既にコンプリートフォームの力を発動させる。
コンプリートフォームの力。
それは、多くの仮面ライダーの、最強の能力を瞬時に切り替え、使う事が出来る。
「あぁ!ファイズ!デルタが最初に見た姿の!」
それと共に、俺の横に現れたファイズ。
その最強の姿であるブラスターフォームが現れると共に、既に俺は手には、カードを、左に付け替えたディケイドライバーに装填する。
『FINAL ATTACKRIDE FA FA FA FAIZ』
それと共に、俺は手に持ったライドブッカーを構えた。
その動作に合わせるように、隣にいるファイズもまた引き金を引く。
それによって、放たれた金色の光線とライドブッカーから放たれたマゼンダの光線。
二つが、空にいる敵を焼き尽くした。
そうして、空にいる敵を焼き尽くした後、ファイズはそのまま姿を消す。
だが、そうしている間に、地上にいる他の敵も、こちらに迫っている。
『RYUKI!KAMENRIDE RYUKI SURVIVE』
だが、地上の敵に対応するように、既に俺は新たな仮面ライダーである龍騎を既に召喚していた。
龍騎は、俺の横に現れると共に、そのまま手に持ったカードを横にあるディケイドライバーに装填する。
『FINAL ATTACKRIDE RY RY RY RYUKI!』
鳴り響く音声と共に、俺と龍騎の間に現れたのは、龍騎の相棒であるドラグレッダーはドラグランザーへと進化している。
俺と龍騎は、その狙いを、真っ直ぐと地上にいる敵に定めて。
「はぁ!」
俺の持つライドブッカーと龍騎の持つドラグバイザーツバイのビームとドラグランザーの火炎弾による同時攻撃。
それによって、地上にいる全ての敵は、燃やし尽くされた。
「おぉ!ボス!凄い!!」
それらの戦いを見ているデルタが興奮の声が聞こえる。
だが、本番はこれからだった。
眼前に、迫るは、アナザーディケイド。
「コンプリートフォームの力を手にした程度で、調子に乗らない方が良い」
その一言と共に、俺に手を向ける。
それによって、俺の身体は止まる。
「っ」
「お前はディケイドの力しか使えない。だが、俺には、この力がある」
それと共に、アナザーディケイドは。
そのまま、俺に向かって、ディケイドのディメンションキックと同じような技を放った。
それを眼前にしながら、俺はその場を動く事は出来なかった。