眼前に迫り来るアナザーディケイドの必殺の一撃。
しかも、アナザーディケイドの時止めによって、俺はその場を動く事は出来ない。
だが。
「それは既に見えているんだよ」『KABUTO!KAMENRIDE HYPER FORM』
時が止まる寸前。
既に俺は新たなライダーを召喚していた。
それによって、俺に向かっていたアナザーディケイドの必殺の一撃は、空振りになった。
というよりも。
「なっ」
「お前ならば知っているだろ、このハイパーカブトの力は」『Hyper Clock Up』
ハイパーカブトの力であるハイパークロックアップ。
それは、時間軸そのものの移動。
だからこそ、時を止める力を持つアナザーディケイドの能力に対抗する事が出来た。
「コンプリートフォームに、こんな力がっ」
驚きを隠せないアナザーディケイドに対して、俺はすぐに蹴り上げる。
正面に立っていた事で、驚きを隠せないアナザーディケイドは、その蹴りを受け止める。
だが、流れるように殴ると、アナザーディケイドが避けた先には、俺と同じ動作で動いているハイパーカブトが同時に攻撃を行っていた。
「ぐっ」
全く同じ動作で動く俺とハイパーカブトの攻撃の前に、戸惑いを隠せないアナザーディケイドが、そのまま後ろに下がると共に。
「それは、その必要すらなかっただけだ。コンプリートフォームは、その最強フォームの力も使える。故に」『FINAL ATTACKRIDE KA KA KA KABUTO!』
その音声が流れると共に、ハイパーカブトのカブテクターから虹色の翼が現れ、そのまま俺と共に跳び上がる。
そのまま、アナザーディケイドに向かって、俺とハイパーカブトは同時に飛び蹴りを放つ。
「ぐっがぁぁぁぁぁ!!!」
アナザーディケイドは、そのまま正面から受け止め、そのまま爆散する。
「・・・過去と言っても、本来の強さかどうか分からないがな」
かつて、世界を破壊したアナザーディケイドが、この程度の強さだったのか。
かなりの疑問ではあった。
しかし、アナザーディケイドが爆散すると共に、空間が割れる。
「・・・ふぅ」
少し疲れた。
それと共に、コンプリートフォームを解除するようにケータッチ21を取り出し、再度、ディケイドライバーを装填する。
それによって、コンプリートフォームから通常のディケイドへと戻る。
「ボース-!凄かったですよ!!」
「あぁ、そうだな、というよりも」
そうして、空間がひび割れると共に、見つめた先には。
「なっなぜ、貴様がここに!ディケイド!お前は、最も困難な場所に飛ばされたはず!!」
そこには、あの時にいた確かネルソンだっけ?
それ以外にも、アレクシア様にローズ先輩。
さらには、デルタと同じ組織だと思われる奴がいた。