「ボス!凄い!凄い!!圧倒的!!!」
プトティラコンボへと変身していたディケイド。
その戦いの光景を見ながら、デルタは、目を輝かせながら、見ていた。
普段、彼女が所属しているシャドウガーデンにおいては、圧倒的な力よりも、戦闘技術を中心に戦う事が多い。
故に、本能的に戦いを行っているデルタは、少しだけ苦手としていた。
ツカサ自身の戦い方を見た事のあるデルタも、それと同じだと思っていたが。
「これはなんというか、力技というか」
「暴走に近いんでしょうか」
その戦いを、見学する形になっていたアレクシアとローズ。
さらには、彼女達に後ろからついていく形となっているシェリーは、それを見ていた。
「けれど、先程を見れば、オーズと同じ姿。これは一体」
「えぇ、そんなのも分からないですか!ボスが最強だという事を」
その話に入って来たのは、デルタだった。
「あなたは、シャドウガーデンのメンバーじゃないの」
「デルタはシャドウガーデンのメンバーではあるけど、どちらかというとディケイドに育てられた子供という方が正しいわ」
「ディケイドの子!?」
「拾われたですけどね!」
その言葉に対して、アレクシアは、ディケイドの年齢も気になり始めた。
だが、シェリーはそれよりも知りたかった。
「あの、デルタさんでしたよね」
「あぁ、なんですか」
デルタは、眼前でディケイドが戦っていた為に、それを見たかった。
だが、シェリーの質問に対して、不機嫌ながらも、答える。
「ディケイドは、なんでオーズの姿に変身出来るんですか」
「ボスが最強だからです!」
「いや、そういうのでは」
デルタのあまりにも適当な言葉に対して、少しだけ困っていると。
「まぁ、ボスが言うには、仲間になった仮面ライダーの力を得る事が出来るって言っていた。オーズはボスの仲間の一人で、オーズのように強い仮面ライダーを20は越えていると聞いたです!」
「それじゃ、あの時も」
アレクシアはギーツが。
シェリーは、鎧武が。
異なる姿へと変身していたディケイドを考えると共に、それと同時に未だにその力を多く隠し持っている事に戦慄する。
「デルタ」
「うぅ、分かったです、あぁ!ボスが必殺技を出すです!」
「必殺技って」
そうしていると、ディケイドの周囲は紫色の光が集まり始め、そのままネルソンに向かって、放った。
たった一撃。
それだけで、世界を終わらせる。
そんな幻想を見せる程の威力であり。
「おぉぉ!!」
デルタは、それを最後まで目を輝かせながら、見つめていた。