「・・・アレは一体、何なの」
先程までとはまた違う衝撃に対して、その場にいた全員が驚きを隠せない様子だった。
だけど、そんな彼女達の言葉を無視して、俺は背中から生えた翼を広げて、そのままディアボロスの左腕に向かって行く。
ディアボロス左腕は、俺の存在を感知してか、そこから無数の触手をこちらに向けて、放っていく。
しかし、両腕のトラクローを展開させ、放たれる触手をそのまま斬り裂いていく。
間近まで接近すると共に、そのまま、真っ直ぐとディアボロスの左腕に向かって、バッタレッグによる蹴りを放つ。
明らかに体格差があり、普通ならば吹き飛ばされる事はないはずのディアボロスの左腕は。
「なぁ!?」
俺の蹴りを受けて、そのまま吹き飛ばされる。
だが、そのまま終わらせる事なく、俺は倒れたディアボロスの左腕に近づくと共に、そのままトラクローで、斬り裂いていく。
「馬鹿な!左腕だけとはいえ、ディアボロスを圧倒しているだとっ」
「当たり前!ボスは最強だから」
その言葉を聞きながらも。
「さぁ、これで決めるぜ」
そうして、斬り裂きながらも、宙に舞う。
同時に、オーズアーマーにも変化する。
それは、これまでのトラとバッタの部分が変化し、クジャクとコンドルに変化する。
その変化を終えると共に、俺は既に最後のカードを装填する。
『FINAL ATTACK RIDE O O O OOO』
その音声と共に、背中の翼は、まるで虹のような輝きと共に。
「行くぞ、映司!」「あぁ、ディケイド!」
空中高く舞い上がった後、出現した赤のリングを通り抜けながら、その身体を炎を纏う。
そして、そのまま炎と共に、真っ直ぐと。
ディアボロスの左腕に向かって、突っ込む。
炎の鳥と化した俺は、そのまま一直線に飛んでいき、そのままディアボロスの左腕に激突し爆発を起こす。
それを見て、俺はゆっくりと地上に降り立つ。
「やれやれ、何とかなったようだな」
「そうだね。でも、やっぱりこの姿になるには疲れるよ」
俺が元のディケイドの姿に戻ると共に、映司も変身を解く。
「はぁ、全く、こういう面倒な事は嫌だけどな」
そうしながら、俺はため息を吐く。ディアボロスは倒れ伏した状態で、動く気配がない。
「・・・帰るか」
そのまま、俺は歩き始めると。
「えぇ、ボス、帰るのぉ」
俺の言葉を聞くと、デルタは少ししょんぼりとした表情をした。
「・・・アルファ、悪いけど、少しの間だけど、デルタを借りても」
「構わないわ」
「悪いな、行くぞ」「わぁい!」
そのまま、俺の肩に乗る。
「という事で、後始末、頼むわ」
それと共に、俺はオーロラカーテンを出して、そのまま去って行く。