悪魔と呼ばれ慣れて   作:ボルメテウスさん

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聖域の王

俺達は、その後も聖域に関する調査を続ける。

その最中で、ゼータは、俺の方に問いかける。

 

「さっき言っていた私達以外の侵入者ってどういう事?」

「確信はない。けれど、先程の眼魔で予想したからな」

「ゴーストの世界の怪人で、なぜ?」

 

俺の疑問に対して、イータは首を傾げるが。

 

「さっきも言ったがゴーストの世界の怪人である以上、その記憶に関係していると思われる力があるのは、俺だけだ。けれど、以前の聖域で、俺の記憶を再現する以上は眼魔以外の怪人が出てこなければ可笑しい」

「・・・私のは確かビルドで、ゼータはギーツの世界だっけ?」

「まぁ、他の世界に関しては、あまり私は興味はないけどね」

「私も、今は、特に。行こうと思えば、ツカサがいるから」

 

そうしながら、聖域に残されている情報を見ていく。

聖域にある情報には平行世界に関する研究が書かれており、それに関して詳しい情報があった。

しかし、それらは俺から見たら、特に大した情報ではなかった。

 

「けれど、その情報が正しければ」

「あぁ、聖域には、他にもいるって事だね」

「そのはずだが」

 

そうして、俺達は、そのまま仕掛けを解きながら進んでいく。

仕掛けを解く事に関しては、あまり苦戦はしなかった。

けれど、進めば、進む程。

奇妙な違和感があった。

 

「・・・」

「どうしたんだい、ツカサ?」

「前回の聖域では多くの実験が行われた。だから、この施設でも未練を残した魂があると考えていたんだが」

「霊感がある感じ?」

「あぁ、けど、それがまるでない。まるで」

「そうだな、私が全て、回収した」

 

聞こえた言葉。

そこには、ドラゴンの死体。

それを玉座のように座っているのは、無気力な男性。

そして、その腰には。

 

「究極の眼魂、まさか」

「そうだな、この場所では、様々な魂が集う。そういう意味では、この究極の眼魂の力を高めるには丁度良いかなら。まぁ、もう一つの聖域を破壊しなければ、もっと良かったがな」

「そうかよ、けれど、ここで王様気取りか?」

「王様気取りか、その言葉に間違いない。なぜならば、俺もまた王族だからな。だが」

 

すると、奴はそのまま、指パッチンをする。

それと共に、隣にいたゼータとイータ。

二人の姿が消えた。

 

「お前っ」

「お前と戦うのに、あの二人は邪魔だからな。まぁ、二人に対しての遊び相手は既に用意しているからな」

 

その言葉を聞いた瞬間。

 

「そうか、だったら、さっさとてめぇを倒して、二人を助ける!」

「さて、それは出来るかな」

 

それと共に、俺は、奴を睨み付けながら、戦いが始まる。

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