「家帰って寝るか。」
俺の名前は「神城シンヤ」。前世で事故にあった転生者だ。転生した俺はホビアニの世界に転生した。ん?何故ホビアニだって分かるかだって?それは簡単。
「いくぞ!6コスト払って、俺の切り札!「覇道の騎士 クロム」を召喚!」
『我が主に勝利を!』
カードを使用するとモンスターが現れる上、そのモンスターも喋っているからだ。なんならこの世界一度悪の組織か何かが滅ぼそうとして、主人公と思わしき同年代の子供が止めてたからな。え?俺はどうしたって?面倒事に首は突っ込まない主義だから(サボった)。そんなこんなで俺は家に帰り、部屋に入る。
『やぁ、初めまして。』
『遅ーい!ずっと待ってたんだよ!?』
シンヤ「...。」
何か2枚のカードが宙に浮いているんだが?
『自己紹介が遅れましたね。私は「星智の七欲神 ステラメリス」です。』
『ボクは〜「遊楽の七欲神 プレディアス」だよ!』
シンヤ「...。」
「七欲神」?何かよく分からんがカードな上、名前に「欲」や「神」がある時点で嫌な予感しかしない。ってか「七」って書いてある時点で他に5体いるのが分かる。
シンヤ「...念の為聞くが、何の用だ?」
プレディアス『フフン!分かってるでしょ?』
ステラメリス『貴方様には我々の所有者になっていただきたいのです。』
シンヤ「だろうなっ!?」
嫌な予感が当たったよコンチクショウめっ!
シンヤ「だが俺を選んでどうする?見ての通り俺はただの一般人だぞ?」
ステラメリス『いえ、貴方は気付いていません。自分の力について。』
シンヤ「ん?」
プレディアス『ボクらが何の意味もなく君を所有者に選ぶと思う?』
ステラメリス『貴方の力、それは、「合成」。カード同士を融合させ、新たなカード「合体獣」を生み出す力です。』
シンヤ「...。」
カード同士の融合、合体獣...
シンヤ「...俺に特殊な力がある事は分かった。だがお前達は一体何なんだ?」
ステラメリス『そうですね。説明しましょう。』
話を要約するとこうだ。
・彼女達はこの世界に散らばった7枚の七欲神カードの内2枚である。
・七欲神カードはエネミー達が住まう世界「エネミーワールド」にて封印されていた存在。
・七欲神カードを持つ者がカードバトルで敗北すると持っている七欲神カードが勝者に譲渡される。
・すべての七欲神カードを揃えた者にはどんな願いでも叶える権利が与えられる。
・現在は彼女達を除いた5体の内、2体が所有者を選んだらしい(恐らく主人公とそのライバル)。
・七欲神カードを巡って2つの組織が争っている(恐らく主人公が所属しているであろう機関と新たに現れた悪の組織)。
シンヤ「うわ、面倒くせぇ。」
プレディアス『まぁまぁ、そう言わずに〜。あ、そうだ、ここに来る道中に見つけたこの2枚のカードで早速合成してみてよっ!』
俺が頭を抱える中、プレディアスは拾ったというカードを渡してくる。
シンヤ「...「月闇の騎士 ルナバロン」と「霊魂の竜」?」
確かどっちもレアカードだったが。つかどうやって合成すればいいんだ?と思っていたら2枚のカードが急に光り輝き、一つに交わった。
シンヤ「...っ!?」
光が消えるとカードの表面が見えてきた。そのカードの名は、
シンヤ「「月光竜騎士 ソウルバロン」?」
その名を呟くとカードの中の竜騎士の瞳が妖しく光ったように見えた。