カードを合成して合体獣を作り出す能力?   作:七蜘蛛

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エンディング

 

シンヤside.

 

オウカ達との決着がついて数日後、世界が平和へと進んでいる。ファイトを用いた犯罪はあれど、グリーディアンと比べれば大した事のない出来事だ。

 

あのファイトの後の出来事を話すとしよう。まず人間界に戻った後、エネミー治安ポリスは復活させた人達についての手続きをし、復活させた人達は1度エネミー治安ポリスが預かる事になった。復活したとはいえ、何も異常がないとは限らない為、精密な検査などが行われていた様だ。

 

そして復活させた人達の住居についてだが、エネミー治安ポリスの署長からある場所を改築すればいいと言われ、その場所とは廃校となる筈だった精越学園だ。学園関係者などはもういない為、政府も解体しようと会議に出ていたところ、復活した人達が住む為の施設に改築すればいいという結論が出た為、精越学園の土地を大きく改築する事となった。毎度お馴染みの「グロトジス」、「エルングスイジア」、「ザンタラリス」による改装工事が行われ、精越学園は新しく生まれ変わった。

 

教室だった場所は2部屋の間の壁を取り壊し、いくつかの居住スペースとして改装した。他の部屋はゲーム部屋や仕事部屋など様々な部屋へと改装し、中庭は屋上からガラスで覆い、菜園が出来る様に色々工夫がされていたり、様々な魚が釣れる人口的な池や川が作られている。

 

そしてこの施設には数々のセキュリティがあり、不審者の侵入などを絶対許さない様に設計されており、もしそんな事があれば...まぁ、語らないでおこう。

 

そもそもこの施設のセキュリティはカナメ、イナ、チユリ、シヤが会議の元、作られた物だ。また失う事が怖いからなのかこれでもかとセキュリティや防衛システムを積んでおり、侵入した輩が少し可哀想と思える物が多かった。まぁ、侵入しなければいい話だし、侵入したらしたで自業自得だ。

 

そしてもう1つは立入禁止区域となっていた「欲望の大樹」だが「七欲神」が全員目覚めた事で、エネミー・ワールドのお偉いさん達は「欲望の大樹」のある立入禁止区域を新たな土地として「七欲神」達を土地の主とし、俺が作り出したディストラクター達やディスター達、更には一部のエネミー達がそこで文化を築いているらしい。その土地の名は「グリードアイランド」。「七欲神」を始めとしたエネミー達が住まう土地となった。

 

最後にもう1つ、今日は混全学園、強天学園、我喰学園の卒業式があり、それを終え、夜に全員でエネミー治安ポリスの用意したパーティー会場にドレスコードを整え、向かうのだ。

 


 

 

パーティー会場

 

精「本日はお集まりいただき、誠にありがとうございます。」

 

お、そろそろ始まるみたいだな。

 

精「ダークエンブレールの事件から早数ヶ月、新たにグリーディアンによるテロ行為が起きました。」

 

そういえばダークエンブレールの時は面倒事に巻き込まれたくないからパスしてたんだよな。

 

精「「七欲神」を巡った大きな事件の終息は勇敢なる若き少年少女達の尽力があってこそ成し得た物。そして今宵は彼ら彼女らの卒業式の夜!事件の解決、卒業の証、祝いの為、目一杯楽しみましょう!!乾杯ッ!

 

「「「「「乾杯ッ!!」」」」」

 

その言葉と同時に俺や皆がグラスに注がれた飲み物を掲げる。会場にはエネミー治安ポリスの職員達や復活させた人達、俺達やオウカ達、ザクヤ達、白柳組、天変過途、全国大会での2ndステージに出ていた奴らが楽しんでいた。

 

シンヤ「ま、2ndステージの面々といっても腐座麻名男はいねぇけどな。」

 

麻名男に関しては戦いが終わったから堕落の欲眼を解除している。他ならないイナ達からの申し出があったからだ。理由はこれ以上やる必要はないかららしい。ま、あの男が最終的にどうなるかは知った事じゃないしな。一応解除した後、すぐ飛び起きたが、流石に夢の外の様子は知らないのかもう存在しないグリーディアンの威を借りてアイカ達を寄越せとか言ってきたからいない存在として振る舞って無視して帰ってきた。何か「釈明してくれ!」とか「弁護士を雇ってくれ!」とか言ってたし挙句には「子猫ちゃん達、僕とここで一生を添いt...!」って言い出した辺りでアイカ達が俺の手を引いてその場を後にしたんだよな。

 

シンヤ「つかあの男はどうでもいいか。」

 

全然反省の色ねぇし、ある意味感心...いやしねぇな。

 

シンヤ「さて...。」

 

俺はベランダの方へと赴き、懐から1枚のカードを取り出す。そのカードは俺が最初に生み出したディストラクターでありその進化した姿「魂死偉皇帝 ソウルカイザー」だ。

 

シンヤ「...そろそろいいんじゃないか?」

 

俺は「ソウルカイザー」を見ながら声を発する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『そうだな...。』

 

それに反応したのはそのカード「ソウルカイザー」だ。

 

シンヤ「にしても驚いたな、まさか最初に生み出したエネミーに魂が宿ってたなんて。」

 

ソウルカイザー『最初から存在していた訳じゃないがな。』

 

シンヤ「あぁ、まさかとは思ったが納得もした。合成させたと同時に出来た(ディストラクター)に魂が入り込み存在したなんてな...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本物の(・・・)「神城シンヤ」。」

 

そう、「ソウルカイザー」の正体は俺が転生したこの身体の本来の持ち主、本物の「神城シンヤ」の魂だったのだ。

 

当時は本物の神城シンヤは傷心しており、足を滑らせ頭を打った事で一瞬生死の境を彷徨い、元の身体に戻ったのだが、その時偶々この世界へと迷い込んだ俺の魂も入り込み、俺の魂と神城シンヤの魂が混ざり始めていたのだが、上手く溶け込めず、結果魂が強かった俺が身体の主導権を握る形となったのだ。当然その時の俺は死んでから目が覚めるまでの記憶がない為、本物の神城シンヤの魂がどうなっていたのかは知らなかった。そして俺の持つ合体獣を生み出す力の正体はこれが原因ともいえる。転生してからも俺の魂と神城シンヤの魂はずっと混ざり合おうとしていたが、グリーディアンが封印されていた「七欲神」を解放した時の力の余波が人間界にまで広がり、それが俺達の魂の混じり合いに干渉し、それが合体獣を生み出す「合成」の力へと変化した様だ。そして「ソウルバロン」を生み出す際、身体に滞在していた神城シンヤの魂が合成の力で「ソウルバロン」の身体へと合成され、1体の精霊として誕生していたらしい。

 

シンヤ「済まなかったな。」

 

ソウルカイザー『ま、俺からすれば新たな人生、いやエネミー生?を経験出来るからな。それに仮に戻れると言われたとしてもあの少女達を救ったのは他でもないお前だ。なら俺はこのままエネミーとして生きていくつもりだ。』

 

シンヤ「...そうか。」

 

ソウルカイザー『俺はもう少し寝る。じゃ。』

 

そう言って「ソウルカイザー」は懐に戻っていった。

 

シンヤ「...俺の力の根源がまさか魂に関係してたなんてな...。」

 

ま、それのお陰で今まで助かったしな。そう思っていると目の前が真っ暗になる。

 

シンヤ「...?」

 

「だーれだ♪」

 

後ろの誰かに目を塞がれてるのか...けどこの声は...。

 

シンヤ「カナメか。」

 

すると目を塞いでいた手が離れ振り返るとやはりカナメだった。

 

カナメ「正解。」

 

悪戯成功と言わんばかりの笑みを浮かべてるな。

 

カナメ「シンヤ、本当にありがとう。お父さんとお母さんを生き返らせてくれて。」

 

シンヤ「気にするな。俺自身がやろうと決心した事だ。」

 

カナメ「でももう少しボク達の事を頼って欲しかったかなぁ?」

 

シンヤ「...。」メソラシー

 

カナメ「フフ...♪...ねぇシンヤ。」

 

シンヤ「?何だ?」

 

カナメ「その、す、少し目を閉じてくれる、かい...?」

 

シンヤ「?...分かった。」

 

そう言って俺は目を閉じる。

 

カナメ「そのまま、ボクがいいって言うまで開けちゃダメだよ...?」

 

分からんが取り敢えず頷いとく。

 

カナメ「うん...そのまま、もう少し...。」

 

何か近づいてる...?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「ちょっと待った!/待って下さい!」」

 

シンヤ・カナメ「...っ!?」

 

何だ!?ってかカナメ何か近くね?というより今の声は...

 

アイカ「おい!カナメ!何やってんだよ!」

 

レイカ「ぬ、抜け駆けしないって言ったじゃないですか!?」

 

アイカとレイカ、更にその後ろにシノブ、ラヌ、イナ、チユリ、シヤがおり、その更に後ろから見守っているリオリがいた。ってか抜け駆け?

 

カナメ「アハハ...ごめんねー?ただ元々抱いていた気持ちに加えてお父さんとお母さんを助けてくれた事で遂抑えきれなくてね...。」

 

何の話だ...?

 

チユリ「あー...皆?シンヤが困惑してるわよ。」

 

「ボクが説明してあげるよシンヤ。」

 

困惑してるとSD状態の「プレディアス」がやって来た。

 

プレディアス「皆、シンヤの事が大好きなんだよ♪あ、勿論LOVEの意味でね!」

 

「「「「「ちょっとぉ!?」」」」」

 

「プレディアス」がそう言うとラヌとリオリ以外が声を上げる。...LOVE...?

 

シンヤ「...?...ッ!?ハッ!?」

 

え!?マジで...!?え?え?...え?

 

「フフフ...困惑から混乱へと染まってますね。」

 

するとSD状態の「ステラメリス」までやって来た。

 

ステラメリス「ですが...ここまで言われたのなら、鈍感の貴方でも流石に気付くでしょう?」

 

シンヤ「...まぁそうだが...って鈍感言うな!?」

 

「...修羅場?」

 

「ウフフ...。」

 

「いやー盛り上がってるわねぇ。」

 

すると今度はSD状態の「ヴェルフィギス」、「ディハートレス」、「カーディリアーナ」もやって来た。

 

シンヤ「いやいや待て待て、そもそも法律だと付き合えるのは1人d「あ、大丈夫よ?」a...?」

 

カーディリアーナ「願いの根源にちょっと干渉してシンヤに一夫多妻の許可が降りる様にしたから!」

 

シンヤ「何やってんだよッ!?」

 

え?干渉!?干渉してたのかこのエネミー!?

 

ヴェルフィギス「気付いてたけど面倒そうだったから無視した...。」

 

ディハートレス「面白そうだったからつい...♪」

 

シンヤ「せめて伝えろ!?」

 

「覚悟を決めよ、シンヤ。」

 

シンヤ「「キリノ」...。」

 

今度は「キリノ」かよ...SD状態か分かんねぇ姿だけど...。

 

キリノ「「据え膳食わぬは男の恥」。ここまで告げられておるのだ、覚悟を決めよ。」

 

シンヤ「覚悟て...。」

 

リオリ「因みに私は好意というより恩人という意味だから気にするな。」

 

プレディアス「つまり、リオリ以外の8人だね♪」

 

シンヤ「...まぁ、ここまで言われてうだうだゴネるよりもしっかり向き合うべきだな...。」

 

アイカ「シンヤ...。」

 

シンヤ「それに皆美人だから断る理由もないな。」

 

レイカ「び、美人...///」

 

あ、皆の顔が赤くなった。

 

イナ「...シンヤのそういうとこホント狡い...///」

 

シヤ「恥ずかしいです...///」

 

シンヤ「そういう反応も可愛いんだけどな。」

 

ラヌ「...///」

 

シノブ「て、照れるであります...///」

 

うん、可愛い。

 

カナメ「取り敢えず、パーティーに戻ろ?」

 

シンヤ「それもそうだな。」

 

俺達はパーティーに戻り、各々楽しむ。そんな時、その光景を見て微笑むオウカが見えたので近寄る。

 

シンヤ「随分と嬉しそうだな。」

 

オウカ「!シンヤ。」

 

エターナルライト「まさかパーティーに来てくれるとは思わなかったぜ。」

 

シンヤ「もう敵も味方もない、なら遠慮なく参加出来るからな。それより...。」

 

俺はデッキを取り出す。

 

オウカ「!へへ!」

 

それを見たオウカもデッキを構える。

 

シンヤ「負けたままなのも性に合わんからな。」

 

レイジグルード「面白い...!」

 

オウカ「受けて立つぜ!」

 

それを見た周りも触発され、皆がデッキを構える。

 

ザクヤ「面白れぇ!」

 

サーペンドーラ「楽しませてもらう!」

 

ストラザファンガル「食い尽くす!」

 

アイカ「アタシらも!」

 

ヘルヴィムゼンム「あぁ!」

 

レイカ「やろう!」

 

デュレイヴィオス「了解ですマスター!」

 

カナメ「新しい戦術を試させてもらうよ。」

 

ユクスベルマス「私達が勝たせていただきます。」

 

ブラムドレウジ「ガッハッハ!盛り上がっとるのぅ!」

 

リョウカ「ちょっと!私達を忘れないで!」

 

ウルミダス「頑張るわよ!」

 

シンヤ「決まりだな。」

 

オウカ「よーしっ!なら皆でいくぞ!エネミー・ドライブ!」

 

「「「「「アウェイトッ!」」」」」

 


 

数週間後

 

「シンヤ!早く!」

 

「ちょっと待て...。」

 

あれから数週間後の春、卒業した俺達は高校へと進学し、今日はその入学式だ。俺、アイカ、レイカ、カナメは中学からそのまま進学し、学校に通っていないもしくは中退したシノブ、ラヌ、イナ、チユリ、シヤ、リオリはエネミー治安ポリスの手続きで高校へと入学した。そして今は高校入学記念の集合写真を撮るのだ。周りでは保護者として参加したカナメ達の家族達が見守っている。

 

夜兎祖父「では撮るぞー。3...2...1...。」

 

パシャッ!

 

写真には桜が舞う高校の門を前に並ぶ俺達や精霊達が綺麗に写っていた。

 


 

そしてそんなシンヤ達を高校の屋上から見つめる仮面を着けた1人の人物。

 

「さて、この世界の物語もいよいよ完結したか。」

 

その人物は手に持っているスマホをしまい、その場から歩み出す。その跡を異なる色をした少し大きい蜘蛛が7匹付いていく。

 

「...「ハーメルン」。」

 

その人物が呟くと懐から1枚のカードが飛び出し、実体化する。その姿はローブとドレスが混じった様な淡い水色が入った白の薄着で、頭には青い彼岸花の髪飾りが付いており、顔や体型は中性的で判別がつかない様な美しい容姿だ。その手には壮厳な本が存在している。

 

「フフフ...さて、次の世界(・・・・)へと行こうか?我がマスター。」

 

その人物...否、エネミー「ハーメルン」は本を掲げると本からページが次々と切り取られ、2人を囲う様に浮くと、紙の1枚1枚が光り、収まると

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこには誰もいなくなった。




長く続くこの物語をご愛読してくださりありがとうございます!ご覧になられている皆様のお陰でここまで書くことが出来ました!一応この小説は完結しますが、番外編を書くつもりです!まだ出ていない募集カードもそちらで出していくのでまだまだこの物語「カードを合成して合体獣を作り出す能力?」またの名を





「エネミー・ドライブE 〜欲望編〜」


この物語は番外編で続いていきます!

そしてこのエネミー・ドライブの続編として別世界の物語を書いていくつもりです!その際は新しくカードの募集などもするのでその時は是非書き込んで下さい!

因みに続編を書くにあたって少々悩みがありまして、続編の候補が2つありましてどちらにしようか現在悩んでおります。いっその事2つ並行して書こうかなと思っております。別の作品も是非お楽しみ下さい!ありがとうございました!
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