シンヤside.
月日が流れ、ハロウィンの季節。今、俺は...
「...。」
カナメ「えーっと...シンヤ、だよね...?」
エネミーになっていた。
いやまぁ、理由としては朝の明け方に遡るんだが...。
今朝
ステラメリス「シンヤ、トリック・オア・トリートです♪」
シンヤ「寝起きでいきなり菓子をせがまれたのは初めてだぞ...?」
早朝に「ステラメリス」がハロウィンの挨拶をしてきた事が切っ掛けだ。
ステラメリス「ふむ、つまりお菓子を用意出来ないと?」
シンヤ「冷静に考えてみろ、こちとら寝起きだぞ?」
ステラメリス「成程、では悪戯ですね♪」
シンヤ「理不尽。」
ステラメリス「ではシンヤ、これを飲んでください。」
「ステラメリス」が取り出したのは青と白が混ざり合っている様な液体の入った細長いガラス管だった。
シンヤ「...何だこれ?」
ステラメリス「害は無いですよ?」
シンヤ「いやそうじゃねぇ。」
それで断ったら面倒臭そうだったから飲んだら、身体が光って...
シンヤ「は...?」
エネミーになっていた。
カナメ「「人間をエネミーに変える薬」ねぇ..。」
シンヤ「どうやら「ステラメリス」の因子を使って作った薬らしい。」
カナメ「知識欲が高い「ステラメリス」なら作り方を知っていてもおかしくないね。」
今の俺の姿は青白い帽子とローブを纏った人型の青黒い竜で右手には大きなスナイパーライフルが握られており、左手には魔法陣が描かれており、そこから魔力で出来た弾丸が出現し、背後には青白い魔法陣が3つ浮いており、そこから機械の翼が1対ずつと機械の尻尾が飛び出している。
カナメ「何となく「ステラメリス」関連だって分かるね。」
シンヤ「流石に勘弁してほしいぞ...。」
夜
『トリック・オア・トリート!』
ハロウィンの夜、外ではエネミーに仮装した子供達がお菓子を貰って回っている。
アイカ「賑やかだな。」
レイカ「だね。」
シノブ「にしてもシンヤ殿について誰も違和感を持たないでありますね?」
ラヌ「仮装してる人と思われているのでしょう。」
「あ!アイカ達!」
シンヤ「ん?げっ...!」
オウカ達がやって来た。
リョウカ「もしかして、この竜、シンヤ!?」
シンヤ「...一応な。」
ヨウラ「にしても凄い出来栄えだな...。」
アリア「...?」
やっぱ仮装だと思われてる...!
アリア「...あの、もしかして...。」
「「「うわぁぁぁぁぁぁっ!!?」」」
シンヤ達「...ッ!?」
何だ!?
「ギャハハハ!この「ガオル」様がハロウィンで暴れてグリーディアンの恐怖を再び思い出させてやる!」
グリーディアン?まだ残党が残っていたのか。
オウカ「グリーディアンだって!?」
リョウカ「まだいたのね!」
シンヤ「俺がやる。」
オウカ「!シンヤ...。」
シンヤ「アイカ達は念の為カナメ達の所へ向かってくれ。」
リオリ「分かった。」
アリア「...そう言えばカナメさん達は...?」
ラヌ「ご家族の方々とハロウィンを回っております。」
リョウカ「そうなんだ...。」
俺はデッキを取り出してガオルとかいう奴に向ける。
オウカ「どっから出した?」
シンヤ「エネミー・ドライブ!強制アウェイトッ!」
フィールドへと送られたシンヤとガオルという元グリーディアンの残党が勝負を繰り広げる。
シンヤ ライフ5 手札7 フィールド 「星智の眷属 リーフェイラ」 「星智の眷属 ルーナ」 「星智の眷属 ウィスム」 「星標の大図書館」
ガオル ライフ6 手札4 フィールド 「トリックハンドゴースト」×3 「パンプアップ・パンプキング」
シンヤ「ドロー。」
シンヤ 手札7→8 E0/4→5/5
シンヤ「相手フィールドにコスト7以上のカードが存在する時、スペル「星智大秘術:星繋ぎの道筋」をノーコストで発動。」
シンヤ 手札8→7
「星智大秘術:星繋ぎの道筋」 コスト6 スペル 青・白
シンヤ「更に「星標の大図書館」の《詠繋:1》が発動。相手のセメタリーから「スケルトンの宴会」を発動する。」
ガオル「俺様のカードを!?」
「スケルトンの宴会」 コスト4 スペル 赤・黒
シンヤ「「星繋ぎの道筋」は2つの効果の内、1つを選ぶ。自分のフィールドに「スターブックス・トークン」を3体呼び出す。」
するとシンヤのフィールドに結晶の流星が3つ落ちて来て、それが本棚の形となる。
「スターブックス・トークン」 コスト3 トークン・エネミー 青・白 パワー4000 打点0
シンヤ「ただしこのトークン達は次の自分のターン開始と共に破壊される。が、次の俺のターンまでに1体でも残っていれば「星繋ぎの道筋」の効果で俺は追加のターンを1ターン得る事が出来る。」
ガオル「はぁ!?」
シンヤ「ただその効果で追加のターンを得た場合、次の相手のターンまで「星繋ぎの道筋」は発動出来なくなるがな。「スケルトンの宴会」の効果、デッキからカードを2枚セメタリーに送り、2枚ドロー。」
送られたカード
「星標の大図書館」 コスト6 永続フィールドスペル 青・白
「星智の眷属 ウィスム」 コスト3 ダブル・クロス・エネミー 青・白 パワー4000 打点1
シンヤ 手札7→9
シンヤ「そしてスペルを使用したことによりセメタリーの「エルディオン」はフィールドに戻ってくる。」
エルディオン「ギギギギッ!」
「星智の眷属 エルディオン」 コスト6 エネミー 青・白 パワー8000 打点1
シンヤ「《詠繋》の使用により、「エルディオン」は強化される。」
「星智の眷属 エルディオン」 パワー8000→18000 打点1→2
シンヤ「準備は整った。」
シンヤがカードを掲げるとそのカードは禍々しいオーラを纏う。
ガオル「何だ!?」
シンヤ「星の知恵、調べ尽くすは果てしなき強欲!「星智の七欲神 ステラメリス」を召喚!」
シンヤ 手札9→8 E5/5→0/5
シンヤがフィールドにカードを投げると13個の青白い魔法陣が展開され、それぞれから形の異なる本棚が現れ、5台の本棚が合体し、更にその上に魔法陣が展開されるとそこから現れた「ステラメリス」が合体した本棚に腰を掛ける。
ステラメリス「さぁ、貴方の欲望を見せてご覧なさい。」
「星智の七欲神 ステラメリス」 コスト6 エネミー 青・白 パワー12000 打点1
シンヤ「《星智解放》!」
「ステラメリス」にバリアが張られ、味方が強化される。
「星智の七欲神 ステラメリス」 パワー12000→17000
「星智の眷属 エルディオン」 パワー18000→23000
「星智の眷属 ルーナ」 パワー8000→13000
「星智の眷属 リーフェイラ」 パワー5000→10000
「星智の眷属 ウィスム」 パワー4000→9000
「スターブックス・トークン」 パワー4000→9000
「スターブックス・トークン」 パワー4000→9000
「スターブックス・トークン」 パワー4000→9000
シンヤ「「リーフェイラ」の能力、「スターブックス・トークン」を
セメタリーに送られたカード
「星天の裁き」 コスト4 スペル 青・白
「星智の眷属 ミルニア」 コスト7 ダブル・クロス・スペル 青・白 パワー8000 打点2
シンヤ「自分のフィールドに「星智の七欲神」が存在する時、手札の「星智の眷属 強欲悪魔 マモン」はノーコストで召喚できる。」
「仕事の時間かしら?」
シンヤ 手札8→7
シンヤのフィールドに青白い魔法陣が3つ現れ、1つに重なると魔法陣からスタイル抜群の女性が現れる。その姿は青い騎士風のチャイナドレスに青い星柄の婦人用コートを着ており、チャイナドレスの内側には黒いネグリジェ、足にはブーツを履いている。金髪で薄い青眼、背中に悪魔の羽と尻尾、頭には角が生えており、右手に本を持ち、腰の左右に銃が備えられた大きなガンホルダーを装備している。
「星智の眷属 強欲悪魔 マモン」 コスト8 エネミー 青・白 パワー8000 打点1
「星智の眷属 強欲悪魔 マモン」 パワー8000→13000
シンヤ「この能力による召喚は如何なる方法でも無効に出来ない。また「マモン」がいる限り、俺のアクセル召喚、エネミーの能力による召喚、ノーコスト召喚に対して相手は妨害出来ない。「マモン」の能力、相手のセメタリー、手札、フィールド、デッキからカードを1枚ずつ選び、横向きでデッキの1番下に送る。」
マモン「消えなさい。」
「マモン」は本をしまい、ガンホルダーから長銃を2丁取り出し、飛び上がると空中で逆さになり、ガオルに向けて、回転しながら発砲し、ガオルの手札、デッキ、セメタリーのカード1枚ずつとフィールドの「パンプアップ・パンプキング」がデッキの1番下に横向きで送られる。
ガオル 手札4→3
シンヤ「この能力でデッキ下に送られたカードはデッキシャッフル時、シャッフル出来ない。」
ガオル「俺の「パンプアップ・パンプキング」が!?」
シンヤ「次はいよいよ"コイツ"の出番だ。」
シンヤは1枚のカードを掴む。
シンヤ「智を求めし神の力その身に宿し、竜となりて敵を穿て!「星智の魔竜 マーシャリーアストラル」召喚!」
シンヤ 手札7→6
するとシンヤのフィールドの上に青白い魔法陣が5つ展開され、それが重なり合うと巨大な青白い魔法陣へと変わり、そこから今のシンヤと同じ青黒い人型の竜が降下しながら姿を現す。青白い帽子とローブを纏い、右手にスナイパーライフルが握られており、左手には掌に魔法陣が描かれており、そこから魔力で出来た弾丸が出現し、背後には青白い魔法陣が3つ浮いており、そこから機械の翼が1対ずつと機械の尻尾が飛び出している。そして、右目は青白い魔法陣が描かれた義眼となっている。
「星智の魔竜 マーシャリーアストラル」 コスト8 エネミー 青・白 パワー13000 打点2
「星智の魔竜 マーシャリーアストラル」 パワー13000→18000
ガオル「っ!?」
ガオルはフィールドに現れた「マーシャリーアストラル」とシンヤを見比べる。全く同じ姿の存在がファイトの相手なので困惑している。
シンヤ「自分のフィールドに「星智」・エネミーが存在し、自分のセメタリーにスペルが8枚以上あれば「マーシャリーアストラル」をノーコストで召喚出来る。そしてこのターンスペルを使用しているなら「マーシャリーアストラル」は《アクセラレーション》を持つ。「マーシャリーアストラル」で攻撃!この時、「マーシャリーアストラル」の能力!攻撃時、セメタリーのコスト6以下のスペルを1枚タダで発動出来る!セメタリーから「
「星駆ける夜空の翼」 コスト5 ダブル・クロス・スペル 青・白
シンヤ「更に「マーシャリーアストラル」の能力!ターンに一度、スペルを使用した時、そのコストを3プラスした数値として扱う。」
ガオル「コストをプラス...?」
シンヤ「「星駆ける夜空の翼」のコストは5、よって8として扱う。そして、「マモン」の《詠繋:2》が発動!互いのセメタリーから使用したスペルよりコストの低いスペルを2枚発動する!」
ガオル「何だと!?」
シンヤ「セメタリーから「星智大秘術:星繋ぎの道筋」と「スターバイトゲイザー」を発動。」
「スターバイトゲイザー」 コスト5 ダブル・クロス・スペル 青・白
シンヤ「「星駆ける夜空の翼」の効果で互いのデッキから1枚引き、公開。」
シンヤ 手札6→7
ガオル 手札3→4
公開したカード
シンヤ→「星天の裁き」 コスト4 スペル 青・白
ガオル→「スケルトンサモナー」 コスト4 エネミー 黒 パワー6000 打点1
シンヤ「引いたのはスペルである為、ライフを2回復。」
シンヤ ライフ5→7
シンヤ「「スターバイトゲイザー」の効果でデッキから3枚をセメタリーに。」
送られたカード
「星智の眷属 ザルファー」 コスト5 ダブル・クロス・エネミー 青・白 パワー10000 打点1
「星智の眷属 リーフェイラ」 コスト3 エネミー 青・白 パワー5000 打点1
「
シンヤ「その後、互いのセメタリーのスペル3枚につき、ライフを1回復。」
シンヤ ライフ7→9
シンヤ「最後に「星繋ぎの道筋」のもう1つの効果、このターン、スペルを5枚以上使用したなら相手エネミー全てを破壊する。」
「ステラメリス」の周りで浮いている無数の本がパラパラと開くと「ステラメリス」の真上に青白いエネルギー体が集束する。
ステラメリス「フフフ...。」
「ステラメリス」がそれをガオルのフィールドに落とすと、ガオルのフィールドのエネミーが一掃される。
ガオル「俺のエネミー軍団が...!?」
シンヤ「そして「マーシャリーアストラル」の最後の能力!ターンに一度、ダブル・クロス・スペルを使用した時、そのスペルのコストがエネミー側のコストを上回っていた場合、そのエネミーをノーコストで召喚する!「ミルニア」のコストは7だが、「マーシャリーアストラル」の能力でそのスペルの「星駆ける夜空の翼」はコスト8、よって「ミルニア」をノーコストで召喚だ。」
ミルニア「久々の登場です!」
「星智の眷属 ミルニア」 コスト7 ダブル・クロス・エネミー 青・白 パワー8000 打点2
「星智の眷属 ミルニア」 パワー8000→13000
マモン「あら「ミルニア」。」
ミルニア「「マモン」久しぶり〜!」
シンヤ「そして互いのセメタリーのスペルの枚数分、「ミルニア」は自身の能力で強化される。」
「星智の眷属 ミルニア」 パワー13000→23000
ステラメリス「さて、「ミルニア」、行きなさい。」
ミルニア「ちょ、来て早々、パシリですか!?」
ステラメリス「...。」ニコニコ
ミルニア「ああもう!やりますよ!やればいいんでしょう!?」
「ミルニア」は「星標の大図書館」中を飛び回り、1冊の本を持っては、シンヤへと渡し、それがカードとなる。
ミルニア「あの人ホント人使いが...。」
マモン「よしよし、よく頑張ってるわよ。」
ミルニア「「マモン」〜...!」
その光景を他所に「マーシャリーアストラル」がライフルを構え、ガオルのライフを撃ち抜く。
ガオル「ぐぅ...!?」
ガオル ライフ6→4
シンヤ「(カウンターのカードは無いようだな...)「エルディオン」と「リーフェイラ」で攻撃。」
「エルディオン」と「リーフェイラ」が接近し、「エルディオン」は尻尾を「リーフェイラ」はガントレットを振るい、攻撃する。
ガオル ライフ4→2→1
シンヤ「これで終わりだ、「星智の七欲神 ステラメリス」でトドメだ!」
ステラメリス「終わりです。」
「ステラメリス」が本を開くとガオルの真下に巨大な魔法陣が出現し、強く光り輝くと光柱となり、ガオルは光に包まれる。
ガオル「グァァァァァァァァァァッ!!?」
ガオル ライフ1→0
やれやれ、何とか倒したぜ。騒ぎが起きてからそんなに経っていなかったのか、ハロウィン自体はまだ続けられるようだ。
カナメ「災難だったね...。」
シンヤ「まだ残党がいたとは想定していなかった...。」
カナメ「まぁいいんじゃないかな?それより、そろそろ表彰式だよ?」
あ、それもそうか。
そしてハロウィンの仮装コンテストでの表彰式が行われ...。
『審査の結果、優勝は神城シンヤさんです!おめでとうございます!』
まさかの俺が優勝した。コメントには『まるで本物のエネミーの様だった』、『細部までしっかり作られている』など言われた。そりゃガチでエネミーになってるんだからな。
シヤ「あれ?どうしたんですかカナメさん?」
カナメ「いや、母さんからボクや皆用って言って渡されたんだけど...。」
チユリ「袋の中に何が入ってるの?」
カナメ「...ーーーだよ...。」
イナ「え...?それって...。」
その後は景品を貰い、家に戻って来た。その時、俺の身体が光り始め、元の姿に戻った。
シンヤ「薬の効果が切れたか。」
プレディアス「いや〜面白かったねぇ〜。」
シンヤ「いきなり実験台にされた俺の気持ちを考えろ...。」
流石に眠くなって来たな。そろそろ寝るか。俺は自室前へと到着し、ドアを開ける。
シンヤ「...ッ!?」
「と、トリック・オア・トリート...///」
部屋の中を見た俺は即座に自分を殴り、意識を失う。
カナメside.
アイカ「お、おいシンヤ!?」
レイカ「大丈夫ですか!?」
あー、驚くとは感じてたけど...まさか自分で自分を殴って気絶させるなんて...。
カナメ「やっぱり、ボクらには"この格好"はまだ早すぎるよ...///」
ボクらの今の格好は...まぁ、"大人な下着姿"と言っておこうか...。さっき母さんがボクら用って言ってた物はこの下着なんだよね...///昔、母さんはこういった下着とあざとさで父さんを堕としたらしい、けど...。
カナメ「す、好きな人の前だとこんなにも恥ずかしいなんて...///」
ボクの言った事に共感してるのか皆も顔を赤くしてる...。取り敢えずシンヤをベッドに運ぼう...ボクらは...もうこのまま一緒に寝よう。敷布団とかを持って来てシンヤの部屋で敷いたら皆少し雑になっているけれど寝始めた。
カナメ「おやすみ...。」
そしてボクも眠る。
翌朝になるとシンヤは口から魂を出しながら寝ていた。
...下着姿のまま寝ちゃってた...///
フェレット好きの幽霊社員さん、オリジナルカードありがとうございます!それとマモンの《詠繋:2》の効果を変えてしまってすみません。
オリジナルカード
・「星智の眷属 強欲悪魔 マモン」