オウカside.
俺達は車でとある山の奥までやってきた。目的は件の人物「真壁カナメ」を勧誘するため、組織の調査員の情報を基に彼女の居場所を突き止め、その場所にやってきた。
精「情報ではあの洞窟の中らしい。」
精さんが指を差した先には坂や岩で死角となる位置に洞窟の入口があった。
リョウカ「こんな所に洞窟があったんだ...。」
まぁ、この山結構上ってるけど今日まで知らなかったしな。さて、
オウカ「急いで誘おうぜ!」
グリーディアンやシンヤに先越されてない内に!
オウカ「おーい!真壁カナメ!俺はエネミー治安ポリスの竜ノ崎オウカ!いたら返事してくれー!!」
リョウカ・ヨウラ「(このお)馬鹿っ!」
ぐぉっ!?2人の同時攻撃が頭にっ...!?
オウカ「何すんだよっ!?」
リョウカ「アンタ馬鹿!?相手は警戒心が高いって言われたでしょ!?なのに何でそんな堂々と大声をだすのよっ!?」
うぐっ!?そうだった...!
ヨウラ「その後先考えないところが君らしいけどね...。」
アリア「うん...。」
ザクヤ「下らん。」
精「...。」
オウカ「精さん?」
どうしたんだ?
精「どうやら既に彼女はいないようだ。」
オウカ達「...!?」
何だって!?
バーンライズ『どういう事だ?』
精「報告では、洞窟の入口から見える位置には様々な機材などが置いてあると記されていたが、今見たところそれらしい物は一切見当たらない。恐らく既に場所を変えている可能性が高い。」
リョウカ「そんなのありぃ...?」
折角ここまで来たってのに...!
ストラザファンガル『...ん?』
すると「ストラザファンガル」が何かに気付いたようだ。
ザクヤ「どうした?」
ストラザファンガル『...どうやら先を越されていたようだ。』
オウカ達「...?」
何がだ?
ストラザファンガル『この洞窟内に精霊カードの匂いの他、別のエネミーの匂いを感じる。』
リョウカ「別のエネミー?」
アリア「え、えっと...精霊カードの匂いは、多分カナメさんの「エクスベル・マキシマス」だとして...。」
ヨウラ「別のエネミーの匂いは?」
ストラザファンガル『この匂い...間違いない。「プレディアス」だ。』
オウカ達「...っ!?」
プレディアス『見せてあげる!ボクの力!』
プレディアス『お遊びの時間はここまでだよ~!』
その名前を聞いた時、俺はあのファイトを思い出した。圧倒的な力、緻密に練られた戦術、何もかもが掌の上だったファイト...。そのファイトで負けたことで「レイジグルード」を奪われて...!
ザクヤ「...「プレディアス」がいたと考えるとなると神城シンヤがここへ来たということになる。」
リョウカ「って事はまさか...!?」
ストラザファンガル『真壁カナメは神城シンヤに連れて行かれたと考えるべきだな。』
アリア「そんな...!」
ヨウラ「最悪な事態だ...!」
シンヤに唯一対抗できる可能性のあるカナメがそのシンヤの味方に付いたって事は、シンヤの持つ「七欲神」カードを手に入れることが難しくなる...!
精「カナメ君の性格上、味方になる可能性は低い。恐らく「七欲神」の力でカナメ君を操っているのか?(しかし、彼の性格を考えるとなると...。)」
操ってる...!?シンヤの奴、そこまでするのか!?そういえば前に「レイジグルード」が...。
レイジグルード『成程な。』
オウカ『何か気付いたのか?』
レイジグルード『「プレディアス」が
オウカ『「プレディアス」が選んだ理由?』
レイジグルード『「プレディアス」にとって「遊楽」ってのは「愉悦」。つまりある意味「高みの見物」みてぇなもんだ。
オウカ「...!」
自分の環境以外はどうでもいい...。それならカナメを手駒に利用してもおかしくねぇ...!カナメが辛い過去を持ってるってのに手駒にするなんて...!
オウカ「カナメを必ず助けるぞっ!」
リョウカ「えぇ!」
ヨウラ「勿論。」
アリア「(本当に操ったのかな...?)」
ザクヤ「...。」
シンヤ!次あった時こそ必ず倒す!!
一方その頃、シンヤは...。
シンヤ「オーライ、オーライ。」
現在、俺は「プレディアス」が用意した3体のエネミーのディストラクター達を具現化してもらい家の改装工事を
「エルドジア」のディストラクターは「鋼糸機蜘蛛 ヘヴィジングスパイダー」と混ぜた「剛鋼蛛骨 エルングスイジア」。「エルングスイジア」には柱などの固定とドリルで地下室を作るための穴を掘ってもらっている。
因みに「ザンドリウス」のディストラクターはというと...
アイカ「いいぞ。」
「グルラァ...。」
アイカの指示の基、工事をしてくれている。「ザンドリウス」のディストラクターは他2体と比べて少しでかいからな。「ザンドリウス」のディストラクターは「防壁械竜 シェルタグラスドラゴン」と混ぜた「剛壁竜骨 ザンタラリス」だ。「ザンタラリス」には電鋸の翼で鉄や不要な部分を切断と尻尾のクレーンで材料を運送してもらっている。3体のディストラクター達は工事のため「グロトジス」と「エルングスイジア」を3体ずつ、「ザンタラリス」を2体具現化し、工事している。レイカとカナメはどうしたかって?あの後カナメは泣き疲れて寝てしまい休憩所の布団で寝かせていて、レイカには見守ってもらっている。因みに、
「こちらの改装が完了しました。」
シンヤ「分かった。」
「グロトジス」達とは違う白いロボ。そう「エクスベル・マキシマス」だ。彼も協力してくれたお陰で、もうすぐ改装が終わる頃だ。
シンヤ「カナメもこのカードの様に蕾から開花出来たみたいで安心だな。」
俺は偶々手に入れたリバーサル・フォートレス・カード「地蕾啓樹 ユグドライヴォーツ」のエネミー側「天華啓樹 ユグドラベルマ」を見て呟く。
1つ言い忘れてたが家周りには「ステラメリス」お手製の結界が張られている為、誰も工事を行ってる事に気付かないし、具現化したエネミーの反応も消してくれるのでエネミー治安ポリスやグリーディアンに察知される事もない。
夕方
シンヤ「完成だ。」
最初の家とは比べ物にならない程の豪邸になったな。上から見るとロの字型の大きな家で、中庭も中心に大きな木があり、かなり広いスペースがあり9分割すると1つに大きな木で、もう1つにはプールもある(飛び込み台付き)。家は3階建てで屋上と地下室があり、2階には中央の木を円で囲う様に渡り廊下が四方に繋がっている。今俺達(レイカとカナメもいる)は屋上で家の様子を見ている。中庭には「グロトジス」、「エルングスイジア」、「ザンタラリス」がいる。
シンヤ「手伝ってくれてありがとな。」
エルングスイジア「ジャキーン!」
ザンタラリス「グルラ。」コクリ
グロトジス「( ^∀^)」グポーン
カナメ「可愛い...。(ボソッ)」
シンヤ・アイカ・レイカ「...!?」
カナメは「グロトジス」を気に入った様だ。