カナメside.
「それでは第5試合!天川リョウカVS真壁カナメのファイトがまもなく始まります!!」
司会の人のアナウンスを聞きながら、会場の舞台にてボクは向かい側にいる
リョウカ「...すっごい睨んでくるわね...。」
カナメ「当然だろう?シンヤはボクの恩人なんだ。そんな彼の事を悪く言う君達の事なんて、嫌って当然だ。」
リョウカ「アイツがどんな奴か分かってるの?」
カナメ「少なくとも君達なんかよりはよっぽど知っているさ。」
リョウカ「...。(彼女は完全にシンヤ側になってるわね。仲間にしないとグリーディアンに勝つ事が難しいわ。何とか仲間に出来ればいいんだけど...。)」
何か考えてる?どうせ下らない事だろうけど。
『それでは第5試合、Ready?』
リョウカ・カナメ「エネミー・ドライブ!アウェイトッ!」
兎に角、すぐ終わらせてシンヤの所に行こ。
バトルフィールド
リョウカとカナメは「古代遺跡:オルディウス」のバトルフィールドへやってくる。
カナメ「始めようか。」
リョウカ「えぇ!」
カナメとリョウカがデッキを取り出したその時、
フォォォォォォォンッ!!
カナメ・リョウカ「...!?」
突然どこかから汽笛が聞こえ、辺りを見渡す。
パリィィィィィィィンッ!!
すると上の空間がガラスの様に割れ、その先の異空間から赤、金、黒の列車が宙にレールを出現させながら走っている。
カナメ「何っ!?」
『まさかアレは「ブラッドドレッド」!?』
カナメのデッキからディストラクターとなった「マキシマス」が驚愕の声をあげる。
カナメ「知ってるの?「マキシマス」。」
マキシマス『Yes,かつてエネミー・ワールドの古の刻にて存在していた「古のエネミー」です。』
「ガッハッハッ!儂の事を知っとるとはのぅ!」
するとその列車は先頭車を胴体に他の車両が腕と脚に可変し、胴体と合体すると、腰マントと車掌帽を被ったような頭部が現れ、地面に勢いよく着地する。
ブラッドドレッド「それに古か...。儂が眠っとる間にもうそんなに時間が経っておったか!!」
そのエネミー「ブラッドドレッド」は感慨深そうにする。
リョウカ「何でこんな所にいるのよっ!?」
ブラッドドレッド「ん?それはあれだ。目が覚めた時にはよう分からん建物の中におってのぅ。目の前に黒いローブを着た人間がたくさんいたんじゃ。その内1人が確かぐ、ぐりー、ん...あ、そうじゃ!「クリームガーディアン」じゃったわ!」
ズコッ!
カナメとリョウカは力が抜け、転びそうになる。
マキシマス『もしや「グリーディアン」の事でしょうか?』
カナメ「うん。」
ブラッドドレッド「おぉ!それじゃ!それそれ!」
リョウカ「!グリーディアン!?」
リョウカは敵対組織の事を知っているカナメ達や「ブラッドドレッド」に驚く。
カナメ「という事は君はグリーディアンから送られた刺客と捉えて間違いない感じかい?」
ブラッドドレッド「いや?それは違うのぅ。」
リョウカ「どういう事よ?」
ブラッドドレッド「確かに奴らは儂の力を「我らの崇高なる目的の為に振るえ」など「言う事に従え」など言っておったが傲慢過ぎる上、コソコソしておって反りが合わんかったからのぅ。」
ブラッドドレッド『フンッ!』
『うわぁぁぁぁぁ!?』
「ブラッドドレッド」は砲口を展開し、グリーディアンの構成員達を蹴散らした。
ブラッドドレッド『ガッハッハッハッ!!』
「ブラッドドレッド」は高笑いをし跳ぶと、空中で列車形態に変形し、空間を突き破ってその場から消える。
ブラッドドレッド「とまぁ、こんな感じだったかのぅ?」
カナメ「...。」
リョウカ「...。」
マキシマス『伝承に載っていた通りの荒々しさだな。』
ブラッドドレッド「障害は全てブッ壊した方が早いからなっ!そんなこんなで空間を移動しとったらここで面白そうな事が起こっておったから来たという事じゃ!」
カナメ「成程。」
ブラッドドレッド「...。」
カナメ「...?」
「ブラッドドレッド」はカナメをジーッと見ている。
カナメ「あの、どうしたんだい?」
ブラッドドレッド「...よしっ!」
すると「ブラッドドレッド」の身体が光り始め、カードの姿となり、カナメの元へ飛んでいく。
カナメ・リョウカ「...っ!?」
カナメは驚きながらも指で挟み、カードを掴み取る。
カナメ「いきなり何だい?」
ブラッドドレッド『なぁに、お嬢なら儂を上手く扱ってくれそうだからのぅ。』
カナメ「お嬢て...。まぁ、いいかな。出さなかったとしても文句は受け付けないよ?」
ブラッドドレッド『構わん、儂自らが選んだからな!』
カナメ「分かった。それじゃ...。」
カナメは「ブラッドドレッド」を「マキシマス」と共にエクストラエリアに置き、リョウカを見る。
カナメ「始めようか?」
リョウカ「...!」