カードを合成して合体獣を作り出す能力?   作:七蜘蛛

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無気力へのカウント②

 

金流土「な、何だい...!?この悍ましい造形*1は...!?」

 

シンヤ「さて...ターンエンド。」

 

金流土「へ?」

 

シンヤ「どうした?」

 

金流土「い、いやいや!いいのかい?その豚*2で攻撃しないのかい?(あの豚がいると「光石番人」の破壊時効果が全然使えないじゃないか!何とか攻撃させないと...!)」

 

シンヤ「ターンは終了した、お前のターンだ。」

 

金流土「チッ!せいぜい後悔しない事だね!僕のターン!」

 

金流土がデッキに手を掛けようとした時、

 

シンヤ「この時、「ヴェルフィギス」の能力発動。」

 

すると「ヴェルフィギス」のベッドから出ている枯れ木の腕の1本が持つランタンに薄紫の火が灯る。

 

シンヤ「互いのターン開始時、デッキの上のカードを《焉惰吸刻(ラジネイン・カウント)》として自身の下に重ねる。」

 

「堕落の七欲神 ヴェルフィギス」 《焉惰吸刻(ラジネイン・カウント)》0→1

 

ランタンに火が灯ると「ヴェルフィギス」のベッドから出ている枯れ木の腕が2、3本増える。

 

シンヤ「更に「ヴェルフィギス」の能力発動。自身の下の《焉惰吸刻》となったカード1枚につき、相手エネミー全てのパワーをマイナス2000する。」

 

金流土「なっ!?」

 

すると枯れ木の腕の1本が歪なオルゴールを持ち、新たに出てきた枯れ木の腕がハンドルを摘み、ゆっくり回す。するとオルゴールからは綺麗な音...ではなく音程が定まっていない歪な音が流れ出す。

 

「光石番人」 パワー3000→1000

 

シンヤ「そっちのターンだ。」

 

金流土「くっ...!」

 

金流土 手札7→8 E1/3→4/4

 

金流土「!ハハハッ!僕は天に恵まれているようだねっ!「魅惑の眷属 アイシール」召喚!」

 

金流土 手札8→7 E4/4→1/4

 

金流土のフィールドに紋章の様なものが現れるとそこから無数の茨が繭を作り、弾けると中から右目が青い薔薇となっているスレンダーな女性が現れる。

 

「...。」

 

「魅惑の眷属 アイシール」 コスト3 エネミー  パワー4000 打点1

 

「魅惑の眷属 アイシール」 パワー4000→2000

 

「アイシール」は出てきたと同時に金流土を睨み付ける。

 

金流土「「アイシール」の能力!コスト4以下のエネミーである「ヴェルフィギス」を《魅了》!ハハハハッ!これで「七欲神」は僕の物だぁ!」

 

金流土は「ヴェルフィギス」を自分の物に出来ると確信し、調子に乗り始める。しかし、

 

金流土「ハハハハッ!...ん?」

 

金流土はいつまでも動かない「アイシール」を見て疑問を持つ。

 

金流土「おいっ!何してんだっ!さっさとあの「七欲神」を従わせろっ!!」

 

アイシール「...出来る訳がないわ。」

 

金流土の言葉に反対する「アイシール」。

 

金流土「はぁ!?何でだよっ!」

 

シンヤ「...「ヴェルフィギス」の能力、コイツは相手カードの効果を受けない。」

 

ヴェルフィギス「すー...すー...。」スヤスヤ

 

「ヴェルフィギス」はぐっすりと眠り続けている。

 

金流土「くっ...!なら「ナイトメアリス」を...!」

 

シンヤ「出来ないぞ。」

 

金流土「は?」

 

シンヤ「お前は「アイシール」の能力を「ヴェルフィギス」に使った。「ヴェルフィギス」は「効果を受けない」だけで「対象に取る」事は出来る。故に「アイシール」の効果処理は終了している。」

 

金流土「ふ、巫山戯るなぁっ!「アイシール」!もう1度効果を使えっ!」

 

アイシール「無茶言わないでよ。」

 

シンヤ「これじゃただの我儘なガキだな。」

 

金流土「クソッ!ターンエンドだっ!!」

 

シンヤ「俺のターン、「ヴェルフィギス」の能力発動。」

 

ランタンの火が大きくなり、枯れ木の腕がまた増える。

 

「ヴェルフィギス」 《焉惰吸刻》1→2

 

シンヤ「《焉惰吸刻》のカードが増えたことで相手エネミーのパワーを更にマイナスする。」

 

オルゴールの歪な音が強くなる。

 

「光石番人」 パワー1000→0

 

「魅惑の眷属 アイシール」 パワー2000→0

 

金流土「だ、だが!パワーが0になったエネミーは破壊される為、「光石番人」の破壊時効果が...!」

 

シンヤ「無駄だ。」

 

するとパワーが0になった金流土のエネミー達の様子が変わる。「光石番人」は武器を捨て、肘を付いて寝転がり、「アイシール」は横になっている「光石番人」に腰掛け、凭れる。

 

金流土「な、何だ...!?」

 

シンヤ「「ヴェルフィギス」の更なる能力、コイツがいる限り、パワーが0以下になったエネミーは破壊されない代わりに、常に▶︎(アンソーブ)状態となり、能力が無効となる。」

 

「ヴェルフィギス」のベッドの無数の枯れ木の腕がフィールドに手を付け、フィールド全体に妖しい波動を広げていく。

 

アイシール「やる気が起きないわね...。」

 

シンヤ「他者のやる気を吸収し、堕落させる。それが「堕落の七欲神」の力だ。」

 

金流土「クッ...!」

 

シンヤ 手札8→9 E0/4→5/5

 

シンヤ「「堕落の眷属 ネルティオラ」召喚。」

 

「ダリィな〜...。」

 

シンヤ 手札9→8 E5/5→0/5

 

シンヤのフィールドに渦が現れ、枯れ木の腕が底の部分から伸びている1人掛けのソファで脚を組んで寝転んでいる黒い片翼を持つ青年が現れる。

 

「堕落の眷属 ネルティオラ」 コスト5 エネミー  パワー8000 打点1

 

シンヤ「「ネルティオラ」の能力、相手の▶︎(アンソーブ)状態のエネミー1体につき、カードを1枚引ける。」

 

ネルティオラ「受けとんな...。」

 

「ネルティオラ」が自分の翼の羽根を2枚をシンヤに向けて飛ばし、それがカードとなり、シンヤの手札に加わる。

 

シンヤ 手札8→10

 

シンヤ「「ネルティオラ」の更なる能力、自分のエネミー全てのパワーを2000上昇。」

 

「堕落の七欲神 ヴェルフィギス」 パワー6000→8000

 

「堕落の眷属 ブートン」 パワー5000→7000

 

「堕落の眷属 ナイトメアリス」 パワー6000→8000

 

「堕落の眷属 ネルティオラ」 パワー8000→10000

 

シンヤ「ターンエンド。」

 

残り4枚。

 

*1
「ヴェルフィギス」や「ナイトメアリス」のベッドの事

*2
「堕落の眷属 ブートン」

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