シンヤside.
『つ、つつつつ、遂に決着ぅぅぅぅ!!第7回エネミー・ドライブ全国大会!優勝者は!神城シンヤだぁぁぁぁぁぁぁっ!!』
「「「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」」」
優勝したがやっぱうるせぇ。まぁ、これが大会ってもんか。
金流土「あ、あばば...!」
金流土の奴は完全にビビってやがる。まぁ、あんな光景*1に襲われたからな。
金流土「ぼ、僕に、こ、こ、こんな事をしてタダで済むと、お、思っているのか...!?」
金流土の奴は震えながら立ち上がる。コイツしぶといな。
金流土「僕は「七欲神」の所有者だぞっ!?
この期に及んで威勢だけはあるな。いや、虎の威を借りてるだけか。つかコイツ今自分の口から「グリーディアン」つったぞ?バラして大丈夫か?
『残念だけど、それは叶わないわ。』
すると金流土のデッキから1枚のカードが出てくる。
金流土「っ!?か、「カーディリアーナ」...?」
そのカードは金流土によって無理矢理使役させられていた「魅惑の七欲神 カーディリアーナ」だ。
金流土「そ、そうだっ!「カーディリアーナ」!あの男を操れっ!そうすれば、「七欲神」カードも、彼女達も僕の物になるっ!」
カーディリアーナ『はぁ...アンタ馬鹿?』
金流土「は?」
すると「カーディリアーナ」はカードから実体化して、自身の首に手を回すと「カーディリアーナ」に付けられていたチョーカーが外れた。
金流土「...っ!?」
それを見て金流土は慌て始める。
金流土「な、何で...!?」
カーディリアーナ「アンタが泣き叫んでる間に、「ヴェルフィギス」の木が壊してくれたのよ。」
「ヴェルフィギス」の強制敗北能力で周りが闇に閉ざされていた時か。
カーディリアーナ「
金流土「っ!?ちょ、ちょっと待ってくれっ!君がいなくなったら、僕は君を失った責任や好き勝手してた事で、組織からどんな目に遭うか...!」
金流土はこれからの自分がどうなるのかを想像し、青ざめながら「カーディリアーナ」に縋り付こうとする。
カーディリアーナ「フン、そんなの知ったこっちゃないわよ。全部アンタの自業自得でしょ?もう
「カーディリアーナ」が指を鳴らすと金流土の姿が
金流土「っ!や、やめてくれっ!?」
暫くブレ続けると、そこには金流土の姿は無く、代わりに太った男がいた、しかも汚らしく、悪臭も漂う。
「「「...っ!?」」」
シンヤ「...成程なぁ。」
これが
オウカ「くっせ!?」
リョウカ「何この臭い!?」
ザクヤ「折角メインディッシュ*2を食ったってのに何だこの臭いは...!?」
レイカ「...ウッ。」
アイカ「れ、レイカ!?」
カナメ「大丈夫かい!?」
ここまで酷い臭いをしてるとは、だが何で急に?
カーディリアーナ「そいつの本当の名前は「
シンヤ「となると?」
カーディリアーナ「そいつ、自分の姿を幾らでも誤魔化せるからって風呂とか歯磨きとかやってないのよ。」
シンヤ「うっわ...。」
それを聞き、俺やアイカ達、オウカ達は距離を取る。
麻名男「く、クソッ...!」
カーディリアーナ「醜いわね。それがアンタの心の現れそのもの。じゃあね。」
「カーディリアーナ」は金流土もとい麻名男を完全に見限り、カードに戻ると空に飛んでいく。ん?
シンヤ「俺って
ヴェルフィギス『正式な所有者じゃないからね...。』
カナメ「どういう事だい?」
ヴェルフィギス『
シンヤ「そういう事か。」
アイカ「ん?だとしたら「レイジグルード」もそれに適応されるのか?」
レイジグルード『いや、我の場合、シンヤが汝に
レイカ「そうなんだ...。」
それなら手元に来なかった理由も納得する。すると
「そこまでだ!グリーディアンッ!!」
舞台の入り口付近からスーツ姿の人間が複数人入ってくる。
シンヤ「エネミー治安ポリス。」
エネミー治安ポリスの職員達は麻名男を取り囲む。
ニルド「貴様にはグリーディアン関係者並びに数々の余罪の容疑が出ている為、拘束する!」
そう言って、エネミー治安ポリスの職員達は麻名男を押さえる。
麻名男「お、おい!離せぇ!」
「暴れるな!」
「大人しくしろっ!」
暫くして麻名男は拘束され、どこかへ連行される。
シンヤ「...これが大会って雰囲気か?」
そう思っていると
『ここで皆様にビッグニュースがございます!』
シンヤ達「...?」
何だ?
『エネミー治安ポリスからの情報により、明日から精霊カードのSD化によるカードからの実体化が正式に解禁される事となりました!!』
「「「うぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!?」」」
プレディアス『マジ!?』
ステラメリス『驚きましたね。』
レイジグルード『うむ。』
ヴェルフィギス『すー...すー...。』スヤスヤ
ストラザファンガル『人間の食す物に興味があるな。』
『それでは表彰式並びに閉会式を行ないます!』
その後は表彰式でトロフィーを貰い、閉会式も終え、帰路についているところだ。
シンヤ「これで俺達の手元には「七欲神」カードが4枚。」
カナメ「そういえば、シンヤは叶えたい願いとかってあるのかい?」
アイカ「あ、それ気になる。」
レイカ「私もです。」
シンヤ「...元々「プレディアス」と「ステラメリス」から俺に接触してきた事から始まったからな...俺自身、特に叶えたい願いとかは無いな。」
カナメ「そうなのかい?」
シンヤ「あぁ...さて。」
俺が脚を止めるとアイカ達も気が付き、周りを警戒する。すると俺達の前の角から黒いローブを纏った奴らが現れた。やっぱりコイツらか...。
グロル「久しぶりだな神城シンヤぁ!」
シンヤ「お前は...
誰だっけ?」
ズコッ!
俺がそう言うとグリーディアンの連中がコケる。
グロル「グロル・ネバードだ!1回会っただろ!?」
シンヤ「一々覚えてられるか。で?何の用だ?」
グロル「フン!知れた事、お前達を我らグリーディアンの仲間にしてやる為に来たんだよっ!」
シンヤ「はぁ?」
グロル「3枚の「七欲神」カード、ディストラクター、そして、ファイターとしてのレベル、どれも俺様達グリーディアンの仲間になるに相応しいからな!」
カナメ「知らないよそんな事。」
アイカ「アタシらにメリット無いしな。」
レイカ「だよね。」
グロル「なら力尽くで洗脳してでも仲間にするだけだ。」
グロルがそう言うとグリーディアンの連中が近付いてくる。
そんな時、
「うっ!?」
バタンッ
グリーディアンの1人が倒れる。そして、
バタバタバタッ
他の奴も倒れていく。
グロル「!な、何だ!?」
倒れた仲間を見渡すグロルの首筋に
グロル「がっ...!?」
バタンッ
するとグロルも倒れる。
カナメ「今のって...。」
「やっほー。」
シンヤ達「...!」
声が聞こえ、その方向に顔を向けるとそこには電柱に立っていた「カーディリアーナ」がいた。
プレディアス『「カーディリアーナ」!どうして?』
カーディリアーナ「まぁ、
そういって「カーディリアーナ」は姿をくらませる。
シンヤ「サンキュー。」
助けてくれた礼を言いつつ、俺達は帰る。