シンヤside.
シンヤ「...。」
あれから数日が経ち、季節も寒くなってきたこの頃。
シンヤ「12月24日か。」
今年もこの季節がやってきたか。クリスマス。今世では親がいないからそういうのは興味なかったが、今年からはアイカ達がいるから明日の為の準備をしないとな。
シンヤ「さてその前に...。」
俺は後ろにある物を見る。そこには大量のプレゼント箱が積み重なっている。
アイカ「これ何だ?」
レイカ「えーっと、『拝啓 神城シンヤ殿、貴方方は今年のサンタ当番として選ばれました。その為、精霊カードの力を借り、プレゼントの配達を手伝っていただきたいのです。 エネミー・ワールド・クリスマス協会会長「聖夜の悪魔 サタンクロース」より。』って書かれているよ?」
カナメ「というかエネミー・ワールドにもクリスマスの文化ってあったんだね?それに聖夜なのに悪魔って...。」
シンヤ「そこは突っ込んだらいけない。」
そう、エネミー・ワールドでもクリスマスの文化があり、毎年人間界では精霊カードの持ち主をサンタ当番として役割を与えているらしく、今年は俺達が当番らしい。
カナメ「精霊カードの力を借りるって書いてあるから「ユクスベルマス」達を実体化させてもいいのかな?」
レイカ「みたいです。手紙に「サンタ当番は精霊カードを直接実体化させる許可が降りている」って書かれています。」
シンヤ「成程。となると、どのエネミーで行くか。」
サンタだからソリで空を飛ぶ?いや危なそうだな。かといって歩きとかは大変だろうし。
「ん?何じゃ?クリスマスの話か?」
頭を悩ませると部屋にSD化した「ブラッドドレッド」が入ってきた。
シンヤ「あぁ。移動手段はどうしようかとな。」
ブラッドドレッド「がっはっはっ!それなら儂が乗せていってやろうではないか!」
カナメ「いいの?」
ブラッドドレッド「構わん!儂もお嬢達を乗せたいと思っておったからのぅ!」
シンヤ「なら移動手段は「ブラッドドレッド」に決まりだな。」
「ねぇねぇ!皆!」
移動手段が決まると今度はSD化した「プレディアス」がやってきた。
カナメ「どうしたんだい?」
プレディアス「折角だからサンタ服を着てかない?」
アイカ「え?」
レイカ「サンタ服ですか?」
プレディアス「うん♪エネミー・ワールドからサンタ当番当てに服が送られてるから、それ着て配りに行こう♪」
シンヤ「クリスマスらしくていいじゃないか。」
カナメ「そうだね。」
アイカ「まぁ、着るぐらいならいいか。」
レイカ「そうだね。」
シンヤ「それじゃ、その前にクリスマス準備だ。」
「「「「「おー!」」」」」
中庭
シンヤ「「プレディアス」、その机はそこに置いてくれ。」
プレディアス「OK!」
カナメ「「グロトジス」、その飾りはあそこら辺に飾ってもらえるかな?」
グロトジス「d(^_^o)」
ブラッドドレッド「これはどこじゃ?」
ユクスベルマス「それは後に、木に巻き付けます。」
俺は「プレディアス」と共に中庭に机や椅子を並べ、カナメは「グロトジス」達に指示をし、中庭の木に飾りを付ける。「ブラッドドレッド」はSD化を解除して手伝っている。
キッチン
アイカ「ん〜、こんな感じか?」
レイカ「いいと思う。」
ステラメリス「混ぜるので押さえてくれませんか?」
ヘルヴィルゼンム「いいぜ。」
デュレイヴィオス「分かりました。」
アイカとレイカは翌日の為に料理の準備をし、SD化した「ステラメリス」が同じくSD化した「ヘルヴィルゼンム」と「デュレイヴィオス」と一緒にお菓子を作っていた。
こうして準備を終え、夜が明ける。
因みに件のサンタ服だが...
アイカ「何でこんな短いんだよっ!?///」
レイカ「うぅ...!///」
カナメ「流石にこの格好は...///」
アイカは長袖の黒いサンタ服。レイカはマント(フード付き)タイプの黒いサンタ服。カナメはノースリーブでケープを掛けている黒いサンタ服だった。但し3人ともミニスカだ。
シンヤ「...。」←窓の外を見ている。
見たら殺られるなこれ。
因みに俺のサンタ服はブラックサンタだ。
SD化したエネミーの見た目
「プレディアス」:二頭身サイズで浮いている。「悦楽八弄掌」は4つ。
「ステラメリス」:二頭身サイズ。小箱サイズの「無限識星本棚」に乗っている。
「ヘルヴィルゼンム」:二頭身サイズ。腕は2本で、翼は竜と悪魔の1対で小さめ。相棒の竜はぬいぐるみの様になっている。
「デュレイヴィオス」:二頭身サイズ。小さくなった双馬のどちらかが出てきて、それに乗っている。
「ユクスベルマス」:伸びている蔦に絡まっているボード並みの大きさの戦艦。脚のように動く根で移動している。
「ブラッドドレッド」:車掌の見た目(コートタイプ)をしたロボット。立派な髭が生えている。