シンヤside.
シンヤ「ダークエンブレール...。」
かつてこの世界を滅ぼそうとした組織だな。長と誰かの会話からそれが出たとなると残党の可能性が高いな。だが長とやらはシノブのいる村の長シノブがダークエンブレールの事を会話の内容で名前を知ったくらいだとしたら村全体がそうではないと考えるのが自然だろう。となると長はダークエンブレールの構成員というよりは外部協力者の可能性が高いな。村の存在は組織に役立つ人材を育成している可能性がある。ん?そういえば...。
シンヤ「落ちこぼれとはどういう事だ?」
シノブ「拙は人を殺める事は嫌いであります。今回の依頼も暗殺したフリをして、どこかに隠しておくつもりだったのであります。」
シンヤ「要するに「甘さ」という事か。」
シノブ「はい...、拙がいつまでも落ちこぼれだからと村の人達も、お父様達もいつもセツの事を睨んだり、笑ったりするのでどうすればいいのか分からなくなってしまったであります...。」
アイカ・レイカ「...。」
アイカとレイカの顔つきが険しくなってるな。2人も親や環境に恵まれなかったからか、通じるものがあるんだろう。
シノブ「今回の依頼は仮に失敗したとしても情報さえ持って帰れば良いと長様が仰っていました。代わりの人材は幾らでもいるからと...。」
シンヤ「...。」
カナメ「シンヤ?」
シンヤ「...取り敢えずシノブ、お前これからどうするんだ?」
シノブ「どうするとは...?」
シンヤ「このまま戻ったとしても村の連中に何されるか分からないだろ?」
シノブ「!そ、それは...。」
シンヤ「ならこっちで引き取ってやる、黙って見過ごす気もねぇからな。」
シノブ「あ、ありがとうであります!」
カナメ「(...もしかして、ライバルって...。)」
レイカ「(そういう事ですね...。)」
アイカ「(まぁ、仕方ねぇか。)」
シンヤ「取り敢えず、その村を潰すとして色々準備するか。黒の人間は突き出して、白は保護してもらうか。」
コンテナ埠頭
シンヤ「...。」
俺、アイカ、レイカ、カナメはコンテナ埠頭にやって来た。シノブは村の連中が監視している事を考慮して、家で待機してもらってる。
カナメ「シンヤ、ここで何するんだい?」
シンヤ「ある奴らを待ってるんだよ。」
アイカ「ある奴ら?」
そう考えているとどこかから複数のエンジン音が聞こえてくる。
シンヤ「来たか。」
レイカ「これって...バイクの音?」
するとコンテナの角の向こうからバイクに乗った白服の連中が現れ、俺達の前で止まる。
「アニキ!お待たせしやした!」
白服の先頭を走っていた男がバイクから降りて、頭を下げてくる。
シンヤ「あぁ。」
カナメ「シンヤ、この人達は?」
シンヤ「ん?コイツらか?強いて言うなら...
カナメ「何かって...。」
「そういえば、アニキ以外の方々は初めてでございやしたね!俺は「白柳 ケイト」!この「白柳組」を率いている男でございやす!コイツはアニキが生み出してくれた俺の相棒がディストラクターになった姿「番骨竜我 ゲネドラディオス」でございやす!」
ゲネドラディオス「よろしくなっ!」
アイカ達「あ、どうも。」
シンヤ「件の村を襲撃する際、お前達にも協力してもらいたい。」
ケイト「アニキの頼みなら断る理由はありやせんぜ!」
シンヤ「よし、お前達は襲撃の準備をしておけ、こっちは村の長についての情報を探す。」
ケイト「お任せを!」