シンヤside.
ケイト達に襲撃の準備をしてもらい、こっちは家に戻って、地下の研究室の椅子に座りとある機械を頭と右腕に付ける。
カナメ「準備はいいかい?」
シンヤ「あぁ。」
カナメ「スイッチON。」
その言葉と共に俺の意識が薄れていく。
シンヤ「んん...?ここは...。」
何か真っ白な空間に来たな。にしても俺の格好、バイザーとカバーを付けたスーツの見た目してるな。
『どうだい?シンヤ。』
この声は...
シンヤ「カナメか。」
カナメ『無事成功したみたいだね。』
シンヤ「あぁ。」
あの装置は意識をネットワークに移す装置で、今俺がいるのは家のデータベースの空間だ。今は何もないが...。今回これを使用した理由は...
カナメ『それじゃあ、
シンヤ「分かった。」
そう、エネミー治安ポリスのデータベースへハッキングを仕掛ける事だ。理由はシノブの村の長の情報を得る為にダークエンブレールに関する情報を持つエネミー治安ポリスのデータベースを漁る必要がある。
カナメ『ハッキング開始。』
すると目の前にワームホールの様な物が現れ、俺はその中に入る。
オウカside.
お正月。エネミー治安ポリスの作戦室で俺達は新年の挨拶をして、お節料理を食べている。
精「皆も知っている通り、「レイジグルード」が戻り、我々の持つ「七欲神」カードは2枚に戻った。しかし、全国大会で「堕落の七欲神」が神城シンヤ君を所有者として認め、彼の手元の「七欲神」カードは2枚。「魅惑の七欲神」は1度グリーディアンの手に堕ちたがその後は行方知れずとなり、現在「七欲神」カードは5枚判明している。」
ザクヤ「「怒愚」、「飢貪」、「遊楽」、「堕落」、「魅惑」。残りは2枚だな。」
ストラザファンガル「残る「七欲神」は「星智」と「歪心」のみだな。」
レイジグルード「(...「ステラメリス」の事は口に出す事は出来んな...(汗))」
「レイジグルード」の奴、具合悪いのか?
ビーッ!ビーッ!
オウカ達「...!?」
何だ!?急に警報が鳴り始めたぞ!?
精「何があった!?」
「データベースにハッキングを仕掛けられています!!」
ハッキング!?
シンヤside.
気付かれたか。俺は今、ネットワークからエネミー治安ポリスのデータベースに侵入し、走り回っている。
カナメ『その先を右、2つ先の角を左。』
シンヤ「あぁ。」
カナメがルート案内をしてくれる為、安心して走れる。そう思っていると目の前に暗証番号付きの扉が現れる。
シンヤ「セキュリティか...。」
カナメ『任せて...これでよし。』
すると扉のランプが赤から緑に光り、扉が開く。
シンヤ「これで進めるな。」
俺は再び走る。
オウカside.
「第8セキュリティ、突破されました!」
「続いて第17、第23セキュリティも突破!」
精「この順序...まさか襲撃者の狙いは、ダークエンブレールの情報か!?」
オウカ「ダークエンブレールだって!?」
精「第7データベースへの進行を阻止するんだ!」
「了解!「シャットアウトウォール」を配置します!」
精「くっ...!まさかグリーディアンがこの様な手段を取ってくるとは...!」
シンヤside.
シンヤ「ん?」
走っていると目の前に透明な壁が現れる。
カナメ『ちょっと待ってね...成程、シャットアウトウォールって言うらしいね。セキュリティとは違って暗証番号とかがないデータベースを守る為の壁らしい。』
シンヤ「盲点だったな。まさかこんな物を用意しているとは...。」
カナメ『大丈夫。こんな事もあろうかと...。』
すると俺の後ろから何かが飛び出し、シャットアウトウォールに張り付く。
シンヤ「...ムカデ?」
それは大きなムカデなのだが、見た目が赤黒い電子状となっている。そう思っているとそのムカデの頭の位置のシャットアウトウォールがボロボロと崩壊していく。
カナメ『「消去電蟲 ムカデリート」。「ステラメリス」と共同して作った
「ムカデリート」はある程度シャットアウトウォールを崩壊させると、扉から離れ、こちらに向き、頭を下げる。
シンヤ「よし、このまま行くぞ。」
オウカside.
「!?署長!シャットアウトウォールまで突破されました!」
精「何だと!?」
リョウカ「シャットアウトウォールまで突破ですって!?」
一体どうやって!?
「侵入者、第7データベースへ到達!」
オウカ達「...!?」
シンヤside.
シンヤ「この場所か。」
カナメ『そうみたいだね。』
ダークエンブレールの情報がある第7データベースへ到達した俺は辺りを見渡す。まるで大図書館だな。
シンヤ「っと、追手が来たみたいだな。」
扉を見ると奥からセキュリティと思わしき、ドローンなどがやってくる。
カナメ『させないよ。』
すると俺とセキュリティの間に「ムカデリート」が6体程現れ、ここまで着いてきた「ムカデリート」含め、7体で迎撃する。
カナメ『今の内に。』
シンヤ「あぁ。」
俺達は手分けして目的のデータを探す。カナメは出来るだけ多くのデータをコピーする為、ドローンを10台程出現させ、高い位置のデータを読み取る。そうして探している内に...。
シンヤ「こっちは終わったぞ。」
カナメ『分かった。』
俺は手にした最後のデータをコピーし、カナメはドローンを全てログアウトさせる。俺はセキュリティを迎撃していた「ムカデリート」達を連れて、データベースへ侵入した場所まで走る。
オウカside.
「侵入者、第7データベースから移動を始めました!」
「恐らく、侵入した場所から脱出する可能性があります!」
精「くっ!ならば侵入した穴を修復するんだ!それならば捕える事が出来る筈だ!」
「分かりました!」
シンヤside.
セキュリティが急に増えてきたな。「ムカデリート」達が排除してくれてるから問題無いが。
カナメ『ん?』
シンヤ「どうした?」
カナメ『成程、それが狙いか...なら。』
オウカside.
「侵入者に気付かれた模様です!」
「これでは侵入した穴を修復出来ません!」
精「一体どうなって...!?」
いくら何でも、早すぎるぞ...!?
シンヤside.
見つけた。
シンヤ「飛び込むぞ。」
カナメ『了解。』
「ムカデリート」が消え、俺は侵入した穴に飛び込む。
オウカside.
「侵入者、追跡不能...。」
「逃げられました...。」
精「...そうか。」
こんな強引な手段を使ってくるのは間違いなくグリーディアンだな。でも何でダークエンブレールの情報を取りに来たんだ?
精「漁られた情報に欠落が無いか調べてくれ。」
「分かりました。」
シンヤside.
シンヤ「んん〜。地味に疲れたな。」
リアルの身体に戻って、ヘッドギアを外す。カナメは...レイカと「ユクスベルマス」と「デュレイヴィオス」、「ブラッドドレッド」、「ステラメリス」と一緒にコピーしたデータを整理しているな。
ステラメリス「おや?これでしょうか?」
シンヤ「どうだ?」
カナメ「それっぽいのがあったよ。」
モニターにそのデータが映されるとそこにはダークエンブレールの外部協力者の一覧が載っており、その内1つの情報が広がる。
シンヤ「「闇飛 斎鬼」...。」
その人物こそ、シノブのいた村の長である事が広がった情報で分かった。